軽犯罪処罰法

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全文改正83.12.30法律第3680号

一部改正88.12.31法律第4041号

一部改正91.5.31法律第4369号(警察法)

一部改正94.12.22法律第4799号

一部改正96.8.8法律第5153号(政府組織法)

1章 軽犯罪の種類及び処罰

2章 軽犯罪処罰の特例

附則

1章 軽犯罪の種類及び処罰

 

1条(軽犯罪の種類)次の各号の1に該当する者は、10万ウォン以下の罰金、拘留又は科料の刑で罰する。<改正88・12・31、94・12・22、96・8・8>

 1.(空き家等への潜伏)他の人が住んでおらず、又は看守されていない家屋又はその垣根内又は建造物・船・自動車の中に正当な理由なく隠れて入って行った者

 2.(凶器の隠匿携帯)刃物・金棒等人の生命又は身体に重大な害を加えるのに使用される器具又は金鋸等家屋その他の建造物に侵入するのに使用される器具を正当な理由なく隠してもって往来する者

 3.削除<88・12・31>

 4.(暴行等予備)他人の身体に対して害を加えることを共謀し、その予備行為をした者がある場合、害を加えることを共謀した者

 5.(虚偽申告)ありもしない犯罪又は災害の事実を公務員に偽りで申告した者

 6.(屍体現場変更等)死んで生まれた胎児を隠し、又は正当な理由なく変死体又は死んで生まれた胎児がある現場を変えて置いた者

 7.(要扶助者等申告不履行)自己が管理している場所に補助を受けなければならない老人・子供・不具者・ケガ人又は病人がおり、又は屍体又は死んで生まれた胎児があることを知っていながら速かにこれを関係公務員に申告しない者

 8.(官名詐称等)国内外の官公職・階級・勲章・学位その他に法令により定められた名称又は称号等を偽って借用し、資格がないのに法令により定められた制服・勲章・記章その他の標章又はこれと類似するものを使用した者

 9.(出版物の不当掲載等)不正の利益を得る目的で他人又は団体の事業又は私的な仕事に関して新聞・雑誌その他の出版物にある事項を掲載し、又は掲載しないことを約束して金又は物を受けた者

 10.(物品強売・請客行為)要求しない物品を無理に売ろうとした者、要求しない仕事をし、又は才知等を使ってその対価として金を要求した者、又は公衆が集まり、又は往来する場所で営業を目的として騒然と客を呼んだ者

 11.(虚偽広告)公衆に対して物品を売り、又は頒布し、又は仕事をする場合において、他人を欺き、又は誤解させるに足りる事実を挙げて広告を出した者

 12.(業務妨害)他人又は団体の業務に関して悪いいたずら等でこれを妨害した者

 13.(広告物無断添付等)他人又は団体の家屋又はその他の工作物にみだりに広告物等を貼付し、又は掛け、又は文字若しくは絵を書き若しくは描き、又は彫る行為等をした者、及び他人又は団体の看板その他の表示物又は工作物をみだりに移動させ、又は汚し、又は害した者

 14.(飲料水使用妨害)人が飲む水を汚し、又はその使用を妨害した者

 15.削除<94・12・22>

 16.(汚物放置)タバコ吸殻・ガム・チリ紙・ゴミ・死んだ動物その他の汚物又は使えない物をみだりにどこにでも捨てた者

 17.(路上放尿等)道、公園その他公衆が集まり、又は往来する場所でみだりに唾を吐き、又は大小便をし、又はそのようにさせ、又は犬等の動物を連れて大便をさせて、これを除去しない者

 18.(儀式妨害)公共機関その他の団体又は個人が催す行事若しくは儀式に対して悪いいたずら等でこれを妨害し、又は行事若しくは儀式を催す者又はその他の関係者が止めるのも聞かずこれを妨害するおそれが明確である物を持って入場した者

 19.(団体加入強請)断られても繰り返して団体加入を無理に要求した者

 20.(自然毀損)公園・名勝地・遊園地その他の緑地区域又は風致区域でみだりに草・花・樹木・石等を折り、又は掘り出した者又は岩・樹木等に文字を彫って自然を害した者

 21.(他人の家畜・機械等無断操作)みだりに他人又は団体の牛・馬その他の動物又は結んで置いた船・イカダ等を解放し、又は自動車等の機械を操作した者

 22.(水路流通妨害)どぶ又は溝その他の水の流れに妨害となる行為をした者

 23.(もの乞い不当利得)他人をもの乞いさせて不当な利益を得た者

 24.(不安感造成)正当な理由なく道を塞ぎ、いいがかりをつけ、又は周囲に集まり、又は後をつけ、又は非常に乱暴で恐怖を感じさせる言葉又は行動で他人を不安にさせ、又はうるさくして不快にした者、又は公衆が利用し、又は往来する道路・公園等公共場所で故意に険悪な入れ墨を露出させて他人に嫌悪感を与えた者

