BMI金融相場戦略
この中にシステム運用のヒントが隠されています(過去ログ)

21 システム構築と分析 No.5

まだHPを立ち上げてまもなくの頃は、システムについての説明や日計りを中心とした短期売買について否定的なメールを数多く貰ったものですが、最近はどういう訳か肯定的なメールの割合が圧倒的に多くなっています。メール内容に出てくる引用書物として必ずと言っていいほど皆さんは「STREET SMARTS」の翻訳本をあげられています。我々は彼らの手法を知りもしないし使おうとは思いません。現に独自のものを常に自分達のスタイルに合わせて何年も改良しつつ使用しているからです。人の話しや本が駄目だと言っているのではありません。鵜呑みにして自分で検証やリスク度を計らないまま使ったとしても年間ベースでの安定投機は出来ない事が分かりきっているからです。たかだか10ヶ月で随分とシステム運用も認知されたのかな?と思う反面、どのくらいの割合の人が継続して投機出来ているのだろうという興味もあります。システム運用が欧米のようにすそ野に広がり一般的なテクニカル分析ツールのごとく市民権を日本で得るならば逆の意味で稼ぐ事が出来るチャンスが広がることになります。欧米との国民性の違いかどうかは別として日本の中でもまた個人でも大変なレベルなシステム運用者を私は数多く知っています。ただ、誰一人として表で声を聞きません。「昨日は、18000円大台を一時割り込むなど、利食い、ヘッジ売りが終始優勢 な展開ではあったが、売りが出てもそれを吸収し、下がり難い底堅い動きを続 けた。昨晩のNY株式市場は、さすがに史上最高値近辺でのもみあいとなり、 シカゴ日経平均先物も18130円と大阪比20円高で材料とならず。 東芝とIBMの半導体メモリー事業の提携解消、横河電機とヒューレット・ パッカードとの計測器・コンピュータ分野の提携解消などの動きから、民間企 業が将来にかけて生き残りを模索する過程での新陳代謝としてポジティブに見 ておくべきであろう。  一方、税制では、相続税の最高税率引き下げの検討が始まりつつあるようだ。相続財産が20億円を超えると適用される70%の税率。おそらく、店頭公開を果たす企業家の多くがこの税率を適用されることで、人の10倍、20倍努力しても 7割も持っていかれることを考えれば、当然の見直しであろう。  本日は、全体指数がもみ合う中、昨日後場に動意づいた仕手・材料株が短期 バリの投資家によって売り買いされることになりそうだ。主力銘柄は、利食い 売りがやや優勢となりそうな気配だが・・・。 このカッコの部分はある日の有名情報ベンダーが出した朝のコメントです。これを読んで皆さんは買えますか?売れますか?ファンダメを市場の説明要因としてもってくるなら上記では構成要素があまりに足りません。本当にファンダメで分析してコメントを流すのであれば少なくとも時間単位で追っていき自分の判断に使う分析元の市場価格決定要素割合を常に求めなければなりません。でないと超短期では全くそれこそ的外れで、結果が仮に当たったとしても分析から求められた結果ではなく、偶然という事になるのです。長くなるので続きは次回に。

20 maverickであれ

少々前になるのですが相場の世界(システム開発)にも十分同じ事が言える記事があったので少し紹介します。7月19日号の「日経ビジネス」の「フォーカスひと」という記事です。ここに今世界中から注目されているノーベル物理学賞最有力候補の中村修二氏についてかかれています。彼はエリートでもなんでもない普通の研究員でありながらソニー、富士通研究所が全然追いつけない研究を発表しています。普通ならば半年あれば追いつけるという世界での話です。中村氏の研究は青色発光ダイオードと紫色半導体レーザーの実用化である。東大、京大卒の大手のエリート研究員にできない事を中村氏が出きることに付いて(ちなみに中村氏は徳島大学工学部卒で日亜化学工業勤務)ノーベル物理学賞受賞の江崎玲於奈氏は「マーベリックな研究者」といっています。学会派閥や常識にとらわれない一匹狼の研究者という意味です。「多くの実験を繰り返しながらちょっとした変化を見逃さず本質かどうかを見極められるタレントが備わっている」「日本のエリート研究者の多くは先人のやった研究成果をなぞるだけで、せいぜい改良を加えるだけが関の山」とも言っています。また他の人は「日本の研究者は知識量は豊富だが頭でっかちになってしまって独自の発想を持てなくなっている人が多い、その点中村さんは意外に物を知らない。だからこそ独自の研究課題を独自のやり方で克服できたのではないか」と言っています。これらの言葉はシステム開発者にとっては「はっ」とさせられるものではないでしょうか?人に何と言われようが関係ないのです、認めてもらう為や名声を得る為に我々は日々戦っているわけではありません。我々は明日は無いという緊張感を維持しながら自分の為、背負っているものの為に勝負しているのです。我々ももう一度初心に帰り「maverick」でありたいと思います。

