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マンガ・アニメやゲーム、インターネットへの規制に対する反対運動のための同人活動サイト


 とりあえず、必要な情報をざーっと説明してしまいますので、ちょっと長いですが、最後までお付き合いください。
この問題は結構複雑なので、目標確認せずに敵地に突っ込んでも無駄死にするだけです。


■何を騒いでるの?
■もしその法律が出来ると、どうなるの?
■具体的にはどういう法律?
■ということは18歳以上の設定ならOK??
■そもそもなんでこんな規制が?
■こんな法律が通るはずないと思うけど?
■誰が敵?
■現在の状況は?
■具体的に何をすればいいの?



■何を騒いでるの?

 一言で表すと『少しでも性的な表現のあるマンガは全部違法になる』法律が出来そうなので、みんな大騒ぎしています。

 「裸(半裸でも違法)の絵を描いたら逮捕」という、とても正気の沙汰とは思えない法律を作ろうとしている議員がいます。全く信じられないことですが、どうやら本気のようです。

 ちなみに、「同人が違法になる」として話題になった「青少年有害社会環境対策基本法」とは全く別の法律です。注意してください。


■もしその法律が出来ると、どうなるの?

 まず、以下のものが確実に違法になります。売ったら逮捕。持っていてるだけでも犯罪者です。  

  • 18禁コミック
  • 18禁の美少女ゲーム
  • 18禁同人誌
  • やおいマンガ
  • Sex描画のある青年コミック
  • Sex描画のある少女コミック
 やおいや少女コミックも規制対象です。この法律に男女区別はありません。
 また、有害図書条例のように、子どもに売ることを禁止するのではなく、
世の中からこのような存在を抹消する法律です。


 次に、以下のものは、業者が摘発を恐れて自主規制し、無くなります。  
  • ラブコメもの
  • 恋愛もの
  • ストーリー中において裸の絵のあるマンガ全般
 実際、恋愛を扱ったマンガで、一切性的表現がないというものは、現在においてほとんど存在しないと思われるので、 恐らく書店・出版者側では機械的に恋愛物を全部廃棄するでしょう。

 青年誌のみならず少年誌も壊滅的な打撃を受けます。自主規制で無くなるものを上げたらキリがありません。ここで勘違いしないでいただきたいのが、「規制されるかされないか」が問題なのではなく、「規制できるか出来ないか」が問題だと言うことです。つまるところ、いつでも検閲・摘発が出来る法律であり、マンガ文化が完全なる政府の監視物となります。

 実際、3年前の児ポ法施行時(詳しくは下記)も、マンガも規制範囲に含まれるという勘違いをした紀伊国屋書店が、 ”ベルセルク”と”バガボンド”(両作品とも今年の手塚治虫文化賞を受賞しています)が「性的描画ががあるので違法になる恐れがある」として、店舗から全て撤去したという事件があります。間違いだとすぐに気が付き、 店頭には戻されましたが、もしこの法律が出来ると今度こそ本当に、このようなマンガが全て店頭から消え去ります。今後一生、手に入らなくなります。


■具体的にはどういう法律?

 それは『児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律』という、やたら長い名前の法律(面倒なので「児童ポルノ禁止法」または「児ポ法」と呼んでいます)で、元々は18歳未満の売春や、18歳未満の(実在する人間の)裸の写真等を禁止した法律です。3年前に施行されていますが、今年改正される予定になっています。 しかしこれに乗じて、禁止の対象にマンガやCGを加えようという論議が行われています。(3年前は絵を含むか否かでずいぶん議論があったようです。)

 現在施行されている児童ポルノ禁止法はここを読むと良く分かります。


■ということは18歳以上の設定ならOK?

 当たり前ですが、マンガのキャラクターに『年齢』は存在しません。(年齢”設定”はあくまで表現の一形態です)そこで18歳未満に見える絵が全て禁止されることになります。 つまり、「絵柄」が18歳未満に見えたら違法になります。

 マンガは、目の大きい、頭身が低いなどの表現技術上の特徴から、普段マンガに触れていない人から見たら全て児童に”見え”るそうです。要するに、性的表現を持ったコミック・ゲームが全て「18歳未満に”見える”絵」に該当し、禁止となります。


■そもそもなんでこんな規制が?

 早い話が、「児童(18歳未満)の性を描くのは”よくないこと”だから逮捕」ということです。

 もう馬鹿げているとしか思えません。憲法違反だとか言う以前の問題として、個人の感情を元に法律を作られて逮捕されるのでは、たまったものではありません。

 ごり押しする理論として「児童(18歳未満)の性を描くのは、児童の人権を侵害している」としています。 一体マンガが児童の何の権利を侵害しているのかさっぱりわかりません。エロマンガにしたところで、そもそも18歳未満への販売は条例で禁止されていますし。

 彼等の眼中から完全に消えているのが、私たちの存在です。マンガが誰の権利も侵害していないにもかかわらず、規制され、ましてや持っているだけで逮捕されるなど、とんでもない法律ですね。


■こんな法律が通るはずないと思うけど?