 25.(飲酒騒乱等)公会堂・劇場・飲食店等公衆が集まり、又は往来する場所又は公衆が乗る汽車・自動車・船等で非常に乱暴な言葉又は行動で周囲を騒々しくさせ、又は酒に酔って理由なく他人にからんだ者

 26.(隣近騒乱等)楽器・ラジオ・テレビ・電蓄・鐘・拡声器・電動機等の声を過度に大きく掲げ、又は大声で騒ぎ、歌を歌って近隣を騒々しくした者

 27.(危険な火種使用)相当な注意をせず、建造物・茂みその他の火がつきやすい物の近くで火を起こし、又はガソリンその他の火が引火やすしい物の近くで火種を使用した者

 28.(物の投棄等危険行為)他人の身体又は他人若しくは団体の物に害を及ぼすおそれがある場所に相当な注意をせず、物を投げ、又は注ぎ、又は射った者

 29.(工作物等管理疎忽)崩れ、又は倒れ、又は落ちるおそれがある工作物その他の物に対して関係公務員から直すべきことを要求されても必要な措置を怠って公衆に危険を及ぼすおそれを生ぜしめた者

 30.(煙突等管理疎忽)関係公務員から直すべきことを文書で要求されても人の通行に不便を与える煙突・樋・下水道・冷暖房装置・換気装置等を直す等必要な措置をしない者

 31.(精神病者監護疎忽)危険な行為をするおそれがある精神病者を世話する義務がある者がその者を正しく世話せず家の外又は監護施設外に徘徊させた者

 32.(危害動物管理疎忽)人又は家畜に害を及ぼす性癖がある犬その他の動物をみだりに解き放ち、又は正しく注意することなく外を徘徊させた者

 33.(動物等による不条理等)牛・馬を驚かせて逃走させ、又は犬その他の動物をして人又は家畜に走り寄らせた者

 34.(無断消燈)公衆が往来し、又は集まる場所に点灯しておいた燈又は他人又は団体が表示となるようにするために点灯しておいた燈をみだりに消した者

 35.(公衆通路安全管理疎忽)公衆が往来する場所における危険な事故の発生を防ぐ義務がある者が燈を点灯しておかず、又はその他の予防措置を怠った者

 36.(公務員援助不応)雪・雨・風・津波・地震等による災害又は火災・交通事故・犯罪その他の急な事故が発生したときにその場所にいながらも正当な理由なく関係公務員又はこれを助ける者の現場出入に関する指示に従わず、又は公務員が助けを要請してもこれに応じない者

 37.(氏名等の虚偽記載)氏名・住民登録番号・本籍・住所・職業等を偽りで借りるなどして船又は飛行機に乗った者

 38.(質入品帳簿虚偽記載)物を質に入れるにあたって営業者の帳簿に氏名・住民登録番号・住所・職業等を偽りで知らせ、記入させた者

 39.(迷信療法)根拠が無く不思議で優れた処方箋のように言い張って、又はその他の迷信の方法で病気を診察・治療・予防するといって人々の心を惑わせた者

 40.(夜間通行制限違反)展示・事変・天災・事変又はその他の社会に危険が生じるおそれがある場合に警察庁長官又は海洋警察庁長官が定める夜間通行制限に違反した者

 41.(過多露出)公衆の目につく場所でみだりに裸を過度に出し、又は中までのぞき見れる服を着、又は覆わなければならない部所を出して、他人に羞恥心又は不快感を与えた者

 42.(指紋採取不応)犯罪の被疑者として立件された者に対して警察公務員又は検査が指紋調査その他の方法でその身元を確認することができず指紋を採取しようとするとき、正当な理由なくこれを拒否した者

 43.(席料徴収等)公衆が集まり、又は使用することができるものとして開放された施設又は場所において座席又は車を止めて置く場所を確保することを約し、又は確保しつつ金を受け取り、又は要求し、又はこれのために他人にうるさく付いてまわる者

 44.及び45.削除<88・12・31>

 46.(秘密踊り教習及び場所提供)公けでない場所で他の人から対価を受けて踊りを教え、又はその場所を使用させた者

 47.(闇票売買)興行場・競技場・駅・渡し場又は停留場その他の一定料金を受けて入場させ、又は乗車又は乗船させる場所で追加金を受けて入場券・乗車券又は乗船券を他人に転売した者

 48.(割込み)興行場・競技場・駅・渡し場又は停留場その他の公衆が集まる場所で乗車・乗船又は入場し、又はキップを買うために人々が列をなしているときに割り込み、又は押してその列の秩序を乱した者