19 システム構築と分析 No.4

28番の続きとなりますが後付け解釈としてもっとも顕著な例は大事件です。例えば朝から弱気になる理由は1つも無く事実堅調に推移していくものの要人の暗殺や天変地異により流れが変わり安く終わってしまうというものです。これらの事後のコメントは皆さんの想定通り非常に簡単なものです。例えば「朝から堅調に推移していた市場ではあるが、後場に入り某国の大統領暗殺のニュースが流れると利益確定の売りや手仕舞いが断続的に出て、台湾、香港なども下げ幅を拡大していく中、本日の安値で終了した。一部のコメントとして上昇基調は変わっておらず、今日の下げがいい押しにつながるとの見方もでている。」などと書いてしまえばいいわけです。しかし投資家が欲しいのはそんな後解釈のコメントではないはずです。そのような突発的な事件は稀だといっても何がしか大きなインパクトを与えるニュースというのは1年に何回もあることです。システム部分の基軸ではそれらをどう判断するかです。大きなニュースは流れを一方的にしてしまうことが多々ありますから排除するにはもったいないということがあります。また月日が経ってしまってあとからチャートを見た時には大きい陽線もしくは大きい陰線としてみてしまうでしょう。我々は、特別要因事項としてデータの排除は全くしておらず通常の日と同様の扱いです。ただそういう一方的な時にポジションを積んでいれば逆方向ならばロスカットだけでなく、ドテンの手法も使います。恐怖に皆がおののいている時や楽観して浮かれすぎている状況の極端な心理はそれが極端すぎるほど歴史は繰り返します。いくら物事が発展しても人間のもつ本質的な弱さには変化がないからです。ですから我々はそのようなコメント部分は「その他大勢がそう感じているのやな」と認識してそういう時のポイントをブレークした時の動きにはすばやく反応するよう心がけています。

18 システム構築と分析 No.3

システム構築には基礎データの積み上げが当然の事ながら必要となります。どのような手法であれ過去を用いて回帰やラインから予測したり、類似パターンから予測したりする訳です。果たしてこれが本当に有効な手段であるかどうかは現在のデータのみから判断して有効とは決して言えないでしょう。同一指数などの取引きが形態などを変化させることなく200年300年と続いているならそれなりの返事は出来るかもしれません。しかし現在取引きのある指数系はまだまだ我が国において発展途上であるとともに異常とも思える規制があります。このような状況下で如何に信頼性の高いモノを構築するかが当然の課題となります。データ量が多ければ統計学上の理論の正当性を主張するにはもってこいとなりますがデータそのものの信頼性と言う部分の根底が条件であり、日々刻々と変わる投資手法やヘッジに対応してきている現在と仮に10年前のデータを同一視していいのかと言う事も実際問題あります。またデータ量に関しても週1本よりは日足に相当する週5本の方がまた前後場に分けた週10本の方が、また1時間足、30分足と区切りが短くなればなるほど視覚的なデータは増えます。このときに1つ注意があるとすればいくら分割してもボリュームの合計は変わらないということです。またもっと言えばこれは我々の場合ですが仮に30分足でデータを積み重ねる場合、寄り付きを含む部分と前引けを含む部分、後場寄りを含む部分、大引けを含む部分は区別しています。

