1.奈良新聞義援金問題って何
  3年前の阪神大震災を忘れた方というのはあまりいないでしょう。そして全く募金もしなかったという方はこれまた少ないんじゃないかと思います。ちなみに私も何千円かはしています。それはあれだけの大災害に人はお互い様だからやはりほっとけない思いがあったのです。これは全国民にかなり共通の思いとしてあったんじゃないか。とはいえ募金というのは信用をおけるとこにしないと何か危ないもの。
 だから奈良県内でも地元の有名地方紙である奈良新聞の募集した義援金に多くの人が応募しました。奈良県内で集められた募金の3分の1は奈良新聞社へと集まったのです。ところがですよ。98年2月3日に毎日新聞に載った記事で明らかになったのですが新聞社西島会長(当時の肩書きは社主)と渡辺社長がこれもかなり珍しいことですがこの集まった募金を物品に代えた。衣料品やFAXを購入した。しかもそれでリベートを作りその金を社主の関連会社に移してしまったというのです。何と言おうかかなり許し難いことではないでしょうか。奈良の人にとっては奈良の恥です。

  しかも今に至るまで西島氏は('98年8月22日現在)正当な商行為であると強弁し続けています。


2.それでどうなったの

 まず新聞協会は奈良新聞社を直ちに除名。それであらゆる記者クラブから資格停止され取材体制に大きな困難となりました。そして社会的な信用は地に落ち広告も急激に減りました。

 これで奈良新聞社主は辞めました。しかし持っていたほとんどの株は自分の関連会社に移しておりその影響力は変わらないようです。


 そして渡辺社長は代表取締役は平取締役に降格。しかし4月には編集責任者である編集局長に返り咲きました。それで社会的な非難が起きました。6月の株主総会では会社を辞めました。
 奈良新聞社は調査委員会を作って調べました。しかし社主の個人の責任で会社の責任は認めませんでした。社主と社長がやったことが会社の責任でないとしたら会社責任というものは世の中には存在しないということです。それはないでしょう。

 西島氏の、関連会社が株を持ち、当時の役員も代表取締役を含めて3人いて、西島氏は無冠ながらいまだに影響力が強くあります。
 奈良新聞労組は本当に苦しい中、がんばっています。


3.ではどうしようというの。

 奈良新聞を当たり前の活力ある会社に戻したいのです。自由な批判精神と5万部程度の経済的に地盤の確立した地方紙がほしいのです。奈良って行政が強く変なことばかり。大変問題が多いのです。でも全国紙の奈良版はほとんどまともな報道がされていません。奈良新聞ってそういうことでは部数に比べてこれまでにもスクープや地方議員の兼職を実名で暴くシリーズなど重要な記事をいっぱい載せています。質が高いんです。


4.これを問題にしている人々はどういう人たちなの。

 まあ普通の人たちと弁護士そして奈良新聞で働いている人たちで作る奈良新聞労組と新聞労連・近畿地連の役員です。私は奈良情報公開をすすめる会という市民運動の団体で申入書を出していてそのメンバーとして運営する幹事となりました。    


  

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