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このページは福岡県歴教協の偏向教育の証として記録に取ったテキストです。これは本来写真付きで掲載されていたのですが、数日でインターネット上から消えたので、代わりに残しておくことにしました(もともとは-http://www.michii.net/yugansun/yugansun.html-にあったもの。でも2002.06.11現在でサイトがみあたらない)。


韓国併合とユガンスン

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●はじめに

この授業は,歴教協の佐々木勝男先生の「三・一独立運動とユガンスン」の授業をもとにした実践です。佐々木先生は,「アジアと日本の歴史を学ぶ」授業として,「ユガンスン」だけでなく「秀吉の朝鮮侵略」,「朝鮮通信使」,「日清・日露戦争」をとりあげられています。私は,少人数担当教員ですので,ふだんは,算数や図工,理科という教科を少人数やらTTやらで授業をさせてもらっています。ですが,歴史の授業をしてみたいなあと思って,担任の先生に2時間だけもらって,授業をさせていただきました。それで,「ユガンスン」の授業だけの記録になっています。佐々木先生の実践は,たぶん,地歴社の本になって出版されていると思いますので,詳しくはそちらをご覧ください。

福岡県は,韓国に近く,福岡県歴教協では,数年前(?)から韓国のフィールドワークやハングル語学習などに取り組んでいます。ちょうどそのころ,私はお金が自由ではなかった,現場を離れていたため,参加することができずにちょっと悔やんでいます。だけど,これからも韓国の学習を続けていくと思いますので,いっしょに学習したい人は,福岡県歴教協に入りましょう。

●この授業のねらい

○独立運動に参加した農民,会社員,学生などになりかわりせりふを考えたり劇をしたりすることを通して,日本が朝鮮に対してとった政策を調べたり,民族の誇りを傷つけられた朝鮮の人たちの気持ちを考える。

○朝鮮の人々は,日本の政策に屈することなく,独立運動を続け,日本の中にも,韓国併合に反対する人々がいたことを知る。

●そのために手だて

上記のねらいを達成するために,下のような手だてを組み込む。

○日本に在住する外国人がどこの国の人が多いか予想をたてさせ,韓国や朝鮮に興味を持つとともに,どうして,韓国や朝鮮の人が多いのかなという疑問を持たせる。

※この外国の人の予想は,山本典人先生の「小学生の歴史教室」という本の中の実践からとったものです。

○ユガンスンの歌を韓国語で歌って,ユガンスンに興味を持たせるとともに,どうしてろうの中でユガンスンは亡くなったのかという疑問を持たせる。

※ユガンスンに関係することは,ほとんど佐々木勝男先生の実践をもとにしている。後述するものについても同様です。ユガンスンの歌は,「ユガンスン」という絵本をソウル書林に注文して送ってもらうと,楽譜もいっしょにいれて送っていただけます。私は,ピアノが全くだめですので,ギターで演奏しました。

○太極旗をふって独立運動を数人の子どもにさせることで,自分たちもやってみたいという気持ちを引き起こすとともに,韓国の人は,どんな願いを叫んだんだろうというめあてを持たせる。

※太極旗は,久留米の旗屋さんで,安く売ってもらいました。もう,7,8年前の話ですが,何か韓国のお祭りか何かがあったらしく,その時にたくさんつくってその残りがあったからと,確か1000円で譲っていただけました。

○班で,ユガンスン,農民,会社員,学生,教師の役になり,教科書をもとにした,自作資料を使って,自分のせりふを考えさせる。

○実際に旗を振って,独立運動の劇をさせ,当時の人々の心情を思うとともに,日本の政策をまとめさせる。

○韓国語を奪われた逆の立場で,韓国語だけで授業をする場を設定し,韓国語をカタカナでかいたものを教師役の子どもに読ませ,言葉を奪われた心情を思いはかる。

○教科書の柳宗悦と石川啄木を取り上げ,日本にも韓国併合に反対する人々がいたことを知らせる

──第1時──────────────────────

まず,最初に,90日以上日本に住んでいる外国の人は,どこの国の人が多いでしょう?というクイズから,授業は,スタートします。

子ども達の考えは,まず,アメリカ,次に中国の声があがりました。この他,韓国やブラジルなどの国があがりました。

正解は,1位韓国・朝鮮,2位中国,3位ブラジル,4位フィリピン,5位アメリカ,6位ペルーの順になっています。

「日本に住んでいる外国の人は,韓国・朝鮮の人が一番なので,今日は,韓国の歌を教えます。」とユガンスンの歌を韓国語で歌って聞かせます。初めて聞く韓国の歌に,ちょっとびっくりだけど,興味津々。「じゃあ,みんなで歌ってみましょう」と呼びかけて少しずつ覚えてもらいました。