17 システム構築と分析 No.2

簡易計量経済学ですが言葉のニュアンスからくる難解なものではなく非常にシンプルなものです。想定値を用いて単純回帰にて予測を導き出す訳ですが、説明変数1つをとっても何を用いるかによって導き出されるものは変わってくる上に経済基盤の変化には付いていけないと言う致命的とも思える欠陥を持ちあわせていますから単体で相場に応用してしまうと非常に危険です。上記の事からも分かるようにそれ自体は非常に誤差の大きいものであるために短期の急激なボラの拡大などに関して導き出されたものは非常に乖離の大きいものとなってしまいます。ここが一般的な景気予測とボンドの予測しいては金利予測との違いです。需給を考えた場合、超短期においてはやはりテクニカルを外す訳にはいかないという考えを持ちあわせていますから24で書いたように組み合わせとなっている次第です。現在のシステムはそれらの要素もあって短期のボラの拡大に付いては特殊要因を除いて危険と判断するために中期トレンドシステムとは言うものの波に乗れない場合が結構あります。この辺も課題となりますがリスクの許容度を勘案するともっと根底から考えないといけないのかもしれません。225先物に付いては言ってみればそういう意味から考えるとリスク許容度は大きくなっています。それだけ時間をかけて解析していて不利になった時の各ポイントでの判断が明確であると言う部分がそれに寄与していると考えられます。また複雑であればあるほど優れているとは限りませんしその逆の方が「真である」と言えると思います。いくら複雑に分析解析したとしても市場での価格出会いに付いて全ての事情や要素を含んでいる訳ではなくそういう部分から全く的外れ的な事をしているともいえるからです。その辺を十分承知の上、人とは違った事をして行こうと思っています。よって我々の行動はあるものを頼りにして「このようになるだろう」ではなく「こうなったら、こうする」といった極めて明快なものです。

16 トレンドフォローシステム

いろんなトレンドフォローシステムがありますが、今独自のやり方で作ろう考えているのがボックスを抜ける時に進行方向に追随するやり方です。基本ベースは同じで既に公開されているものもいくつかあると聞いたことがありますが、他人が作ったものに資金を投入しようとはまったく思わないので調べていません。皆さんもチャートなどから狭いレンジを激しく動いた後に上下どちらかの均衡を破ると、エネルギーが溜まっていた分大きく動くというのをご存知でしょう。後付け解釈が簡単に出来る相場ですが将来も確定的に運用していくには細かな検証が必要となり、この検証をやるとだましに遭遇してリスクが迫ってきます。ある程度のリスクを許容範囲に押え込み尚且つ出来るだけ大きくトレンドを頂くというシステムを考えなければなりません。トレンドの幅は狭くても確実に取れればいいと思われるかもしれませんが、だましによるマイナスをトレンドで補うためにはリターンを伸ばせるだけ伸ばす必要があります。現在2つの角度から検証しているのですが許容範囲にリスクを押え込むことが出来ず苦戦しており、225Fに固執せずボンドやトピックスに幅を広げてみようとも考えています。トレンドが強く現れる特性を持つ市場ならどこでもOKです。

15 システム構築と分析 No.1

私がシステム構築や分析をする時のスタイルは基本的にヘッドホンにて音楽をガンガンに聴きながらやっています。「気が散るやろ」と良く言われますが昔から「ナガラ族」でビートの利いた音楽やアップテンポのものを好みますから全然気になりません。ディスコミュージックをガンガンに掛ながらでも熟睡できます。これは1つのスタイルですから今後も変えるつもりはありませんし変わらないでしょう。最近はご多分にもれず宇多田ヒカルのCDを中心に聴いています。構築などに付いて質問をよく受けますが各々のやり方があり、他の人のやり方をほとんど知りませんから何とも言えません。ただ正直な話225先物の現在稼動している数々のシステムに付いては一般的に知られているテクニカル指標は全くと言って良いほど組み込まれていません。誤解を招くといけませんが決してテクニカル指標の効果を否定している訳ではありません。現在の自分達のやり方、スタイルに合ってないというのが本音です。継続して投資すると言うスタイルを維持していくには自分達と波長が合うものを使用しないと精神的にもかなりの負担になります。ボンドの場合はテクニカル(パターン認識中心)と簡易計量経済学的なものの融合となっています。これら両者は過去からの流れや過去の説明にはもっともらしい解釈を付ける事ができるという点で共通項がありますが当然の事ながら理論で説明できないという事象に対して相反する部分をもちあわせています。この辺も比重や無視項目などの点で今後の大きな課題となります。