 どうも規制を考えている議員たちは、憲法違反であり重大な人権侵害であることを最初から分かった上で、確信犯的にこの法律を通そうとしているようです。したがって、人権侵害であることをひたすら隠しながら、”児童”とは18歳未満を指すという事実すら隠しながら、「ロリエロマンガはけしからん。逮捕だ。」として感情論で押し切ろうという戦略のようです。そして『児童ポルノ』の名の元に、あらゆる性表現がマンガから抹殺されていくでしょう。   

 「完全な自由表現」に支えられてここまで繁栄した日本のマンガ文化ですが、その「自由」が今まさに破壊されようとしています。その自由を失った表現文化が先細りになり、そう遠くない将来、歴史上から消滅してしまうことは想像に難しくありません。   

 もしこんな規制案が成立してしまうと、本当に日本のマンガ文化は消滅してしまいます。実際、世界を見ると規制をしている国も結構あります。アメリカでは1950年代に政治的思惑によりコミックの大規模な規制が敷かれ、コミック文化が消滅し、現在ではディズニーのアニメくらいしかありません。韓国でも1997年から警察によるコミックの検閲制度の誕生により、市場規模が数分の一になりました。韓国マンガが消滅するのも時間の問題かもしれません。

 こんな馬鹿げた法律が通るわけないと思うかもしれませんが、しかしこの法律を本気で成立させようとしている議員がいる以上、私たちは「反対」の声を上げるほかありません。マンガという文化を未来に残していくために。


■誰が敵?

 この法律は現在、自民党が中心となって進めています。3年前、自民党がコミックを規制しようとした時、民主党と公明党が反対姿勢を示しました。(最終的には社民党も反対にまわりました)

 しかし政党を「枠」として考えると目標を見失って、エライ目にあうので注意してください。あくまで、「マンガを規制したい議員が自民党にいる」「マンガの規制に反対している議員が民主党にいる」程度の問題です。

 この規制案を歓迎しているのは以下のような人達です。

  1. 国民の自由を少しでも減らしたい国家権力思想家
  2. 禁欲思想宗教の排他的原理主義者
  3. 全てのポルノの抹殺を望む人達(←セックスヘイターと呼ばれます)

 そして反対しているのは以下のような人達です。

  1. 自由・責任を重んじる自由主義思想家
  2. 性的自由を主張するリベラルフェミニスト

 これをみると、なぜ自民党が規制を計画していて、民主・公明が反対したのかと言うのが分かると思いますが、あくまで個々の政治家で判断してください。自民党の中にも(特に若手を中心に)マンガに理解を示している議員も大勢いますし、民主・公明の中にも、ポルノ抹殺を望むセックスヘイターは存在します。

 なお、フェミニストを敵と見なすのはセックスヘイターの罠にまんまとハマっているので気を付けてください。

 つまり国会議員は対話すべき相手であって、抹殺すべき敵ではありません。私達に敵意を剥き出ししているのは、セックスヘイターと呼ばれる、性欲の存在を否定する宗教的価値観を他人に押し付けようとする人たちです。目的と手段があからさまに逆転している人たちとは対話したくても出来ないでしょう。セックスヘイターのWebサイトを読むと性表現抹殺の為に児童の人権を利用しているだけというのが良く分かります。 彼らは、「ポルノは犯罪を助長する」という全く根拠の無い主張をわめきちらし、「思想表現弾圧で児童の人権を守ろう!」という電波な発言で興味の無い一般人を洗脳しようとしています。 「規制しろ」と言っている議員の大部分は、こういうセックスヘイターにが周りでわめき散らしているから規制を推進しているのであり、彼らを徹底的に攻撃し、 「児童の人権とやらを自らの価値観強制に利用しているだけ」であることを晒して、影響力を完全に奪い去れば、「規制しろ」と言う議員も相当数減るはずです。


■現在の状況は?

 まだ法案は公開されていませんが、現在、自民党内部で児童ポルノ禁止法改正に向けて会議が頻繁に行われています。 しかしその内部状況は、私達の存在に警戒しているのか、情報が出てこないので外部からは分かりません。 僅かに漏れてくる情報を探ると、「規制をあきらめる」気配はまったくと言っていいほどありません。


■具体的に何をすればいいの?

ネット上で叫んでいるだけでは何の意味も無いので、何かやりましょうか。

 そもそも何故こんな馬鹿げた法律が真剣に論議されているかというと、
「マンガなんて規制されて当然」
「規制しても誰も反対しない」
と考えている政治家があまりにも多いからです。

 そこで、早い話が「マンガの規制に反対する人がいる」、もっと露骨に言えば「規制したら選挙に影響が出る」ということを アピールすればいいという事になります。マンガを消滅させて「得をする」議員なんているはずありません。全く利権の存在しない法律に賛成したことによって、数百万人は下らないと言われるマンガ読者からそっぽを向かれるのではたまったものではありません。

そこで現在、基本的に以下のような戦略を取っています。
・チラシ配布
・署名活動
・出版社への反対参加要求
・政治家(政治屋?)へのアピール

 同人誌即売会などでチラシを配布し、この問題を広げて(まだまだ知らない人が多すぎます(T△T))活動規模を大きくした上で、 署名活動を行っています。さらに、コミック編集部・報道週刊誌編集部へ大勢でメールや葉書をひたすら送り、反対表明なり、反対記事なりを書かせます。 そうして周知させた上で、さまざまな手法を用いて、規制を推進している議員に圧力をかけ、規制に懐疑的な議員を味方につけ、反対している議員が動きやすい環境を作りましょう。 実際、「規制しろ」といっているのはごく一部のノイズマイノリティーだけなので、本人たちがノイズマイノリティーであることを晒せば、非難の目は自動的に規制推進者へ向かいます。

 詳しくはこのサイトの「戦略」及び「行動」のコンテンツをご覧下さい。誰でも簡単に協力できる方法をいろいろ紹介しています。

 現在は、チラシ配布・署名・出版社への葉書作戦を主に進めていますが、既に各方面で効果が現れ始めてきました。この調子で続けていきます。

 私達の文化を守るために、最後の最後まで戦っていきましょう。マンガ文化の未来は、今の私たちの行動にかかっています。


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