助け合う心感じて ムクノキとケヤキ主人公に絵本
2010/05/25 神戸新聞


 たつの市新宮町、新宮八幡神社境内にある樹齢約400年のムクノキとケヤキなどを主人公にした絵本「ムクじいとずっくん」が出版された。枯れそうになったムクノキを助けるため、フクロウの一種「アオバズク」が奔走する物語。2本の木を守る地元の人たちの取り組みを基に、心温まる絵本に仕上がっている。    (古根川淳也)

 「ど根性大根」の絵本を手掛けた相生市の絵本作家、みやざきあゆみさん(37)がカナリア書房から出版。ムクノキとケヤキは、新宮小学校の旧校庭だった場所にあり、1本の木のように密着し生えている。アオバズクが毎年子育てに訪れ、学校のシンボル樹として慕われてきた。

 樹勢の衰えが目立ってきたことから、住民らが2008年に「椋の木を守り共に生きる会」を結成。募金活動で樹木医の治療を続けてきた。

 同会などが、ムクノキを生かしたまちづくりの一環として、みやざきさんに制作を依頼。みやざきさんは何度も木を見に行くなどして昨年夏からストーリーを考え、今年2月から3週間ほどで原画を描き上げた。

 渡り鳥のアオバズク「ずっくん」が各地でムクノキを助けるアイデアを聞き回り、ケヤキと力を合わせる様子が柔らかなタッチで描かれている。

 みやざきさんは「ムクノキに興味を持ってもらい、命や自然の大切さ、助け合う心を感じ取ってほしい」と話している。

 A4変形判、36ページ。1050円。3500部発行。全国の書店で販売。


【とんび岩のコメント】

 絵本を買うつもりはないけれど、ムクノキは一度見に行ってみようかなと思う。アオバズクは今年も来ているのだろうか。


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