14 「新マーケットの魔術師」

この本を読んで改めて我々が常日頃特に意識している事などが載っています。引用になりますが「システムをそっくり誰かに譲ったとしてもその人はきっと1ヶ月もしない内に自分の考えに合うようにシステムをいじりだすでしょう。どんな理由にしろ他人のシステムには満足しないものです。もしシステムをブラックボックスのまま渡せば事態はもっと悪くなりますね。そのシステムでトレーダーは気が変になってしまうでしょう。プログラムの中で何が行われているか分からないからシステムが損を出し始めるとそのシステムを使わなくなってしまうでしょう。」「それぞれのトレードはこれからする1000のトレードの最初の1つと考えるようにする。」「自主的とは自分自身でトレードの判断をするということでもある。他人の意見を聞いてはならない。一度や二度その意見がトレードに役立ったとしてもいつも必ず他人の意見を聞いていればマーケットの対する自分の考えを混乱させるばかりか結局はカネのかかることになる」これらのことは今まで常にHP上で書きつづけたことです。自己啓発としても読めますからお勧めします。ただ逆の立場でもし自分がインタビューに答えるとするならば重要部分はオブラートに包むか一般論に差し替えると思いますからそういう目を持って読むのも良いかもしれません。要は自分自身の確固たる投資法が存在するかどうかです。それは超短期にのっとった手法であれ長期を視野に入れた手法であれかまない訳です。長期スタンスの人が長期の手法で反対売買のポイントが来てない状態で短期スタンスの人が自分と反対のアプローチをかけて不安になるなら見なければ良い。最後に頼るべきは自分です。そうでなければこの先、間違いなく生きていけないでしょう。こういう部分まで日本人気質の横並びは必要ありませんし勝つ気ならその方法を考えるべきです。遊びならそれでも構いませんが引き際を考えておかねば高いものにつくかもしれません。我々は人の真似事をし、常に多勢で相場に関する知識、経験は乏しいと来て上記の本の引用部分を見てもまだ我々の「投資戦略」を見ますか(笑)?

13 スクリーニング

データの検証について色々な期間が考えられますがシステム検証のためのデータとしてはひとまず10年をめどにやっています。しかし10年前など価格推移を先物と現物で比較しても分かるように信頼性においては今一つの感が有ります。先物市場が完全に整備されてなくOPに関しても理論値とあまりにかけ離れたミスプライスと思われるプライスがついています。そのミスプライスが日中幅に収まればまた違うのですがこういった物は運が悪くよくその日の高値や安値で見受けられたりします。実質海外先物、現物とペッグされ価格に信憑性をもとめるのなら5年前からくらいでしょうか。一日の値幅を見ても過去5年に溯るのと10年に溯るのでは大きく違ってきますし現在から5年前までと5年前から10年前では比較になりません。それを統一してシステムとなるとかなり苦しいロスカットの設定やサインの出現となります。現在の価格出会いも将来から見れば滅茶苦茶と言われる可能性もあるわけですからそう言った意味においても柔軟性を持たせないとやはり苦しくなるでしょう。海外モノでは寄り付きを軽視したものが多々見受けられますが我々はシステム上重要視しています。大引け後に何かあったときやはり寄り付きでかなりの部分織り込んでしまうという考えに立っているためです。また既存のデイオーバーポジションが寄り値の窓により、ロスカットに当たる場合もでてきますからやはり注意して見ておかねばならないものでしょう。あと過去の検証上で気を付けなければならない事は出来るだけ検証と同時にその時その時点の雰囲気をデータや新聞などから感じ取る事でしょうか。莫大な時間と労力がかかりますが、精神面の鍛練を考えるとかえって近道かもしれません。あくまでも一例ですが225先物が15000−15500−14800−15400という4本値でアプローチ法が単純に寄り付きで新規に買って引け清算、ロスカット300であったとして、相場環境としてはここ数日悪いニュースばかりで前日の終値が15300、連日の下げだったとした時に検証上はコスト込みで+400となりますが精神的に弱ければ恐らく寄り値で買えないでしょうし、もし買えたとしてもそれから下がっていく過程で「今日もヤバイ」とロスカットポイントよりも早めに損切りしているかもしれません。やはりそう言った事を乗り越えない限り機械的な売買はできません。機械的な売買が出来ないという事はつまり過去の検証が全く役に立たない事を意味します。

