五輪出場の浅越さん激励
2000/09/09 神戸新聞


  赤穂郡上郡町出身で、シドニー五輪・女子テニスシングルスに出場するプロテニスプレーヤー浅越しのぶさん(24)が八日、同町が開いた役場での激励会に招かれた。上郡町は、小学生時代、初めてテニスと出合ったふるさと。浅越選手は「この町に明るい話題をつくれるようがんばります」と力を込めた。

 浅越選手は四歳のころ同町に移り住んだ。テニスを習っていた母の千恵子さん(51)の勧めで、町立高田小四年生の時、上郡ジュニアソフトテニスクラブに入会。テニス選手としての一歩を踏み出した。

 同小卒業後はテニスの名門、園田学園中、高(尼崎市)へと進んだ。同学園女子大中退後の一九九七年、プロに転向。九九年に全日本選手権の単複を同時制覇。今年も、ウィンブルドンで二回戦、全米オープンでは三回戦まで進んだ。

 激励会には福井一則町長ら約五十人が出席。大きな拍手の中、浅越さんは、少し照れながら入場した。

 一六八センチのスラリとした長身を五輪のユニホームに包んだ浅越さんは、日焼けした顔をほころばせ、「地元の皆さんの応援は心の支え。この町に帰って来ると心が和みます」とあいさつ。「目標は初戦突破」と謙そんしながらも「全英、全米と調子は上がってきています。ふるさとに明るい話題をつくりたい」と、十八日から始まる試合に全力を尽くすことを誓った。

 会には、八月の全国中学校体育大会で軟式テニス男子団体三位の上郡中ソフトテニス部の八人も出席。花束を渡した北見和大主将(13)は「苦戦しても攻めの姿勢を忘れない浅越さんの姿がいい」と話していた。

 浅越選手は十三日、シドニーへ向け出発。父の修一さん(51)が体調を崩しており、両親は同町高田台の自宅で愛(まな)娘の活躍を見守る。

(掲載日: 20000909 )


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