脱会信徒の不安に対する元サマナてんまさんと、reverieさんの明快な解答

■滝本さんがTenmaさんにみていただきたいそうです 投稿者:ゆき  投稿日:09月15日(火)02時39分49秒

mindさんと教えてさん、あのー、オウムでの三悪趣、 もちろん地獄もないことは断言します。予言もはずれ、神通力も あるあると言いながら、実験しない人の言うことは 偽りであること明白だからです。

でも、脱会する人がー麻原さんの言うこと、最終解脱、教団で言う地獄が偽りであることをーそう自信を持っているものではありません。 一抹の不安を残しています。でも、 ー教団でいっていた地獄があるならあってもいい、自分は教えに 逆らうのだから、可能性は低いけれどひょっとしたら地獄に 落ちるかもしれない。でも、現世で人を苦しめて天界にいくより も、現世で人の痛みを感じて幸せを願って地獄に落ちてもいいー なーんて気持ちでいる人が結構居ます。 悲痛なほどに、 だから脱会した人が、結構その親より好きなんです。

昨年、富永法廷で、私も不安を残していると彼に言い、ひょっと したら、なんて裁判官の前で言い、でもそれが菩薩の道とは思えな いなんて証言してきました。裁判官も、検察官も、弁護人も実に変な 顔をしていました。もちろん、記者も傍聴していましたが、なんら 記事にならず。−−重要な論点ですのにね。

■RE:滝本さんがTenmaさんにみていただきたいそうです 改訂 投稿者:てんま  投稿日:09月18日(金)21時29分14秒

脱会信徒の中には今でも地獄の恐怖に苦しんでいる人が居るみたいですね。深刻な問題だと思い ます。私も幼少の頃から人一倍死後が不安で、精神世界・修行の道に入ったきかっけもその恐怖を 超えるためでした。

現在の私はその恐怖もなくなりました。 私はオウムに入り、現世から自由になった気がしましたが、今度はオウムが自らを呪縛している と気づき、脱会した今はもっと自由な境地になれました。

ここで投稿しているモノを読む人はまるで唯物論者になったかのように感じるかもしれません が、そうではないです。神も魂も転生もあるだろうという思いの方が強いです。漠然とそういうも のがあるだろうなと感じています。かといって何らかの宗教を信じようとは思いません。オウムの 人は無智になったと言うかもしれないでしょう。でも、今の方が純粋に信仰心を持てています。

ここまで至るにはいろんな経緯がありました。脱会してからの1年くらいはオウムに変わる真理 を求め放浪しました。しかし、結局全てに失望させられ、真理とは真実とは何なのか考えさせられ ました。その心のプロセスや出来事は、省略しますが今では真理を求め放浪することなくなりまし た。簡単に言うと自分の心の中に真理を見つけたというか、そんな感じです。

そういえば薬物を使ったイニシエーションでは多くの信徒が地獄やなんかのヴィジョン に恐怖を感じ、叫んだり暴れたりしてましたね。中には電球を割り、その破片で首を切ろ うというものまでいましたね。

わたしはどうかというと、そのイニシエーションの最中、至福の状態で快感の中に居ま した。なぜ、こう違うかというとただ単に心の働きなのでしょう。わたしもそのイニシ エーションの最中、多少恐怖を感じました。目の前には恐ろしい神の絵が飾られ、薬物の 影響で動き出したり、周りではおどろおどろしい声が聞こえたりと。まあ教団側も地獄の ヴィジョンを見せようとしたのでしょう。しかし、わたしは、薬物服用中においては少し の心の働きが助長されることを知ってましたし、日々の修行において(幽体離脱など)恐 怖心を消す事には長けていましたので、地獄のヴィジョンに心が捕らえられる事はなかっ たですね。まあ性格的なものもあると思いますが・・・私は楽天的で、地獄なんて落ちる と思ってませんでしたから。そして、その時思ったのです。地獄とは自らが作り出す幻影 ではないのかと。

■ RE:滝本さんがTenmaさんにみていただきたいそうです 投稿者:reverie  投稿日:09月18日(金)01時17分05秒

横から口出し、ごめんなさい。

>★mindさんと、教えてさん 投稿者:滝本太郎
>投稿日:9月14日(月)23時11分 HOST:14.gate9.yokohama.att.ne.jp
>mindさんと教えてさん、あのー、オウムでの三悪趣、
>もちろん地獄もないことは断言します。予言もはずれ、神通力も
>あるあると言いながら、実験しない人の言うことは
>偽りであること明白だからです。

滝本さんのお立場は理解できますが、「偽りであることが明白」とま では言えません。もう一人の嘘吐きが「三悪趣も地獄もない」と言っ た場合、どちらの側の嘘を採用するのですか? 論理的主張ではなくて心情的強調の表現だと理解いたしますけれど、 やや行き過ぎかと。