12 システムについて

「システム」を構築するというと難解な理論式をもとに複雑な演算をワークステーションなどを利用して・・・と想像される方もいらっしゃいますが、そんな事をしなくてもちょっと目の付け所を変えるだけで簡単なものが出来上がります。(それに満足するかどうかは別として、ただ複雑なものが良いものかも別ですが)そんな例の1つに例えば225先物のシステムを作ろうとした時、多くの人が目を向けるものが225先物の過去データと各種テクニカルツールです。あとは良くて225現物のデータと言う所でしょうか。勝率が良くてなお且つリターンが望めるなら使用データやツールは何でも良いはずなのですがどうしても関連付けを求めてしまうためにあまりかけ離れたものに目がいきません。関連付けのあるツールやデータを集めても良い結果が出ないものならそれは結果として駄目と言う事になります。商品の世界では何気なく良くあるパターンなどでも株にそれを持ってくると殆ど説明の段階で「えっ?」と露骨に嫌な顔をされます。そのものが幾ら良い結果を残してもです。何が言いたいかと言うと例えば株先のシステムを作るのにアプローチ法としてコーンや小豆等商品や全く他の指標を見ても良いじゃないかと思うのです。債先と株先と為替を関連付けて見ている人は多いはずですがそれに商品などをつけて考えても良いじゃないかと・・・。純粋なファンダメンタル派からは非難轟轟でしょう。しかし各種テクニカルが人により解釈が正反対に変わる場合がありなお且つどのツールにもダマシがあるという事実を考慮すると「相場を当てたもの勝ち」であればツールやデータは何でも良いのではないであろうか。実際そうやって見る事により組み合わせも無限に広がりますし可能性も無限です。一番いけない事は自分で可能性を閉じるべく枠をはめ込んでしまう事だと思います。こんな事をダラダラ書くとまた「バカな事を・・・」を思われそうですからこのくらいで。

11 システム「AS」 2

「つづきを書け」とおっしゃる物好きな方が世の中にいらっしゃるようですので前回のつづきを少々書いてみます。サインの続きですが20日移動平均にてサインが出た時に10日移動平均と終値の関係をみます。それから10日移動平均には5日間のサイコロジカルを20日移動平均には10日間のサイコロジカルを常に求めておきます(このサイコロジカルの日数がミソといえばミソですが)。すべて先物です。前日比変わらずは陽線を+として陰線をーとします。寄り引け同値でなお且つ前日比変わらずは除外して計算します。前回サインは20日移動平均と先物の終値で見ると書きましたのでそのサインが有効か否かを上記のサイコロジカルと10日移動平均と終値の関係から見る訳です。もう分かりましたよね。20日移動平均を抜いて買いといっても連騰で過熱感を伴ってないかをサイコロジカルで、それより短期スパンの10日線と終値の関係は崩れてないか、をフィルターとして使います。使い方はそれぞれ考えてみてください。それらをフィルターとして使うと常に抜いたから「買い」「売り」とはなりませんし、max乖離*0.83のポイントに来たからといって常にドテンにはなりません。まあフィルターとしての考え方からなら他にもっと良いのがあると思われます。当然中期システムですがすべてのトレンドは取る事ができません。またもみあいが長い時はロールオーバーをしなくてはならない状況もでてきます。まあ検証してみれば分かることですがそこそこのトレンドは取れるはずです。あと問題としてフィルターの使い方を厳しくするとサインが出ないばかりか、ドテンの時などポジションを持っている時に不都合が生じる事がありますので、気を付けてください。ロスはロスとして許容しないと融通性のあるシステムは作れません。と言う事で傑作が出来ましたらご一報を。