サモルハヌルカマニウロロポヨ

ユガンスンヌナルセンガクハムニ…

ゆっくりとしてやさしい歌声が教室に響きました。

ユガンスンの歌の「ろうの中でも」という歌詞を取り上げて,ユガンスンは,「どうしてつかまったのでしょう。」と問いかけました。すると,「日本に文句いったんじゃない。」と答えました。ちゃんと,学習を予習しているのでしょう。そこで,「じゃあ,どんなことが起きたのか,教科書を調べましょう」と調べさせます。

5分程度調べさせ,どんなことが起きたのか,一問一答式に尋ねながら,韓国を日本が併合したこと,3・1独立運動が起きたことを黒板にまとめていきます。

そして,その運動を女学生だったユガンスンが参加し,故郷に広めたこと,その運動の中で,日本の警察につかまったこと,拷問に負けずに韓国独立万歳をさけびながら,ろうの中で死んでしまったことを絵本を見せながら説明していきました。

「3・1独立運動のお話ででてくる,テグッキというのは,これだよ。」と韓国の太極旗を見せました。「あ,地図帳にのってた」「知ってる」という声があがりました。「これをふりながら,テーハン,トンニプ,マンセイ!とさけんで運動に参加したんだよ。」とふって見せて,「じゃあ,だれかやってくれる人?」って,聞いてみたら,男の子が二人,手を挙げてくれました。

そこで,さっそく前にでてきてもらい,やってもらいました。「テーハン,トンニプ,マンセイ!」と声をあげて,テグッキをふります。

そこで,「みんなも声を合わせて『マンセイ!』っていってみましょう。」とよびかけました。すると,前の二人の「テーハン,トンニプ,マンセイ!」のかけ声に合わせて,「マンセイ!」と声があがりました。

そこで,「運動しているぞって感じがしてきましたね。でも,独立バンザイっていう台詞だけでは,運動している感じが今ひとつですね。そこで,この運動に参加した人たちの台詞を考えてみましょう。」と話しました。ここで,初めてこの授業のめあて「独立運動に参加した人は,どんなことをうったえたのでしょう」というめあてがでてきました。

さっそく班会議です。まずは,誰がどの役をするか配役決めの相談です。ユガンスン,農民,会社員,教師,学生の役をすることを説明していました。だれが,ユガンスンになるかでもめていたようです。

配役は,なかなか決まらず,結局ジャンケンで決まったところもあったようです。

配役が決まると,自分の台詞を考えます。その資料として教科書と自作のプリントを使いました。自作のプリントは,教科書とほぼ同じ内容でしたが,伊藤博文が暗殺されたことを機会にして併合があったこと,ややこしい手続きで土地整理が行われ,土地が取り上げられたこと,会社も日本人の監督が必要になったことなどが書き加えられています。

子ども達は,一通り教科書や資料を読み終えた後,自分の役に関係する部分を読み直し,自分の台詞を考えていきました。

と,ここで,時間がきたので,もう一度,ユガンスンの歌を歌いました。この時は,子ども達は,ユガンスンがどんな人物かわかっているので,ちょっと悲しい感じが子ども達の歌声にこめられたような感じがしました。

──第2時──────────────────────

次の日に,第2時をとってもらいました。

第2時は,子ども達の劇の発表からはじまります。

「土地をかえせ!」「仕事をかえせ!」「韓国語の勉強をさせろ」「日本語の授業をやめろ」「自由をかえせ!」という要求の声が上がります。

旗を大きく振りながら,「テーハントンニプマンセイ!マンセイ!」「マンセイ!」の連呼で劇に熱が入ります。

8班あるので,半分の4つの班が終わったところで,「言葉を奪われた気持ちを体験してみましょう。」とよびかけました。そこで,逆の設定で,「今から日本語は禁止です。韓国語で勉強します。」ということにしました。そして,先生役になってもらって,用意したカタカナで書かれた韓国語の原稿をよんでもらいました。本当は,「今から韓国語の勉強をします。出席をとります。…」などの言葉にしたかったのですが,私は,韓国語をまっく勉強していません。(歴教協の先生に教わっておけばよかった)と思ってももう後の祭り。しかたなしに,旅行コーナーに売っていた本の中から「こんにちは」「さようなら」「ごめんなさい」などの基本的なあいさつを書きました。先生役の子どもが一通り読み終えても,みんなは無言。そこで,一人に向かって「アンニョンハシムニカ」と大きな声で言ってもらいました。言われた方は,無言。なんと言っていいのかわかりません。「こんにちは」って言っているのですから「アンニョンハシムニカ」と答えればいいわけですね。でも,わかりません。

