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「教科書採択 妨害の実相」
石川水穂氏 講演内容その1

■外務省出身の野田英二郎による検定中の妨害
■朝日のネガティブキャンペーンにもかかわらず検定合格
■採択戦序盤・・・1割採択が目標
■下都賀地区での勝利をはずみに全国へ・・・と期待

注:見出しは当サイト管理人がつけました

■外務省出身の野田英二郎による検定中の妨害

今回の新しい歴史教科書をつくる会のメンバーが中心になって作成しました扶桑社の中学校歴史・公民教科書が検定申請をされたのが、一昨年の4月です。全体を通しまして、検定においては目標を達成した、しかし採択においては目標を達成できなかった、というのがこの新しい歴史・公民教科書の総括ではないかと思います。この資料1の3枚目は、検定がさまざまな妨害活動を乗り越えて扶桑社の教科書が検定に合格した過程です。妨害活動の一つはですね、元外交官の教科書検定調査審議会委員が、扶桑社の教科書を狙い撃ちにして不合格工作をやった、ということですね。これは外務省から派遣された、外務省の推薦でなった、野田英二郎という元インド大使ですけれども、ちょっとやりすぎたために結局、教科書検定の審議委員から最後外され、もう一人の外務省推薦委員も外されまして、外務省は検定に窓口を失うこととなりました。これは外務省が自ら招いた、自業自得の結果だろうと思います。ここまでやりすぎなかったら、こういうことにはならなかったと思います。したがって現在教科書検定においては、外務省の影響力というのはほとんど排除されています。

■朝日のネガティブキャンペーンにもかかわらず検定合格

もう一つの妨害活動は、朝日新聞がつくる会の教科書をつぶそう、という異常な激しいネガティブキャンペーンをやったことです。検定中から白表紙本の教科書の批判報道をやった。朝日新聞が書くと韓国の新聞が同じようにネガティブキャンペーンをやって、「けしからん教科書だ」「偏狭なナショナリズムだ」というレッテルを貼った。

しかし、それにもかかわらず、文部省はこの教科書を検定合格させた。歴史教科書は137箇所の検定意見がつきました。これは多いか少ないかは見方の違いかと思いますけれども、新規参入の教科書で137箇所というのは決して多くはないだろうと思います。既存の各社に比べれば137箇所の修正意見というのは多い方です。つくる会の教科書執筆のメンバーの中でも、修正意見をどこまで呑むべきか意見が分かれたんですけれども、結局殆ど呑むことにした。というのはですね、文部省がこの教科書を落とそうというのではなく通そうとしていたからです。この扶桑社の教科書を何とか通そうとして、いろんな検定意見をつけている。これは実際、調査官と直に応対した執筆者も肌で感じたそうです。結局、ほとんど検定意見を受け入れ、合格したのです。というように、検定においては目的は完全に達成した。

しかし、検定が通ったあと、韓国が35項目の再修正要求をしてきました。中国は8項目の再修正要求をしてきました。本当は検定が合格した後の再修正要求は、本来は受け入れられないものなんですね。ましてや、外圧によって受け入れるということは許されません。昭和61年の新編日本史外圧検定事件の頃は、中国や韓国の再修正要求を受けいれて教科書をずたずたにしちゃった、という苦い過去があります。現在の「最新日本史」という教科書です。今回文部省は、韓国の35項目のうち2項目だけ受け入れて、中国の8項目は全部はねつけた。ということで、非常に節度のある、冷静な対応をしました。昭和61年のときのような検定後の教科書がずたずたになる、という事態は避けられたのです。

また政治家で田中真紀子さん、民主党代表の鳩山由紀夫さんが扶桑社の教科書を名指しで批判したということがありましたけれども、そんなに大きな影響はなかったように思われます。

■採択戦序盤・・・1割採択が目標

採択の話に入る前に採択の仕組みを、皆さんご存じの方もあるかと思いますけれども、復習したいと思います。全国で542の採択地区に分かれています。だいたい一都道府県あたり10ちょっとです。東京都の場合は23区、それぞれが採択区です。まず都道府県の教育委員会が教科書の選定資料をつくります。その次に、主として現場教師、校長先生から成る調査員が調査を行います。そこで絞り込みとか順位付けということを以前は多くの採択区でやっていました。絞り込みというのは教育委員の採択権限を形骸化するものだとして産経新聞やつくる会は反対したんですが、今年も行われたようです。そして各採択区の市町村教育委員から成る採択地区協議会で、複数の教科書の中から採択する教科書を選ぶということが行われます。それを最後に各市町村の教委に持ち帰って、採択協議会で選んだ教科書を採択するわけです。これがひっくり返った例というというのは今まで一回もありません。慣例として採択地区協議会で選ばれた教科書はそれぞれの市町村教育委員会で選ばれる、という手順で教科書は選ばれていたのです。