10 システム「AS」

システム「AS」というのが第二分類に保存されています。第一から第三まであるこの分類の意味は第三がシステムの土台は作ってみたものの欠陥が露出し今後手を加えてもデビューできないであろうシステムが入っている所で、第一は実際使用された事があるが、新しいシステムに負けて今は使用されていないものや、作成中のシステムで検証などを経てデビュー近いもの、もう少し手を加えるものが入っている所です。第二はその間という所でしょうか?手を加えるにはかなり時間が掛かるものなども入っています。「AS」はまさにそれにあたります。「AS」は225先物のシステムです。システムといっても大層なものではありませんし私がシステム開発に、のめり込み始めた頃のものですから「何やねん」という程度のものですがパフォーマンスはそこそこです。「AS」は2種類の移動平均を使います。先物10日移動平均と、先物20日移動平均です。過去データから20日移動平均と先物の終値のmax乖離(上方乖離と下方乖離の2種類)を求めてその数値*0.83を求めておきます。サインは2種類先物の終値が20日移動平均を下から上に抜けた時買い(上から下に抜けた時は売り)、上記で求めたmax乖離*0.83のポイントに先物が終値で越えるとドテンです。ですから最低単位売買しても1枚か2枚もっていることになる中期システムです。これだけならさすがに使い物になりません。フィルターとして10日移動平均とサイコロジカルを使います。えっもういいって、そうですね、それじゃあこれくらいにしておきますか・・。

9 指標に付いて

何気なく見ているものの、「説明せよ」と言われると、案外スムーズに出ないものが多いようなものを見て行きましょう。
まず通称「短観」。正式名称は「企業短期経済観測調査」で主要企業短観での対象企業は資本金10億円以上で上場会社からとなっている。もっとも注目される業況判断DIの作成方法は「良い」「さほど良くない」「悪い」と言う3つの中から選択されたものの構成比で「良い」の回答構成比−「悪い」と答えた回答構成比で算出され「さほど良くない」は中立とされ除外される。ちなみにDIとは「ディフュージョンインデックス」の省略である。
「有効求人倍率」は公共職業安定所で取り扱っている求職者、求人会社のデータをもとに作成される為それ以外のものを含まないので最近では実勢と少々認識面において誤差がある。(公共の職業安定所以外での求人もかなり有る為で実際それを通す事無く就職している人も多い)有効求人数/有効求職者数で表される。
「企業倒産」これは政府統計でない為公式なものではありません。民間企業の「帝国データバンク」「東京商工リサーチ」が負債総額1000万円以上の倒産企業の統計を発表しているものです。
これら上記3つでもいざとなるとなかなかディテールまでの説明は出来ない事があります。特に概略に付いてはすぐ説明できるだけに尚もどかしいものとなります。また機会を見て各指標や金利、為替、原油、商品について書こうと思います。

