近未来の授業はこうなる?
2000/11/01 神戸新聞


 パソコンで数年後の授業風景がどう変わるかを見てもらおうと、「IT(情報技術)革命による近未来の授業」と題した公開授業が三十一日、揖保郡揖保川町の町立半田小学校で行われた。県立教育研修所の協力を得て実施。校内LANで結ばれたパソコンで、児童らがインターネットで調べ、発言する様子などを、教育関係者ら約百人が見学した。

 同小は特別教室に設置したパソコン二十二台を週二回、授業に活用している。今回は同研修所から大型プロジェクターやパソコン約二十五台を借り受け、普通教室二つにセット。使いたい時にインターネットに接続できるようにした。

 公開授業は五年一組と二組で行われ、理科の「秋の天気」について学習。二組は「台風」がテーマで、まず教師がパソコンで、過去の揖保川の台風災害、気象衛星がとらえた動画映像などを紹介。続いて、児童らが「風」「進路」などの項目ごとに自由に調べた。

 児童は目を輝かせ、マウスやキーボードを操作。神尾徹哉君(11)は、気象関連のホームページで、台風に関する統計表を発見。台風が夏や秋だけでなく、一年中発生し、九州など日本南部に上陸することが多いことなどを発表した。

 一組では、数グループに分かれ、パソコンで台風に関する「ミニ番組」まで制作。マイクやスキャナーによる画像や音声データ入力を行い、互いにどうすれば分かりやすい番組になるかなどを考えた。番組は、教材として来年以降も活用可能で、同研修所の関係者は「これからはデジタル化された教材・ソフトづくりとその蓄積が重要になってくる」と話していた。

(掲載日: 20001101 )


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