それはさておき、滝本さんの揚げ足とりをするのが目的ではありませ ん。元 AUM 信者への安心施?を行うつもりでしたら強引に「三悪趣 も地獄もない」を押し付けるよりももっとよい説明があるように思え ます(後述)。勿論、「三悪趣も地獄もない」ということを確信でき る人にはこれまでの説明でもよろしいかと思います。

しかし、
>でも、脱会する人がー麻原さんの言うこと、最終解脱、教団
>で言う地獄が偽りであることをーそう自信を持っているものではありません。
>一抹の不安を残しています。でも、
>ー教団でいっていた地獄があるならあってもいい、自分は教えに
>逆らうのだから、可能性は低いけれどひょっとしたら地獄に
>落ちるかもしれない。

という人に対しては仮に「三悪趣と地獄がある」という前提に立った 上でも大丈夫なことをきちんと納得させられれば、そのほうがよいの ではないでしょうか? それとも、この際だから元信者から一切の仏 教思想は根絶やしにしてしまおう、その為にはたとえ仮定ですら許し がたい、とお考えでしたら...それは行き過ぎだと思います。

そしてもっと重大なのは、このような疑念を未決着のまま、脱会した 信者が死んだ場合の死後の問題です。しかしこの疑念を残して死んだ 場合の死後の問題は、死後の意識存在を認めない人も多く、内容も微 妙なので今回は詳細を言及しないつもりです。試みて言語化がある程 度可能なようであれば後述しますが。

さて「三悪趣と地獄がある」という前提で真面目に考えみましょう。 なお、以下では被害者の視点はここでは考慮しません。グルと弟子の 関係のみに着目します

先の前提で大まかに次の3つのケースに分けて考えてみます。

(1)麻原氏が彼の主張どおり最終解脱者であったし、今現在もそうで ある場合。

(2)麻原氏はかつては解脱あるいはそれに近いところまで行ったが、 今現在はそこから転落してしまっている場合。

(3)麻原氏が最初から全くの偽者であり、仏教の知識とハッタリに長 けたワルであった場合。生得の素質である種の神通力が使えていた可 能性は認めるとして。

これ以上もっと細かく分類もできるでしょうが、以後の論旨展開とし てはこれで十分です。この3つのうちどれが本当か、という議論では なく、それぞれのケースごとにその想定が真であると見なして、その 上で、詳細を検討します。

まず一番簡単なケースの(3)の場合を考えてみます。この場合は「三 悪趣と地獄がある」かどうかに無関係に AUM から離脱することで、 死後も含めて(AUM にとどまる場合に比較して)よりまずい状況にな る道理はありえませんから安心して離脱できます。

次に(1)の場合について考えてみます。
遠回りなようですが、グルと弟子とは一体何か、この問題から考えま す。グルは弟子に対してグルの資格があることを常に証明できなくて はなりません。そしてある人物をグルと認めるかどうかは完全に弟子 の自由意思の問題です。グルと認めなくなったことはかつてのグルへ の裏切りである、という主張がなされたとすればそれは重大な誤りで す。普通、そのような裏切りだという主張をするなんてあり得ないと おもいますが、相手は AUM のことですから、念のため根拠を明確に しておきます。

裏切りとは
(a)敵に内通して、主人または味方にそむく。
(b)約束、信義に反する行為をする。
(c)人の予期に反する。

だそうです(広辞苑より)。(c)は当然除外するとして、グルと弟子 の関係は軍事、利益に関する同盟体ではないので(a)も除外できます。 従ってグルと弟子の関係での裏切りの意味としては(b)が適切と判断 できます。

従って、グルから離れることが直ちに裏切りであるという意味は元信 徒が「脱会したことが約束、信義に反する行為である」と解釈されま す。しかし、脱会することや、脱会後に AUM の真実を公表すること が如何なる「約束、信義」に反すると言うのでしょうか?

脱会することは約束、信義に反することにはなりえません。なぜなら、 脱会しないという約束、信義が通常はなされていませんから。万一、 そのような約束がなされていたとしてもそれは無効です。「本人の自 由意思による脱会が約束、信義に反する」というような「約束」その ものが既に「宗教的な約束、信義の本質」に反しているからです。

ヤクザ組織や暴力団の掟じゃあるまいし、本人の自由意思で脱会する 自由がいつ何時であれ保証されない(=脱会が裏切りと解釈される) ようであれば(仮定) AUM は宗教ではなく(腐った)ヤクザ組織と 同じです。

