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自衛隊の災害派遣について知ることのできるページ

目次

消防などとの比較(自衛隊が不利)編

自衛隊の災害派遣は消防などの機関が行う災害救助活動とどのように異なるか、簡単に記しておきたいと思います。つづいて、自衛隊のほうが不利な点から

手続きが面倒

 110番 118番 119番それぞれの番号で個人でも救援の要請をできる警察・消防・海上保安庁に対し自衛隊はあくまで要請を受けてから出動するのが原則のため、おいそれと個人が救援を要請できるわけではありませんし、手順に沿って要請する場合は一部例外を除いて手続きに一定の時間がかかります。

すぐには動けない

 国の防衛を行う際には敵の行動はある程度事前予測が可能なため、また、大きな後方支援部隊を持つため他の機関に比べて初動には時間がかかります。(一部即応部隊も指定されていますが主として偵察任務です)

近所にいない

 自衛隊の駐屯地は全国で百数十ヶ所、全国に消防署や出張所が4000ヶ所以上あることに比べれば、自衛隊の拠点数は限られています。奈良県のように実働部隊が配備されていない県もありますし、県内にあったとしても被災地まで50km以上はなれている場合も少なからずあります。部隊の到着には時間がかかります。

専門的な訓練は不足している。

 防衛を主任務とする自衛隊は消防に比べれば災害救助の訓練を行う機会は当然少なく、特に初動時の災害救助という面では消防より訓練不足の感は否めません。

 ここまでで災害派遣がどのような特性を持つものか大体ご理解いただけたかと思います。各機関の優れた点、劣る点も上げましたがこれは各機関の災害救援活動を否定するものではありません。当然に自衛隊を含めた各機関はその特性を活かして災害救援活動をを行うべきだと思います。

参考文献

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