関電、相生でバイオマス発電へ 国内最大級 
2017/04/06 神戸新聞 

 関西電力は5日、石油火力の相生発電所2号機(相生市、出力37.5万キロワット)を木質バイオマス発電専用に改造する、と発表した。出力約20万キロワットとする計画で、関電によると国内最大級になる。投資額は非公表。2022年度の稼働を目指す。同日、改造工事や運転、燃料調達を担う新会社を三菱商事と共同で設立した。(内田尚典)

 関電は、太陽光やバイオマスなどの再生可能エネルギー電源を、30年に現状の5倍近い50万キロワットにする方針。東日本大震災で停止した原発を再稼働させる一方で、再生可能エネも取り入れる。

 相生発電所の1、3号機(いずれも出力37.5万キロワット)は、従来の石油から二酸化炭素(CO2)排出量が少ない天然ガスの併用に改造済み。バイオマス転換の2号機は既存のタービンや発電機を残し、着火用バーナーや燃料貯蔵庫を新設する。

 新会社「相生バイオエナジー」(相生市)の資本金は4億5千万円。関電が60%を出資し、運転や維持管理を担当。三菱商事の発電事業子会社が残りを負担し、年間60〜70万トンの燃料を国内外で調達する。関電のバイオマス発電は、子会社が昨年12月から操業する「朝来バイオマス発電所」(出力5600キロワット)に続き2カ所目。

 火力発電は、原発停止で需要が増加。安価な石炭火力を新増設する計画が相次いだが、CO2排出量が石油を上回るため、地球温暖化防止に逆行するとして社会的な批判が強まった。

 関電は今年1月、赤穂発電所(赤穂市)を石油から石炭に転換する計画を中止。東燃ゼネラル石油(現JXTGホールディングス)と千葉県市原市で計画していた大型石炭火力発電所建設も撤回するなど、事業方針の見直しを迫られていた。



【とんび岩のコメント】


 これは、ものすごい計画だと思った。

 出力の20万`ワットは先行している「朝来」の約36倍。それに見合う燃料をどうやって調達するのだろう。記事によると、年間に60〜70万dの燃料が必要のようだが、仮に60万dとして、それを365日で割ると、600000/365=1640d/日。これをさらに8で割ると1640/8=205。すなわち、毎日、8d トラック200台分の燃料(木材)が必要ということになる。

 既存の道路(県道568)はトンネルが多い上、幅員も狭いので、このままでは、これだけの数のトラックには対応できないだろう。坂越へ抜ける県道458を使っても、周辺住民の生活に影響が出るだろう。 

 この際、発電所の背後から、ユニチカ(赤穂市高野)の東側の谷あたりで、国道250号に直接接続するルート(トンネル?)を作ってはどうだろう。
 



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