同様に、 AUM の真実を公表することも約束、信義に反することになり えません。なぜなら AUM の真実を公表しないという約束が通常はな されていませんから。万一、そのような約束がなされていたとしても それも無効です。「AUM の真実を公表しない」という約束そのものが 既に「宗教的な約束、信義」に反しているからです。

ここで、麻原氏のいう「密教的秘儀、奥義」も 「AUM の真実」とし て公表してよいものかどうか、を検討します。AUM では「秘儀、奥義」 は公開しないという約束が、信者との間でなされていますし、その約 束それ自体は宗教的な意味で問題はありません。

「AUM の真実」とは麻原氏と AUM の行動、発言の事実を指します。 教義はこの「公表すべき事実」の対象とはなりません。教義から派生 した「行動」は対象となっても。どんな極悪な教義、思想をもつこと も自由であり、それを秘匿する自由(プライバシー)があります。 従って密教的秘儀、奥義を公表することは約束、信義に反しますから、 裏切りであると言えます。(ただし、裏切りが即、悪ではありません し、善とみなされるような裏切りもありえます)

以上が AUM からの脱会や AUM の真実に関する公表が裏切りでないこ との根拠です。次に、AUM からの脱会やAUM の真実に関する公表が仏 教の教えに反し、故に地獄などに落ちるに値するものかどうかを検討 します(麻原氏が最終解脱者という前提の上で)。

一般化して AUM と地獄の関係を3つの説に分類します。

(1)地獄などに落ちることと AUM とのかかわりが無関係という説。 日常生活での悪事によって人間界より下に落ちるという説の場合。

(2)AUM とのかかわりにより地獄などに落ちるという説。つまり仏教 の教えに反するという根拠が AUM からの脱会や AUM の真実に関   する公表であるという説の場合。

(3)AUM とのかかわりにより地獄などに落ちるという説。つまり仏教 の教えに反するという根拠が AUM への帰属や AUM の虚偽に関す   る公表であるという説の場合。

これは AUMや麻原氏への帰依と三悪趣の関係が(1)は中立、(2)は負の 相関、(3)は正の相関である場合に相当します。なお、麻原氏が最終 解脱者だという前提は依然、保持します。

この(1)の説の場合は AUM からの離脱やAUM の真実に関する公表その ものが原因で地獄などに落ちるわけではないので AUM との関連で怯 える必要は全くなくなります。

次に元信者の不安である、この(2)の説を検討します。 それは要するに

(2a)麻原氏は最終解脱者である。
という前提の上で

(2b)AUM からの脱会や AUM の真実に関する公表が仏教の教えに反し 三悪趣に落ちるほどの悪業であるかどうか。を検討するという事にな ります。

< [雑談]
このようにうだうだと論旨を展開してますが...
単純な話、AUM がかつての法友を無間地獄や三悪趣の恐怖で脅し、彼 らが怯えているのを滝本さんが必死に安心施しているという構図が全 てを物語っているようも気がします。 >

まず、無間地獄に落ちる要因とされる五逆罪に当てはまるかどうかを みてみます。五逆罪の父母の項目は無関係なので除外し(あ)仏に傷 をつける(い)阿羅漢を殺す、(う)僧団の和合を破る、が相当する かどうかを検討します。

(あ)麻原氏の体を脱会者は傷つけていません。
(い)高弟を脱会者は殺していません。
(う)脱会も真実の公表も誹謗も僧団の和合を破ることになりません。
「僧団の和合を破る」とは僧団内部の対立を扇動することですから。

よって、五逆罪には当てまりません。
次に法華経などの大乗経典や密教経典に見られる
(え)正法(AUM でいう真理)の誹謗により無間地獄に落ちる という説を検討します。結論から言えば、この説自体が間違っていま す。その根拠の概略を順序だてて述べると次のようになります。

(e1)法華経や密教の主張の一部には釈迦のオリジナルの教えに叛き、 なおかつそれを誹謗した内容(現在は通用しない劣る教えだという見 解)が含まれています。

(e2)釈迦のオリジナルの教えを正法(真理)に含めると(え)の主張 それ自体が(e1)の適用により自己矛盾となって崩壊します。

(e3)釈迦のオリジナルの教えを正法(真理)に含めない(=邪法であ ると見なす)ことも存在基盤を崩すので自己崩壊に至ります。

さらに(e2)の紛らわしい変形を考えてみます。
(e2')釈迦のオリジナルの教えを正法(真理)の低い段階の教えであ り、もっと発展させた教えが当該の法華経や密教であるという説。 ではどうでしょうか。

この説は釈迦のオリジナルの教えを邪法とは言わず、正法(真理)に 含まれるものと捉えながら、しかし「低い段階の教え」、「未発展の 教え」と誹謗しています。この態度も正法(真理)を誹謗しているこ とに変わりはありません。さらに釈迦が禁じたマントラの類を採用し ています(法華経の陀羅尼品、般若心経など)ので明らかに叛いてい ます。従って(e2)と同様に(e2')の主張は自己崩壊します。