8 システム運用と相場観

「マネー革命」ネタになりますが、突発的な事柄に伴う感情を入れないが為のシステム運用のロス部分ですが、これに関しては運用者及び開発者で定義があり色々な意見があるでしょうが、総じてテクニカル上でのシステム開発者は全く考慮しません。特に日計りを含む超短期張りの場合、出動回数から見た突発的な事柄は、わずかな%でしかなく、開発時点での許容ロス部分に全て含まれてしまうからです。逆に言うと政策がらみで、「何か出るのではないか?」と毎日ビクビクしながら相場に携わっていても何もでない事も多々ありますし、自分が「何か出るのでは?」と思っている事自体皆が思っている事で相場には日々織り込まれているかもしれません。確かに場中に何か出て(倒産、格付け変更、天変地異、金利など)大きくそれまでとは逆に動くこともありますが、そればかりに目を向けると通常のトレードしている事実を無視する事になります。チャート分析されている方は気づいていると思いますが、過去のバーチャートの超大陽線や大きな窓について感情をいれて解析するでしょうか?RSI、ボリンジャーなどの指標もそれらを含めた上で現況を教えています。その特殊部分だけをオシレーター系の指標ソースから外そうとしないはずです。ですから過去の突発事項を容認しているので今後起こりうる突発事項についても容認するというのが私の根底にあります。ただ突発事項についても全てがマイナスに作用する訳では無いはずでその逆もあるでしょう。マイナスに作用すればその為に決められたロスカットがある訳ですし、今後作っていくであろうシステムについてもそういう事柄は考慮しないと思います。中長期に関してはそれらをきっかけとしてトレンドが変わる可能性も否定しません。

7 マーケットプロファイル投資手法について

マーケットプロファイルを利用したアプローチの仕方は星の数ほどありますが洋書等でも必ず取り上げられているものにIRレンジ(イニシャルレンジ)のブレークに順張りでつく。というのがあります。具体的には9:00−10:00の時間帯の高値もしくは安値をそれ以降の時間帯で抜いた方向につくというものです。
ここでは日計りと225先物を条件にしてみましょう。
ターゲット(利食いポイント)については本によりまちまちですが、IRと同値幅で考えて例を示すとIRが15000−15150で10:45に15160を付けたとします。ここで買いとなり約定後、利食い指値が15310となります。(15160+15150−15000)
ここで起こる問題点の1つが15160で約定できるか?と言う点です。逆差しができれば問題はないですが個人レベルでは担当に張り付いてもらうほかないでしょう。ただブレークした瞬間に価格が流れれば約定値は不利になりますし、流れなければ同値もしくは有利にできるでしょう。
そこで225先物の1日の平均値幅(1日に動く値幅の平均)をご存知でしょうか?大体280円です。最近は300円ほどになっています。あくまで平均ですが乱暴な言い方をするとどんなに窓を開けて場が始まったとしてもその価格を含めて1日280円動くということです。平均値については皆さんお持ちのデーターで簡単に算出できるはずですからやってみてください。
つまり平均値を利用するならIRが200以上あってそれからブレークして順張りでついても日計りであればターゲットに達しないことになります。その上そこからの順張りは危険ということが分かるとおもいます。ただ単純に値幅の平均値を毎回当てはめるのは愚策ですから、これらをこのまま使用するとなると値幅予測ができるに超したことはありません。我々が値幅予測のシステムをつくったのもマーケットプロファイルのためではなく日計りによるリスク度を計るためです。
値幅予測が高い確率にて出来ればIRブレークで順張りでつくというのは悪い手法ではありません。あとはどの価格帯までのブレークを有効にするかとロスカットの設定をどうするかとなります。実際我々のシステムではマーケットプロファイルによるものは補助システムの1つがターゲット目標に他の指標と組み合わせられています。今回は簡単に手法をわかりやすく書いたつもりですが、また気が向けば2弾3弾と書くかもしれません。ただ個人的には日計りであれば精神面を除けば逆張りのほうがよろしいような気がします、どうしても順張りのノリシロ部分が気になるもので・・。

