7日の日本新聞協会理事会におきまして、奈良新聞社の同協会への再加盟を認めていただきました。復帰できましたことを、心から感謝申し上げますとともに、あらためて倫理団体の一員として新聞倫理綱領の精神を確立し、高い倫理水準を求めてまいることをお誓い申し上げます。

 8ヶ月前の去る2月に明らかになりました震災義援金問題で、奈良新聞社は新聞に対する読者の信頼と信用を著しく損ねてしまいました。世論の厳しい批判を受けますとともに、日本新聞協会の除名という厳しい処分となりました。この問題の重大さを直視するとともに深く反省してまいりました。県民・読者へのおわびと社内的な処分を行いながら、二度とこのような問題が起きないよう抜本的改革、読者の信頼回復への努力を続けてまいりました。

 日本新聞協会への再加盟を認めていただきましたことで、今回の問題が許されたわけでは決してありません。県民読者にお約束しました諸改革を、引き続き進めてまいります。

 真に「県民とともに歩む」地方紙として、そして奈良県を代表する報道・言論機関として再生していくことこそが、信頼回復への道であると信じております。あくまでも県民1人ひとりの目線に立った、徹底した報道・言論活動こそ「奈良新聞」に求められているものです。あらためて創刊の精神に返り、二度とこのような事態が起きないよう、さらなる改革を図りながら、全社挙げて信頼回復に努めてまいることをお誓いします。

平成10年10月7日
奈良新聞代表取締役 甘利 治夫

戻る