コスタリカに関する正確な知識

 
694:GONG00 :01/11/12 00:47 ID:/fVlrw2q
 
コスタリカ共和国の事が取り上げられていましたので、書き込みさせて貰います。
 確かにコスタリカは1949年に公布された憲法で常備軍としての軍隊の保有を禁じています
実際この点を取り上げて「コスタリカは非武装中立の国」として取り上げている反戦平和団体もあるようですが、果たしてそうなのでしょうか?
 
まずは「軍隊保有禁止」を定義しているコスタリカ共和国憲法第12条を見てみる事にしましょう。
要約すると下記の通りです。
 
>○常備軍としての軍隊の保有を禁止する
>○公の秩序の監視と維持のために必要な警察力を保有する
>○全(米)大陸間の協定により、あるいは国民の防衛目的によってのみ軍隊を組
織することができる。いずれの場合も軍隊は文民権力に従属し、個別的であれ、
>集団的であれ、いかなる示威行為も(戦争)宣言も行うことはできない
 
 これを見てみると「国と国民を防衛するために」軍隊を持ち、戦争を行う事が出来ると受け取れますが、この憲法を持ち上げる反戦平和団体の方々はこの事をご存知なのでしょうか?
 更にコスタリカには確かに「軍隊」と呼ばれる武力組織は存在しませんが、「警備隊」と呼ばれる軍事・治安組織が存在し、資料によって差はありますが、約6000〜8000人の兵員を擁し、更に1万人規模の予備役兵を有事の際に動員可能です。
 

695 :GONG00 :01/11/12 00:50 ID:/fVlrw2q
 
こちらでは触れられておりませんが、「中立国」と言うにも疑問があります。
 コスタリカはOAS(米州機構)米州相互援助条約(通称リオ条約)というものに加入していますが、後者の「リオ条約」は1947年9月にブラジルのリオデジャネイロで結ばれた「集団的軍事条約」であり、その第3条にはこうあります。
 
>「米州の一国に対する攻撃は米州全体に対する攻撃とみなされる」
 
 この条約は元々米州諸国に対する米州以外の国からの脅威に対処する事を目的とした条約ですが、実際は加盟国が他の加盟国から安全を脅かされた時にも発動されています。
 コスタリカは1949年の現行憲法制定後も隣国ニカラグアの軍事的驚異にさらされてきており、交渉による解決だけではなく、いざという時にはアメリカの武器援助を受け入れたり、警備隊から選抜された兵士がアメリカ軍特殊部隊員や軍事顧問を教官として招いて訓練を受け、実際にニカラグア政府軍やニカラグア政府がかくまっていた反政府勢力と戦うという事もやっています。
 

696 :GONG00 :01/11/12 00:51 ID:/fVlrw2q
 
上記のような事がありながらもコスタリカは中南米の国々の中では教育水準、社会保障が非常に高く比較的安定した国と見られてきましたが、冷戦終結後は不法滞在者の増加、旧ソ連製軍用武器が大量流入し、国内治安は急激に悪化している上に、コロンビア産麻薬のアメリカ向け密輸出の重要中継地となっており、これに絡む犯罪も増えています。

 以上、コスタリカについて当方が調べた結果について述べさせて貰いましたが、下に私が今回参考としたサイト及び、書籍を挙げておきます。
 
参考書籍 自由国民社 現代用語の基礎知識 1994年度版
      ブリタニカ 世界大百科事典

参考サイト 米国CIA The World Fact Book
       http://www.odci.gov/cia/publications/factbook/index.html

外務省HP コスタリカ共和国
       http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/costarica/data.html

外務省HP 国・地域別海外安全情報 [中南米/コスタリカ共和国]
       http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/anzen/csa/247.html

       ラテンアメリカ革命運動史(http://village.infoweb.ne.jp/~fwjh1818/index.htm)
よりコスタリカ年表
       http://village.infoweb.ne.jp/~fwjh1818/chronology/mesoam/costarica.htm
 
 
ひとますこの欄をご覧になる方々に申し上げますが、今一度これらの資料を見て冷静な判断をして下さる事を望みます。そして管理人殿にお願いしますが、これら一連の書き込みに対して削除、歪曲を一切なさらないようお願いします。 もしそれらを行ったりした場合は他の議論系のHPでこの事を報告させて頂きます。 それでは失礼します。
 
 
 

◆付記
 
上記、GONG00さんの文章に対して、ドキュメンタリー映画「軍隊をすてた国」アシスタント・プロデューサー足立力也氏が、
コスタリカは、軍隊を放棄なんかしてません。
それはGONG00さんのご指摘どおり。
それを認識していない人達もいるのではないかというご指摘。
これもまた(困ったことに)その通り。
とコメントされています。
 
足立力也氏のコメントページ