
播磨びと、わが道 あいおい白龍城駅長 杉本清一さん(67)
2009/12/13 神戸新聞
「いい商品とは多くの人の目をとめるもの。道の駅らしい接客を大切にして、地域の情報を発信する拠点になればうれしい」
「道の駅・海の駅 あいおい白龍(ペーロン)城」で腕を振るって8年余り。野菜や加工食品など地元の特産物が充実する物販コーナーが目玉となり、休日は人々でにぎわうようになった。
姫路市出身。高校卒業後に地元百貨店へ就職。外商や営業部門で活躍した後、顧客に誘われて2001年に転身した。当初は、慣れない総務の仕事に戸惑いもたくさんあったが、温泉頼みで頭打ちだった集客面で持ち前の商才≠発揮した。
観光地である赤穂と龍野のはざまという「地の利」に着目し、通行客を狙って物販コーナーを拡充した。
「うちは総合力ではなく、単品で勝負。個性を出さないと大手量販店に対抗できません」
早い時期から地元産の農水産物にこだわって、数年で面積当たりの売り上げでは全国トップクラスの道の駅に育て上げた。
戦略と同時に大切にしている哲学がある。百貨店時代の上司から教わった言葉で「正(しょう)・笑(しょう)・勝(しょう)」。
「正しい商売をして笑って勝つ」という意味で、「安全安心、高品質の商品を適正価格で売ることでお客さんに喜んでもらう。それが最終的に一番の利益になるんです」。
失敗した企画もあったが、数年前に全国的人気を呼んだ「ど根性大根 大ちゃん」の関連商品もいち早く手掛けるなど、挑戦を忘れない。
他地域の道の駅や直売所などとの競争も激しいが、「相生には、たくさんまちおこしの材料がある。工夫して新しい商品を考えていきたい」。理想は高く、えびす顔の商人(あきんど)が貪欲(どんよく)に道をまい進する。 (中西幸大)
【とんび岩のコメント】
実際にお目にかかったことはないが、新聞紙上で何度も拝見しているので、旧知のような気分。お名前は、競馬実況のアナウンサーを思い出させる。
これからの小売り業界は、ネット通販の比率が高まると思う。そちらの方面はどう考えておられるのだろう。
私が作っている果実酒類(ザクロ酒、カリン酒、ヤマモモ酒、桑の実酒など)を、白龍城で販売させてもらおうかな、と考えたことがある。味はそれなりに自信はあるが、酒税法をクリアするのが難しそうなのでヤメにした。自家製の果実酒を、自分で飲む分には違法ではないが、販売するためには、酒類販売免許のほかに酒類製造の免許が必要。製造免許を取るには、最低でも年間6`g作らなければならない。これは720_g瓶に換算すると約8300本。私には多すぎる。