 49.(無断出入)出入が禁止された区域又は施設又は場所に正当な理由なく立ち入った者

 50.(銃砲等操作いたずら)公衆が集まり、又は往来する場所で相当な注意をせず、銃砲又は火薬類その他の爆発のおそれがある物を扱い、又はこれを持っていたずらした者

 51.(無賃乗車及び無銭取食)営業用車又は船等に乗り、又は他人が買う飲食を食べ、正当な理由なく適正価格を支払わない者

 52.(へび等陳列行為)公衆が集まり、又は往来する場所でへび又は気味悪い虫等を売り、又は売るために置いて他人に不快感を与えた者

 53.(いたずら電話等)正当な理由なく他人に電話又は手紙を何回も繰り返して困らせた者

 54.(禁煙場所における吸煙)タバコを吸うことができないものと表示された場所でタバコを吸った者

 

2条(刑の免除及び併科)第1条の規定により人を罰する場合においては、その事情及び状態を考慮して、その刑を免除し、又は拘留及び科料を共に科することができる。

 

3条(教唆・幇助)第1条の罪を犯させ、又は幇助した者は、罪を犯した者に準じて罰する。

 

4条(濫用禁止)この法律の適用においては、国民の権利を不当に侵害しないように細心な注意を傾けなければならず、本来の目的から逸脱して他の目的のためにこの法律をみだりに適用してはならない。

 

2章 軽犯罪処罰の特例

 

5条(定義)@この章において"犯則行為"とは、第1条・第16号・第17号・第20号・第22号・第24号・第25号・第26号・第28号・第29号・第30号・第32号・第34号・第35号・第36号・第38号・第39号・第40号・第48号・第49号・第52号又は第54号に該当する違反行為をいい、その具体的な範囲は、大統領令で定める。<改正88・12・31、94・12・22>

Aこの章において"犯則者"とは、犯則行為を行った者であって次の各号の1に該当しない者をいう。

 1.犯則行為を常習的に行う者

 2.罪を犯した動機又は手段及び結果を考慮して、拘留処分とすることが相当であると認められる者

 3.被害者がある行為をした者

 4.18才未満の者

Bこの章において"反則金"とは、犯則者が第6条の規定による通告処分により国庫に納付しなければならない金銭をいう。

 

6条(通告処分)@警察署長又は地方海洋警察官署の長は、犯則者と認められる者に対してその理由を明確に表示した書面により反則金を納付すべきことを通告することができる。ただし、次の各号の1に該当する者に対しては、この限りでない。<改正96・8・8>

 1.通告処分書を受けることを拒否した者

 2.住居又は身元が確実でない者

3.その他に通告処分することが非常に困難な者

A第1項の規定により通告する反則金の金額は、犯則行為の種類により大統領領で定める。

 

7条(犯則金の納付)@第6条の規定により通告処分を受けた者は、その通告処分を受けた日から10日以内に警察庁長官又は海洋警察庁長官が指定する国庫銀行、その支店又は代理店又は郵便局に反則金を納付しなければならない。ただし、天災・事変又はその他のやむを得ない事由に由来してその期間内に反則金を納付することができないときは、そのやむを得ない事由がなくなった日から5日以内に納付しなければならない。<改正91・5・31、94・12・22、96・8・8>

A第1項の規定による納付期間内に反則金を納付しない者は、納付期間が満了となる日の翌日から20日以内に通告を受けた反則金額にその100分の20を加えた金額を納付しなければならない。<新設94・12・22>

B第1項又は第2項の規定により反則金を納付した者は、その犯則行為に対して更に罰を受けない。<改正94・12・22>

 

8条(通告処分不履行者等の処理)警察署長又は地方海洋警察官における長は、次の各号の1に該当する者に対しては、遅滞なく即決審判を受けさせなければならない。<改正94・12・22、96・8・8>

 1.第6条第1項各号の1に該当する者

 2.第7条第2項の規定による納付期間内に反則金を納付しない者


附則

この法律は、公布後30日が経過した日から施行する。

 

附則<88・12・31>

@(施行日)この法律は、公布後30日が経過した日から施行する。

A(他の法律の改正)住民登録法中次の通り改正する。

21条第3項を削除する。

 

附則<91・5・31>

 

1条(施行日)この法律は、公布後60日が経過した日から施行する。

2条から第6条まで 省略

 

附則<94・12・22>

@(施行日)この法律は、公布後1月が経過した日から施行する。ただし、第7条及び第8条の改正規定は、1995年4月1日から施行する。

A(夜間通行制限に関する経過措置)この法律施行当時従前の規定により内務部長官が定めた夜間通行制限は、警察庁長官が定めたものとみなす。

B(罰則適用に関する経過措置)この法律施行前の行為に対する罰則の適用においては、従前の規定による。

 

附則<96・8・8>

 

1条(施行日)この法律は、公布後30日以内に第41条の改正規定による海洋水産部及び海洋警察庁の組織に関する大統領令の施行日から施行する。[1996・8・8大統領令第15135号により公布した日から施行]

 

2条から第4条まで 省略


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