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自衛隊の災害派遣について知ることのできるページ

目次

伊勢湾台風における活動

伊勢湾台風の概要

 伊勢湾周辺地域は南側に開口した湾、輪中に代表される低地が存在するとともに、戦争の影響によって堤防などの設備が不十分であった。そのような状況の中、昭和34(1959)年9月26日22時ごろ、紀伊半島東部ををかすめるように台風15号が伊勢湾地方に来襲した。この台風により高潮に対して脆弱であった同地方を中心に全国各地に死者・行方不明者5,000人以上の被害をもたらし、多くの府県で自衛隊の派遣が要請された。

 自衛隊側は当初、全国各地で救援活動を行い、伊勢湾沿岸地域の惨状が明らかになった段階で全国から部隊を愛知・三重を中心とする伊勢湾周辺地域に派遣。約2ヶ月間に渡り、仮設堤防の構築を主体とする災害派遣を実施した。

災害派遣の区分

約70日間の災害派遣は次の3期間に区分できる

第1期(9月26日から10月4日ごろ)
人命救助と復興支援の準備段階であり、全国からの増援部隊が伊勢湾周辺に集結するとともに、自衛隊災害対処構想が決定されるまでの期間である。
第2期(10月4日から11月23日まで)
第1期末からこの災害派遣での主要な成果となる、堤防締め切りが終了するまでの期間である。本期間中概ね8,000人を超える隊員が災害派遣に当たっていた。
第3期(11月24日から12月10日まで)
第2期末から終了までの期間は堤防締切、乾陸後の防疫などを実施した。

主要参考文献

要請

作者と連絡先