なお、麻原氏が最終解脱者であり(え)を主張したとしてもこの結論 は変わりません。なぜなら、最終解脱者の主張が常に100%正しく 如何なる間違いもないとは言えないからです。実際に麻原氏自身が間 違いを犯し、シバ神に叱責されたことがあると表明しています。

よって脱会、真実の公表(教義の問題点や悪業の指摘・批判を含む)、 AUM の教説の誹謗により無間地獄に落ちることはありえません。

実は、AUM に限りませんが仏や正法を誹謗することで無間地獄に落ち るという大乗や密教の教義それ自体が非仏教的観念である疑いがあり ます(詳細は省略、長くなるので)。

次に三悪趣にいたるかどうかを検討します。
三悪趣にいたる条件は支配的な心のあり方が憎悪、貪り、無知である 場合ですが、脱会や真実の公表が直ちにそれらに当てはまるとは言え ません。ただし、麻原氏を半殺しにしたいほど憎い、と非常に強く思 っている場合は危ないかも知れませんが。

なお、無知なるが故に脱会や真実の公表などを行うのだ、という AUM の主張がなされているとすれば(仮定)、それは倒錯です。なぜなら 自己や自分の行いに対する真剣な反省がないのが無知の特徴の一つで すが、AUM には自らの非を率直に認める知的勇気、誠実さがほとんど 見られません。最近の(笑)に関する議論もその例です。これは無知 と言えます。

さて、以上のような論旨である程度納得できても、万が一という懸念 が元信者は心配するでしょう。なにやらオドロオドロしい密教的理由 や過去世からのカルマの呪縛や、仏(麻原氏)を誹謗した云々、その 他諸々の不可思議な根拠で脱会や真実の公表、正法の誹謗が直ちに無 間地獄や三悪趣にいたる可能性が_仮に_あったとします。

しかし、麻原氏が最終解脱者であるならば、前記の要因による無間地 獄や三悪趣の危惧については全く心配ないと言えます。なぜなら、全 ての責務を麻原氏が進んで負ってくれるからです。

麻原氏の裁判では、収監前に主張にしていた「AUM は全くの無罪、潔 白であり、検察の主張は全てでっち上げだ」という意味の主張をせず、 一部にしろ犯罪行為のあった事を認めていることです(詳細はゆきさ んの過去の投稿を参照)。つまり、一部にしろ麻原氏の虚言が明らか となっています。麻原氏は一連の事件の容疑に対する有効な反証をで きずに(あるいは放棄して)います。

これは麻原氏が内実は最終解脱者でありつづけたとしても多くの弟子 の期待するグルの役割を維持できなくなったということを意味します。 弟子がグルと見なせなくなったことの責任はどちらにあるのでしょう か?弟子が裏切ったのではなく、グルが弟子に見放されたという状況 ですからグルの側にその原因があります。

さて弟子を導くのがグルの役割でもあり(みずから負った)責任でも あります。弟子がグルの指示に従って重大な過失を招いた場合、グル には弟子以上の責任が生じます、法律的にはどう扱われようと。

このように元信者が結果的にそのような行動をするように誘導し、仕 組んだのはほかならぬ麻原氏です。その全責任を取らねばなりません し、それがどれほどの苦しみであろうと逡巡なく全てを引き受けるは ずです、麻原氏が最終解脱者であるならば。なぜ、そのような結果に なるような誘導を行い、仕組んだかは最終解脱者のみ知っていること で、脱会者に憶測、関知する義務はありません。麻原氏の行動にどれ ほど深い密教的意味があり、あるいは謀議によって陥れられたとして も、元信者の行動を招いた責任を引き受けない筈はありません、最終 解脱者であれば。

麻原氏は「イエスが無実でありながら他人の罪を背負って殺された」 と認めているのですから、ご自身の指示がもとで罪を受ける元信者の 罪を座視するはずはありえません、最終解脱者ですから。

従って最初の
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(1)麻原氏が彼の主張どおり最終解脱者であったし、今現在もそうで ある場合。
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は脱会者の脱会や真実の公表(教義の問題点や悪業の指摘・批判を含 む)、AUM や麻原氏の誹謗、が原因となって無間地獄や三悪趣に落ち ることはないと結論されました。

つまり普通の予想に反して、麻原氏が彼の主張どおり最終解脱者であっ たし、今現在もそうである場合の死後の状況は恐れる必要はありませ ん。

当初、最初にあげた(2)のケースも検討する予定でしたが長くなりま したし、主題も変わるのでここで完結といたします。
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[完結]

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