グリーンピースのアピールボランティアが東京で逮捕される


グリーンピースのボランティア3人の釈放要求について

グリーンピース環境情報・臨時号より(3月22日)引用

   3月18日、グリーンピース・ジャパンは、子どもを塩化ビニルから守るという目的のために、「大好き♪おもちゃ やめよう!塩ビ」と書かれた横断幕をおもちゃショーの行われていた東京ビッグサイトに掲げました。その結果、横断幕を掲げた3人が警察に逮捕されてしまいました。その上、最長で4月9日までの勾留の可能性があります。

 この20メートル四方の大きな横断幕を、自らの体重を重りにして、建物の壁面に掲げたのは、グリーンピースのボランティアである、カースティ・ハミルトン(女性、オーストラリア)、マーク・ワトソン(男性、ニュージーランド)、リチャード・ピアソン(男性、ニュージーランド)の3人です。彼らは、日本の子どもを塩化ビニルの害から守るという目的のために、普段の仕事を休んで、ボランティアで、このアピール行動に参加しました。普段はそれぞれの仕事を持っています。リチャードはボートの整備の仕事、マークは出版社、カースティはロッククライミングのインストラクターです。

 3人は、今、代用監獄に入れられています。代用監獄は、裁判が開かれる前に、拘束しておくための施設です。日本以外の先進国では、この施設は警察署とは別のところにおかれ、不当な取り調べがおこなわれないようになっています。しかし、日本では警察署の中にあり、これまでさまざまな人権侵害が行われてきました。そのため、国際的人権保護団体のアムネスティ・インターナショナルなどから、非難を受けています。

 警察が彼らを逮捕した理由は、建造物侵入、威力業務妨害としています。しかし、横断幕を掲げたのは東京ビッグサイトの正面玄関の屋上からで、そこは一般市民が自由に出入りできるところです。その屋上から建物の外側にロープをたらして横断幕を掲げたのです。ですから、建造物侵入にはあたりません。また、グリーンピース・ジャパンはこの行動の後、日本玩具協会の会長及び事務局長と面談し、行動の説明を行いました。その際同氏らから、グリーンピースの行動が日本玩具協会の業務を妨害したとの発言はなく、当然告訴もされていません。今回の行動は、塩化ビニルのおもちゃの危険性を訴えることだけを目的としたものでした。グリーンピースでは、海外でも、同じようなアピールを行っていますが、ここまで長期に拘留された例はありません。詳しくは、

■下記リンクからニュースの4のプレスリリースの参考資料”海外の例”をご覧ください。

グリーンピース・ジャパンでは、クリスティ、マーク、リチャードをできるだけ早く代用監獄から出すように、要求をしています。読者である皆様にも、お力をお貸しいただきたいのです。

 以下のところに、電話、手紙、Fax、E-mailのいずれかの手段で、「現在、拘留されているグリーンピースのボランティアのクリスティ、マーク、リチャードの釈放を要求します。」という主旨のご意見をぜひお送りください。

 また、グリーンピース・ジャパンのメールアドレス(gri@interlink.or.jp)宛にクリスティ、マーク、リチャードの3人への激励のメッセージを送ってください。簡単なメッセージでも結構です。3人にお届けしますのでぜひよろしくお願い致します。

釈放要求先

東京地方裁判所 刑事14課 TEL 03-3581-5411(03-3581-1149休日)FAX 03-3581-5639

東京地方検察庁 野口検事(担当検事) TEL 03-3592-5611

警視庁 警視総監 TEL 03-3581-4321 警視庁ホームページ

法務大臣 陣内 孝雄 TEL 03-3580-4111 FAX 03-3592-7011 メール

総理大臣 小渕恵三 TEL 03-3581-0101 FAX 03-3581-3883 メール

外務大臣 高村 正彦 TEL 03-3580-3311 FAX 03-3592-0364 ホームページ


グリーンピース・ジャパンのニュースへ


本日、環境保護団体グリーンピース・ジャパンに家宅捜索が入りました。以下、抗議声明です。

1999年3月23日

抗議声明

 国際環境保護団体グリーンピースは、3月18日に逮捕された3人のボランティア・クライマーの不当勾留と本日行われたグリーンピース・ジャパン事務所及び事務局長自宅への不当な家宅捜索に対し、強く抗議する。

 今回の警察による3人の不当勾留とグリーンピース事務所および事務局長自宅への不当家宅捜索は、日本の環境保護運動などの市民運動に対する妨害である。

 塩化ビニルやダイオキシン汚染は日本では緊急の問題である。その対策を求める正当な訴えに対して、警察が、不当逮捕、それに次ぐ家宅捜索へと対応をエスカレートさせていることは、環境や人の健康の保護に対する市民活動の道を阻んでおり、言語道断である。

 すでに今回の捜査機関による理不尽な対応を、海外メディアもとりあげており、今後国際的な問題になっていくのも時間の問題である。

 安全な環境や人の健康を守っていくためには、市民による環境保護運動は今後益々重要性が増してくる。NPO法によって市民の意見を行政に活かす仕組みが育ちつつある現在、今回の家宅捜索は、より良い市民社会を目指す流れを大きく後退させるものである。

本日の具体的状況
 本日午前9:57環境保護団体グリーンピースの東京事務所(渋谷区代々木1ー35ー1代々木会館4階)に約20名の深川警察署員が家宅捜索に入った。
事務所の外では機動隊のトラック等3〜4台で約100人もの制服の警察官が待機しており、家宅捜索は、ものものしい厳戒体制の下行われた。

 今回の家宅捜査は、先週18日の東京おもちゃショーで、「大好き♪おもちゃやめよう!塩ビ」という20m四方の大横断幕を掲げた際、3人のボランティア・クライマーが逮捕された件に関するものと思われる。

 事務所は通常10時に業務を始めているが、事務局長の志田早苗と総務部長の二人以外の全スタッフ9名は、事務所内から排除された。
12:31には、警察は押収目録を引き渡し、12:44には退去した。
押収目録に記載されている罪名は建造物侵入、威力業務妨害であった。

 家宅捜索は12:49から事務局長宅にも及んでいる。
15:05分終了(押収物:朝日、毎日、読売の切抜記事のコピー1枚)
 グリーンピースは3人のボランティア・クライマーは3月21日に準抗告の申し立てと勾留理由開示請求を行なったが、準抗告については東京地裁によって棄却された。

*Kirsty Hamilton(逮捕された一人)のご両親は本日この問題について、シドニーで記者会見を行い、明日東京に到着されます。

お問合せ:グリーンピース・ジャパン 03−5351−5400
                   FAX03−5351−5417