■自民党派閥一覧表■

自民党は一言で自民党と括(くく)る訳にはいかない。何故なら派閥が政党でありその連合体が自民党であるからである。従って選挙で自民党を応援する場合は、議員個人の資質同様に、彼らが何処の派閥に属するのかを考慮に入れなければならない。(数字は2002年3月19日現在)
自民党員237万人(大樹&特定郵便局長会24万人・軍恩連盟全国連合会15万人・日本医師連盟12万人 [日本医師連盟は日本医師会の政治団体]、日本遺族会11万人、日本歯科医師会全国老人クラブ連合会など)
橋本派
【平成研究会】
98人 (60 衆議院議員 / 38 参議院議員)
田中派→竹下派→小渕派→今に至る。途中羽田・梶山派離脱
会長:橋本龍太郎 副会長:野中広務
会長代理:村岡兼造  事務総長: 久間章生
X:額賀福志郎(KSD疑惑)
他の派閥と違い、明確な理念を打ち出さないことで「数」を増やす特色がある。自民党の「数の論理」を地で行く派閥。
竹下氏から小渕氏へ移行する過程で小沢・羽田グループが離反したが、自民党に復党したメンバーなどを取り込み、いつの間にか最大派閥に返り咲き。
選挙に関わる幹事長ポストを握ることで、党の運営全般を握る傾向がある。常に主流派。

森派
【清和政策研究会】
会員数60人 (38 衆議院議員 / 22 参議院議員)
福田→安倍→三塚→今に至る。途中亀井グループが離脱
会長:森喜朗      事務局長:伊藤公介
X:中川秀直(右翼団体、愛人)
比較的タカ派が多い印象があったが、亀井氏がそれらを引き連れて出ていってしまったため政策的には特徴が無くなった感がある。
釜本氏・橋本氏などタレント議員が比較的多いように映る。

江藤・亀井派
【志帥会】
57人 (36 衆議院議員/ 21 参議院議員)
(中曽根→渡辺→旧渡辺)+亀井派
会長:亀井静香江藤隆美 事務総長:中川昭一
X:中尾栄一(元建設大臣)
森派(当時三塚派)を離脱した亀井氏のグループと、山崎氏ら若手に離脱された旧渡辺派が合体してできた、党内タカ派の集合体。
長老が非常に多く、建設大臣経験者など利権が絡むポストが大好きな、ちょっとキワドイ派閥。1999年度の政治資金報告書でも、亀井氏が6億7,500万円とトップ。小泉総理の抵抗勢力と目されている未来創造議連の多くが、この派閥から出ている。

堀内派
【宏池会】
46人(35 衆議院議員/ 11 参議院議員)
大平派→鈴木派→宮沢派→今に至る。途中河野グループが離脱
会長:堀内光雄 会長代行:池田行彦 
事務総長:丹羽雄哉 最高顧問:宮沢喜一
内閣不信任案を巡り、ベテラン議員が加藤氏に反発して結成した最も新しい派閥。堀内派は加藤派と同様「宏池会」を名乗り、同じ名称の派閥が二つ並存する異例の事態になった。政界を引退している鈴木善幸元首相が名誉会長に。実質的なリーダーは古賀誠。

山崎派
【近未来政治研究会】
23人 (19 衆議院議員/ 4 参議院議員)
旧渡辺派から離脱
会長:山崎拓 事務総長:亀井善之
旧渡辺派を離脱した山崎氏が結成。タカ派。
他の派閥と違い、山崎氏が作った派閥なので、比較的山崎氏の意見でまとまっている。加藤政局ではその組織の強さをみせ株を上げたとも。

河野グループ
【大勇会】
15人 (12 衆議院議員/ 3 参議院議員)
下克上的に宮沢派が加藤派に代わるのに反発して結成
会長:河野洋平
派閥ではないということになっていますが、事実上派閥なので記載します。党内ハト派の代表格である河野氏がリーダー。
加藤氏に宏池会が禅譲されるのに反発して離脱。不信任案を巡るいざこざで、加藤グループのベテランと接触。

旧加藤派
【宏池会】
14人(11 衆議院議員/ 3 参議院議員)
宮沢派→今に至る。堀内派が離脱
会長:加藤氏の離党により不在
会長代行:小里貞利 事務総長:谷垣禎一
宏池会は池田勇人元首相が1957年に創設。池田、大平正芳、鈴木善幸、宮沢喜一の4首相を輩出。加藤氏が98年12月に宮沢氏から会長を引き継いだ。加藤氏は造反失敗後も経済構造改革など政策面の主張を続け存在感をアピールしてきたが、秘書の脱税事件で自民党を離党した。

旧河本派
【番町政策研究所】
13人 (12 衆議院議員/ 1 参議院議員)
三木派→河本派→今に至る
会長:高村正彦
ジリジリ数を減らして今や弱小派閥となってしまった派閥。ハト派が多い。
プリンスである高村元外相を総理にできるか。