もんじゅ再開発表「原発」が「原爆」にかわる日

政府が原子力社会の未来をたくす「もんじゅ」
この道は人類をプルトニウムに手わたすことです。
コストも技術も矛盾のかたまリ。
世界は次々と高速増殖炉をやめています。
いまがチャンス!
「もんじゅ」を止めれば原子力産業に未来はない。
止めましょう「もんじゅ」を!

事故が起これば、

日本列島の半分を失う
核爆発の死の灰が
世界を襲う。

わが国で初めての大型実験炉ともいうべき高速増殖炉「もんじゅ」――出力28万k―は、大量のプルトニウムを使うため、あのチェルノブイリの大事故よりもはるかに高い可能性で、恐ろしい核暴走→核爆発事故が起こりうるとされています。さらに、水や空気にふれると激しく反応するナトリウムを冷却材として使うことが、危険性をより大きくします。

このことは4年前の事故でどれほど扱いにくく危険なものかということを恐ろしい思いで知ったはずです。あの時床の鉄板がもう少しで溶けて穴があくところでした。実際再現実験をしたら大きな穴が開いてしまいました。

 コンクリートとナトリウムが反応して爆発する。あの時新聞で取り上げられたことです。ピンとこないでしょうが、コンクリートをさわってみると絶えず湿っていて水々しい。実はコンクリートは40%も水を含んでいます。水と石灰と砂・砂利でできているのです。そこへナトリウムが触れるとどうなるか。コンクリートごと大爆発する。まさにコンクリート爆弾となるのです。もうわずかでそうなるところだった。そうなればまた管が壊れナトリウムが吹き出し連鎖反応的にもんじゅが壊れ究極の原子炉事故となっていた。これは現実の話なのです。

核曝発の事故がおこった場合、猛毒プルト二ウムを含む放射能が広範囲に放出され、日本列島の半分(約16万k平米)を失ってしまうことになります。地球の被曝量はチェルノブイリの比ではありません。しかも最近、建設地である敦賀半島西岸でM6.9クラスの活断層が発見されたことから、事故の危険性はますます大きなものとなっています。
永遠に消えない
「プルトニウムの毒性」
“耳かき一杯”の恐怖。
「もんじゅ」には14トンものプルトニウムが内蔵されるだけでなく、さらに新しいプルトニウムがつくり出されます。耳かき一杯の粉末でおよそ100万人以上を肺ガンや自血病にしてしまい、そのすさまじい毒性は半減するまでに約2万4千年もかかります。

世界が捨てた増殖炉
続けているのは日本だけ。

 「もんじゅ」の建設費は、およそ6千億円と見積もられており、最終的には1兆円を越すといわれています。しかも、そのうち約80%に国民の税金が使われます。以前は「夢の炉」とまで言われていた増殖炉も、今では安全性、経済性の面から実用化のメドがなく、すでに米、英、西独、仏の各国で、建設が中止・凍結されています。この危険な増殖炉「もんじゅ」に湯水のごとく税金を使う日本に私たちは暮らしているのです。

エネルギーか?
核兵器の材料か?
もう一つの隠された目的。

プルトニウムは現在、各国でエネルギーとしてより、主として核兵器の材料に使用されています。わずか5kg(ソフトボール大)で長崎型の原爆になるというプルトニウム。高速贈殖炉「もんじゅ」の隠されたもう一つの目的は、日本の核武装化と言われています。極秘事項の名の下に、核兵器の製造が進められていく大きな危険性をはらんでいるのです。

 それなのに新動燃はもんじゅの再開を99年4月発表しました。とうてい常識で考えられる話ではありません。私たちは何としてももんじゅを廃炉にして行かねばなりません。
←これが高速増殖炉「もんじゅ」
 動燃(動力炉・核燃料開発事業団)が敦賀半島に建設し、1994年春に臨界試験。この炉は普通の原発とは異なり、大量のプルトニウムを燃料に用い、燃えた量以上のプルトニウムを増殖させようというもの。でも高速といっても2倍で30年もかかる低経済性。2次冷却剤(ナトリウム)と3次冷却剤(水)との接点(蒸気発生器)のパイプは厚さ3.8ミリ。穴があけば一瞬にして爆発、そして大事故に。

写真/動燃資料から


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