波賀の老舗ドライブイン「みやなか」 通年営業再開 
2016/04/29 神戸新聞 

 宍粟市波賀町鹿伏の国道29号沿いにある老舗ドライブイン「みやなか」が30日から、6年ぶりに通年営業を再開する。小野市で障害者の就労支援に取り組む一般社団法人「小野の駅」(武澤利夫理事長)が設備を買い取り、経営することになった。周辺は過疎化が進む宍粟市最北部で、29号の交通量も減少。同法人は「都市部の親子連れなどを呼び込み、地域の雇用の場を確保したい」としている。 

(古根川淳也)

 みやなかは1971年に地元の小椋昇一郎さん(74)が開いた。手延べそうめん揖保乃糸と湧き水を使うそうめん流しが名物で、親子連れらでにぎわった。だが、小椋さんの妻の体調不良で2010年夏に閉店。近年は別の企業が夏場だけ借りて営業したが、昨年9月で撤退していた。

 「小野の駅」は、福祉施設や飲食店などを運営していた武澤理事長が昨年2月に設立。高齢者や障害者の就労の場としてシイタケ栽培などを手掛ける。揖保乃糸を扱っていた縁でみやなか買収の打診があり、「限界集落の活性化支援」として進出を決めたという。

 「みやなか」の屋号はそのまま使う。夏場はそうめん流し、冬場はイノシシを使った鍋料理などを提供するという。繁忙期には住民を最大約40人雇用し、周辺の農地でクレソン栽培などにも取り組みたいとしている。

 法人職員で運営総責任者の多田佳史さん(40)は「大自然の中に素晴らしい店があることを都会に伝え、地元の人にも食事場所として利用してもらいたい」としている。みやなか TEL0790-73-0430



【とんび岩のコメント】


 そうめん流しの「みやなか」とは懐かしい。復活は喜ばしいが、記事にもあるように、ベースになる29号線の交通量に昔日の面影がないので、経営は余程工夫しないと続かないのではないか。

 宍粟市最北部という地の利を生かして、地元の人と相談してスズコやタラの芽、コシアブラなど、他所では手に入りにくいような特産品を開発してはどうだろう。

 



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