狩猟中の男性 撃たれて死亡 佐用 
2016/12/13 神戸新聞 

 11日午前11時半ごろ、兵庫県佐用町庵(いおり)の山中で、狩猟をしていた大工の黒田竜次さん(26)=姫路市飾東町夕陽ケ丘=が、別の狩猟グループの無職男性(69)=大阪府=に猟銃で撃たれた。黒田さんは約3時間後、搬送先の病院で死亡した。

 佐用署によると、黒田さんは狩猟仲間4人と山に入り、猟犬を使ってシカなどを追っていた。当時は狩猟を終え、途中ではぐれた猟犬を探していたという。弾は腹部付近に当たった。

 撃った男性らは10人ほどで訪れ、猟をしていたという。男性は仲間から「獲物が近づいてきた」との無線を受け、猟銃を2回発砲した。その後、倒れている黒田さんを発見したという。

 男性は「イノシシを撃ったつもりだった」と話しているといい、同署が業務上過失致死容疑で男性から任意で事情を聴いている。

 現場は智頭急行平福駅の北東約2キロ。

 03年以降6人死傷 県内
 
狩猟の事故は後を絶たず、兵庫県では2003年以降だけで、暴発や誤射などで猟師6人が死傷しており、県などが注意を呼びかけている。

 県鳥獣対策課などによると、佐用町の山中で03年、男性がイノシシの狩猟中に被弾して、死亡。04年には洲本市で、狩猟仲間が撃った流れ弾で男性が重傷を負った。転倒した際などの暴発で、自分が負傷するケースも多いという。

 県猟友会などによると、誤射を防ぐため、猟師はオレンジ色のベストなど目立つ服装を着用することになっている。だが、猟犬を使ってシカやイノシシを追う場合について、松尾史朗副会長は「獲物がやってくるのを前提で待つので、気持ちがはやりやすい。音がして反射的に撃って事故になるケースが多い」と指摘。「獲物の姿を確認してから撃つのが基本だ」と話している。       (鈴木雅之)



【とんび岩のコメント】


 銃猟の免許は持っていないけれども、罠猟の免許で猟友会に所属していることもあり、この種の事故は他人ごととは思えない。

 事故に関わった2グループの中に地元(佐用町)のメンバーは居たのだろうか(?)。同じ山に他所の地区から複数のグループがやってきて同時に狩猟をすれば、そりゃあ、事故も起こるだろう。

 誤射されるのは猟師だけではない。ハイカーや登山者も注意が要る。携帯ラジオの音などで人間であることを知らせ必要があるかも。そのほか、白のタオルはシカの尻毛と間違えて撃たるので着用は避けた方がいいと言われている。
  



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