『奇跡のスーパー速読術』 加古徳次 著 NON BOOK
Rakuda Books
「速読術入門」の類書は多数あるが、「何倍」速く読めるようになるか、前書きなどをよく読んで確認して欲しい。二倍、三倍、五倍などというのは「速や読みのためのコツ」であって「術」などというほどの方法ではない。「頭の中での音読癖を止める」「斜め読み、飛ばし読み」だけで三倍や五倍にはすぐになる。
本当に「術」という値打ちのある速読術は一分に一万字は読む。熟練者は毎分数十万字から百万字単位で読む。これは書き間違いではなく、「1000000字/分」である(ただし、普通ここまで行くのは十代で訓練を始めた人だ)。それは一冊十数秒で読む事を意味する。脳の機能を十全に引き出すことから可能になることであり、強い集中力とイメージ記憶を鍛え、眼球や視覚に関連する神経系を機能強化する。その副次的効果は計り知れない。
記憶術と速読術は表裏一体である。ここに挙げた種類の速読術がマスターできれば実は記憶術も達成できているのである。強い集中力とイメージ記憶。
このページに興味を持たれるくらいの方であれば記憶術の入門書の一冊や二冊は読んだ事がおありだろう。それはこんなものだ。
タコとラッパと全日空を憶えるために、タコの八っちゃんがラッパを吹きながらジャンボにまたがって空を飛んでいるところを強く想像する。なるほど、これは忘れないだろう。 あるいは、イカ、数珠、コマネチをこの順序で憶えるために、頭をイカに齧られ、目玉から数珠が垂れ、コマネチに鼻を齧られたところを想像する。なるほど、こりゃケッサク。 |
では、どうやって三角関数の加法定理を憶えればいいのだろう。どうやって糖の代謝と糖尿病の成因との関係を憶えればいいのだろう。どうやって公認会計士や司法試験や宅建の試験勉強に役立てればいいのだろう。
これらはペグ法、イメージ法と呼ばれる基本的な記憶術のテクニックだ。タモリ氏が「笑っていいとも」で優れた記憶力を披露していたが、あれはペグ法による。しかし、これで憶えられるのは具体的にイメージできるものか、ゴロ合せで無理にイメージするか。いずれも柔軟性に欠け、私の体験では学習に役に立ったことは無い。
速読術によって培われる集中力とイメージ記憶では、加法定理は、その式をイメージとして丸ごと憶えてしまう。その公式の導き方から解説まで、ページごと憶えてしまうのである。これは六法全書だろうが、科学年表だろうが同じことだ。
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四月の半ばに資格試験が迫っている。合格率の高い簡単な試験だが、それだけに落ちたらカッコ悪い。けっこうプレッシャーである。統計学の講座を受講する予定もある。学会発表の準備に論文。でもホームページも作りたい。落語のホームページなどは、二十分の落語を聞きながらエディタに入力するのに一時間もかかってしまう。子供たちの相手もしてやらねばならん...欲張りである。
そこで、速読術である。少なくとも学習効率は十倍以上になる。落語の聞き書きも非常に効率アップするだろう。本が余計に読めるので、このページも充実するだろう。浮いた時間で本業の論文などなども(ついでに)こなせるだろう。
そのための速読術である。 |