はんこは日常生活のいろんな場面で使われています
また、大事な契約などに使われる物なので、関連した事件が絶えません。
ここでは、みなさんのご参考になればと実際に起こった事件を掲載しました

不正入手の印鑑証明で他人の宅地・家屋売却を図ろうとした暴力団幹部らを逮捕
暴力団五代目山口組傘下組織の幹部らは、平成8年5月、大阪市住之江区内に居住する女性(76歳)が大阪狭山市内に所有する不動産を騙し取ることを計画し、大阪市内の区役所で同女の印鑑登録を改印する届出を行うとともに、印鑑登録改印確認書の交付を受けるため、堺市内の暴力団幹部の管理する物件の所在地に同女が転居した旨の虚偽の届出を郵便局に行い、この住居地に区役所から送付された印鑑登録改印確認書を入手して、同区役所から改印した同女の印鑑登録証明書の交付を受けました。  その後、同女の不動産について、同女と不動産業者との間に売買が成立した旨の虚偽の書類を作成し、大阪法務局の出張所に所有権移転登記申請を行いましたが、未遂に終わったものです。
「個人所有の宅地、知らぬ間に他人名義」・朝日新聞 1990年12月21日夕刊 
1990年10月頃、 関西新空港の建設で地価高騰が続く大阪府泉南郡で、時価7,000万円相当の宅地(約320平方メートル)が所有者の知らない間に名義が変えられ、その土地を担保に何者かが金融業者から1,500万円をだまし取った。  犯行に使われた書類には、被害を受けた所有者(会社経営者)のほかに、保証人2人の名前が登場するが、いずれも勝手に住民票を移され、同時に本人達の印鑑証明書を無断で作成されていた。  この土地は大阪市内に住む会社経営者(73)が所有する宅地である。10月12日、同市浪速区内に住民票をおく男性(40)の住民票と印鑑証明を持った男(地面 師の1人)が大阪法務局尾崎出張所を訪れ、会社経営者の土地を買ったとして所有権の移転登記をした。1週間後、この土地の権利証を持った男(地面 師の1人)が、土地を担保に岸和田市内の金融業者から現金1,500万円を借りた。1カ月の期限を過ぎても連絡がつかないため、今月3日、金融業者が登記簿上の前の所有者である会社経営者に問い合わせたところ、名義変更されていたことが分かり、会社経営者が同署に告訴したという事件である。  会社経営者は10月8日、住民票を勝手に堺市内に移されたうえ、偽の印鑑を登録され、その印鑑証明書が登記に使われていた。  また、移転登記の際の保証人として、阪南町内にマンションを持つ会社員(48)と団体職員(43)の実印が本人の知らないまま勝手に登録され、所有者の登記済(権利)証の代わりに2人の印鑑証明書付きで「会社経営者が登記義務者(所有者)である」との保証書が、尾崎出張所に提出されていた。  土地所有者である会社経営者は、大阪地裁岸和田支部に、勝手になされた所有権移転登記の抹消の民事訴訟を起こしたが、「知らないうちに土地が他人の名義になるとは」と驚いているという。これに対し、同出張所は「書類はすべて整っており、このケースでは受け付けざるをえなかった」と言っている.