そこで,「どうですか?」と尋ねると「さっぱりわからんやった。」「えらい困ったやろうね。」という声が上がりました。

そこで,後半の部の再開です。

「日本人はでていけ!」「運動はやめないぞ」「日本人の教師はやめてしまえ」「私たちの土地をかえせ!」一人が言った言葉を連呼する声をあげ方で,運動がどんどん熱がはいっていきました。

みんな気持ちがこもっていましたね。と各班の熱演を賞賛した後に,子ども達の台詞をまとめた板書をもとに,どんなものを奪われたのか確認していきます。「土地。」「言葉。」「仕事。」「教育。」「自由。」という声があがります。そこで,このようにいっさいの権利をうばわれてしまうことを植民地にするっていうんだよ。といって,大きく植民地と書いたカードを貼りました。

次に,「韓国の人々は,こうやって反対運動をしたんだけど日本の人はどうかな?」と尋ねました。すると,「もうかった」「お金持ちになった」と声があがりました。そこで,戦前の教科書を簡単にしたものを黒板に貼って読み上げました。すると,「うそやん」と声があがります。日本がしたことと全然違うことを確認した後,こう教えられた日本の人はどう思ったのかと尋ねました。「みんな信用した」という声がかえってきます。そこで,文章の中の「韓国は独立していくだけの実力がないため」というところを指して,こう教えられたら韓国を日本の人はどう思いますか。と尋ねました。「下に見る」「弱い国」という声があがりました。そこで,教科書の差別するようになりましたという文章を説明しました。

じゃあ,次に,「みんな韓国併合に賛成して韓国の人と同じように反対した人はいなかったのかな?」と尋ねました。そして「教科書をよーく探してください。」と指示しました。子ども達は,教科書の外の欄に書いてある柳宗悦の記事を見つけます。そこで,総督府の建物ができる時に,韓国のお城の門がとりこわされるのを反対したんだよと付け加えました。そして,もう一人紹介するよ。と石川啄木の歌を紹介しました。みんなで読みました。そして,「くろぐろと」「秋風」という言葉をとりあげ,どんな気持ちで詠んだのかを発表させました。最後に,一番最初に見せた外国の人のグラフを提示します。そして,どうして,韓国朝鮮の人が多いのでしょう。と尋ねました。すると,「つれてこられた。」と発言がありました。すごいです。勉強しているんですね。そこで,「そういう人たちもいたんですね。全部じゃありませんよ。」と説明しました。すると,「仕事がないので,日本にやってきた。」との発言があったので,教科書の日本や中国東北部やシベリアなどに仕事を求めたという記述を読みました。

これで,ユガンスンの授業は,終わりです。最後に,もう一度,ユガンスンの歌を歌いました。後で書いてもらった感想で,「社会の時間に歌を歌ったのが楽しかった」というのが一番多かったです。みんな,ユガンスンの歌を歌いながら,ドラマの最後のように韓国が併合されたこと,独立運動が起こったこと,ユガンスンが運動に参加したこと,逮捕されたこと,そして,ろうの中での,マンセイを叫んだこと,そして亡くなったことを走馬燈のように思いえがいているように感じたのは,私の思いこみだったかもしれません。

──感想──────────────────────

授業が終わって,ユガンスンの学習の感想を書いてもらいました。

○ユガンスンはすごい人だと思った。独立運動をはじめたくさんの人たちとユガンスン。たしかに,韓国の自由,会社,土地。いろんなことを取った日本は悪いと思う。それでも,ユガンスンは,あきらめず独立運動をしたユガンスン。私は,すごいと思った。

○朝鮮の人は,かわいそうだなあと思った。日本は悪いことをしたなあと思いました。今もなかが悪いので,植民地にしたせいだと思う。ユガンスンは,命にかけても,独立運動をしたのでえらいと思う。

○「ユガンスン」という歌をうたったのが楽しかったです。おもしろい言葉がいくつもあったから,おもしろかったです。でも歌の意味は,悲しいから,あまり楽しくうたえなかったけど,みんなで歌ったら楽しかった。

○劇や歌を歌ったりして楽しかったけれど,本当は,悲しかった。


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