市民運動のトラブル

 市民運動は外部の妨害や圧力でつぶれることはほとんど無いです。逆に結束が固まったりします。つぶれるのはほぼ内部崩壊なのです。

1.人間的トラブル
 これは意外と多い。まあ何のためにやっているのかじっくり考えていただく以外ないですね。あんまりつきあいに固着しないことです。みんな違う人なんだとおつきあいは軽いものに止めておく。つきあいが濃密であれば近親憎悪などというやっかいなものが生じます。

 これは「3.内部萎縮」にも関わるのですが、何か内部だけで固まってしまう。そうなると独特の「私たちは人とは違うことをやっているんだ」という選民意識みたいなものが生まれて、日常とは違う濃密な関係を作ろうとすることが多いのです。これは実はただの錯覚なのですね。しかしこの錯覚は実に危険きわまりない。全ての堕落はこの錯覚から始まるのです。

2.成果が上がらない
 住民運動ではなかなかしんどい部分があります。特定地などの開発問題だったら止まらないことがありますし敗北もあります。

 その点正否が目の前にかかっていない市民運動は、こういう事を言うと怒られるでしょうが、まだやりやすい。やり方は今後別記しますので参照して下さい。

3.運動だけで内部萎縮してしまう
 これは見ていると、とてもとても多い。あたかも運動が一つの村のようになってしまいそこに固着してしまうのです。悪化すると隠語が飛び交い、排他的になり新規の人を寄せ付けないというようなひどいことになります。これでは運動をやっていくつもりがあるのかということになります。自らを開いて人に社会に呼びかけるのが運動なのです。酒を飲んで仲間内だけでオダを上げたければ別に運動などやっている必要はないはずです。あまりに重傷で治らないなら一度解散して出直しした方がいいと思います。

4.多様性を確保する
 ふだんから、いろんな人との関係を大切にして、知識も多様なものを読んだりしておく。人間関係が狭まったり知識がほんの狭いものになるということは危険です。多様性がきわめて大事なのです。それと自分が普通の人であることを忘れてはいけません。世の中のこといろいろやっていても普通の人ではないですか。使命感はあり高揚はしてもスーパーマンでも何でもない一般の人なのだということです。

 あまりに人間関係も知識も狭い人間の言うことを人が聞いてくれますか。運動も多様にして一種類ではなく、例えば映画サークルに入って役員をしたりする。私の知り合いなどは「螢をよびもどす会」などしています。


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