
プロ登竜門で最優秀 相生出身 箏曲家の利根英法さん
2009/12/13 神戸新聞
相生市出身の箏曲演奏家、利根英法(ひでのり)さん(28)=東京都台東区=が、箏曲のプロの登竜門として知られる「第16回賢順記念全国箏曲コンクール」で、最優秀に当たる賢順賞に輝いた。「強い気持ちで演奏できたのがよかった」と喜んでいる。 (大島光貴)
利根さんは3歳で箏(こと)を始め、相生市立双葉中3年のとき「全国小中学生箏曲コンクール」で最優秀賞。2006年に東京芸術大を卒業後、東京と播磨を中心に活動する。
箏曲の創始者として知られる僧、賢順をたたえるコンクールは福岡県久留米市で11月29日に開かれた。9月の予選を通過した25人が出場。利根さんは古典曲「吼(こん)かい」で本選に臨んだ。
速く弾きながらはっきりと歌うことが求められ、高い技術を必要とする曲。10、11月とプロの演劇公演に生演奏で参加したため、コンクールの練習を始めたのは1週間前から。「(演劇公演の)大きな舞台を踏み、度胸が付いた」と前向きにとらえ「死ぬ気で取り組んだ」成果を披露した。
演奏が終わり、拍手が起こるまでの間、感嘆するような聴衆のため息がかすかに聞こえたという。「賞に入った」と確信し、最後に名前が呼ばれた瞬間、舞台上で思わずガッツポーズが出た。
過去の賢順賞受賞者は第一線で活躍している人ばかり。利根さんは「今後が大切。自信を持ちつつ、一層の努力をして頑張っていきたい」と将来を見据え「来年は古里・相生周辺で大規模なコンサートをしたい」と思いを巡らせている。
【とんび岩のコメント】
素人考えだが、同じ相生出身の津軽三味線演奏家、島谷洋幸(ひろゆき)さん(21)とのジョイントコンサートというような企画はどんなもんだろう?。