実際に採択が始まったのは五月頃ですかね、新しい歴史教科書をつくる会は採択の目標を1割と定めていました。我々も1割というのは行けそうだ、という感じを持っていました。扶桑社は見本本というのを、これも初めてのケースですが、市販しました。正確な数字は知りませんが、歴史が約60万部、公民が15万部という大変な売れ行きを示した、ということもあって、1割というのはいけるのではないかという感触を持っていました。何カ所かは扶桑社が勝てそうだ、という地域、静岡県とか栃木県とか和歌山県とか、何カ所か期待して結果を待っていたのです。早い時期に採択を決めたのは千葉県の習志野地区です。千葉県習志野地区は扶桑社の有望地区だった、しかし結果的に習志野地区はだめだった、そういうのが何カ所かありました。つくる会と産経新聞は一緒ではないのですが、普段からつくる会の運動を産経新聞が熱心に採り上げてきた関係で、同じように一喜一憂していたと記憶しています。ちょっとがっかりしていたところへ、栃木県下都賀地区で扶桑社がとった、という一報が、東京新聞の特ダネとして飛び込んできたんですね。産経新聞としては東京新聞に抜かれたけれども、内心喜んだことを今でも覚えています。

■下都賀地区での勝利をはずみに全国へ・・・と期待

この下都賀地区でとれれば、これがはずみになって、和歌山県田辺地区とか、東京の国立市とか杉並区とか荒川区とか台東区とか・・・・有望な地区が雪崩をうって採択がとれるんじゃないか、という希望を持ったわけです。栃木県下都賀地区というのは、小山市、栃木市、それと8町からなる、栃木県の南のほうの地域です。栃木県の教育環境を申し上げますと、栃木県というのは日教組がゼロの県なんですね。まぁ数人ぐらいはいるんですけど、栃木県は保守系の全日教連という教員団体が強い勢力をもっています。全日教連というのは日教組に対抗してできた保守的な教員団体なんです。もともと学校現場が偏向教育に最も侵されていない・・・・「東の栃木・西の愛媛」といわれていますけれど・・・・イデオロギー教育というのがほとんどない地域です。こういう地域だから採択もうまくいくのではないかと、我々もつくる会も期待していました。

扶桑社がとった、といっても正確には一票差で勝ったということです。その辺の経緯、簡単に復習しますと、昨年の7月11日に行われた採択地区協議会の出席者は23人です。2市8町、全部で10の教育長と教育委員長、これで20人ですね、これに小学校・中学校のPTAの代表が3人、計23人で構成されています。それらが全員出席して行われました。最初は現場教師の調査員が8社の教科書・・・・中学の歴史教科書は8社、それまでは7社だったんですけれども扶桑社が参入して8社になりました・・・・・それぞれ説明をしました。議長は採択地区協議会の会長、小山市の教育長が務めました。調査員は3社の教科書を・・・・・ほんとはやってはいけないことなんですが3社の教科書を絞り込んで薦めた。東京書籍、教育出版、日本文教出版という3社の教科書を薦めたのです。扶桑社は入っていなかった。通常ならば、東京書籍、教育出版、日本文教出版の3社のなかから1社を決めるんですけど、教育委員のなかには、この下都賀地区には扶桑社を強く支持する教育委員が何名がいたわけです。そのなかで先頭に立った教育委員というのが、栃木市の教育委員長、これは宮司をやっている方です。この方が7月11日の採択地区協議会で強く発言されました。下から3社の絞り込みが上がってきたんだけれども、そういうのは無関係に8社から選ぶべきだ、ということを強く主張しました。扶桑社の教科書が日本人としての誇りを持つ、人間形成に大変大切である、そんなことがきちんと書いてある、ということも主張しました。そして23人の投票が行われた。第1回投票では、歴史は扶桑社が11票、東京書籍が8票、日本文教出版が3票、教育出版が1票で、どの社も過半数は取れなかったわけです。でもう一回、上位2社について再投票をしようということになり、再投票の結果、扶桑社が12票、東京書籍が11票、これで扶桑社に決まったわけです。これが7月11日の出来事です。これを東京新聞がすっぱ抜いて、翌日、朝毎読、産経が追っかけたわけです。


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