6 相場について No.2

移動平均、一目均衡表で言われる転換日に」始まり満月新月に至るまで各種指標などや抵抗ラインといわれるポイントはあらかた見ています。オプションは基本的に株先と連動します。株先は大手プレーヤーが参戦していますので毎日あるポイントを付けるとそこから上を取ってきたり、下を切ってくる動きが多々見受けられます。それは短期売買のディーラーなどがそのポイントにて買い乗せもしくは寄りでのショートを閉じたり、また売り乗せしたり寄りでのロングを切ったりするためでその辺の動きは注意しておく必要があります。5年くらい前と現在では日中幅が拡大してきているので尚更です。ザラ場を見る事が出来る人なら最低で数ヶ月出来るだけ細かい割の4本値を記録してみるとおもしろいと思います。前後場4本より1時間足、それより30分足(Mプロファイル)それより10分足にといった具合です。仕手株についてですが個人的には好きで「福助」「本州紙」などから「マッチ」「ゴシゴシ」などや「兼松」「コパル」「宮越」などの大きく育ったものからそうでないものまで色々手がけてきましたが最近は各種規制が入るのが早い事もあって大きく育ちません。(大きく育てばいいというものでもありませんが)そのためあの特有の「ドキドキ感」が感じられなくなっています。個人的にはロングでは早乗り早降りの繰り返しでショートでは死に体にをモットーに手書きチャートとシステムの併用で売買します。全てとは言いませんが思惑、心理面戦争の感の有る仕手株の前後場チャートや時間足チャートの中でも特に寄り近辺と大引け近辺については若い時期や崩れる前など良く似た形が良く現れます。また出来高についても加工して照らし合わせると面白い結果が得られます。暇な方や熱心な方は一度見てみると良いでしょう。何か飛び抜けたものを見つけられたら是非ご一報を。かなり本腰の入った過去に手垢の付いていない新しいものが出てきて欲しいと思っているのは私だけでしょうか?

5 相場について NO.1

「あなたはファンダメンタル派それともテクニカル派?」という問いかけを良く聞きますが私の場合はテクニカル派と言えると思っていますが自分でも良く分からない線引きの上での結論ですしシステム派にとって「ファンダメです」とは言えない部分がありますからそうなるのでしょう。ただどちらも否定はしませんしどちらか一方だけで相場に勝つ事もあるでしょう。やはりどちらであっても自分に責任が持てるか否かでしょう。例えばある銘柄を買おうとした時に買う前には「昨日の安値近くで買おう、利食いは直近の高値で損切りは買い値の15%下で」などと決めているのにまず実際安値近くに株価が来ると「下を切るかもしれない」と注文を躊躇したり、すでに出している指値を下げたりする。また買った後も利食いポイントまで来ても「まだ上がるだろう」と反対売買しない。損切りラインまできても持ち持ちになったり「いや、こんなはずでは」とナンピンしたり。その時々で自分を正当化したいがためにルールを曲げる。大体において銘柄を持ってない時の感情が極端に表れない時の考えが正しい事の方が多いでしょう。どうしても人間ですから人より多く儲けたい同じ損をするなら小額でしかもその事実は隠したいという事はあるでしょう。しかしこの感覚がなくならない限り、日本中にある「塩漬け株の山」はなくならないでしょう。塩分の取りすぎは体に悪い事は皆さん知っていても「塩漬け株」の取りすぎや持ちすぎも同様に体に悪い事は知ってないのかもしれません。またたちの悪い事にこれら塩漬け株の漬け主の多くは「儲かるって言ったじゃない」「言う通りにしたのに、騙された」など自己責任などどこ吹く風。たしかにちょっと前迄はかなり強引な勧誘があったことも事実ですがやはり最後は自己責任。儲かれば自分の実力、損は証券マンのためでは日本版401Kプランも危ないぞー。

4 オプションについてNo.4

よく本などで買い方の戦略の一つとしてSQ近くでプレミアムの安いものに投資し続けて一発大きいものを獲る事によって年間収支をプラスにする戦術がありますが果たして有効でしょうか?仮に一年間12回投資したとして2勝10敗で最初の半年負けつづけるとその後も同じように投資できるでしょうか?2勝10敗でも勝つかトントンのような論調ですが大きな勝ちが2回来るかは分からず、大幅な動きが有ってもSQ近くでは2,3日タイミングがずれただけで大勝はなくなってしまいます。ただそれもSQ近くで投資するという定義に基づいたシステム売買だと言われればそれまでですが・・・・本の通りにやって稼ぐ事ができるなら誰だって苦労はしません。ですから各々が自分に合った投資法を確立しそれを状況に応じて微妙な変化に対応するようにする事が大切です。それは我々にとっても永遠の課題です。とくに頑固おやじ集団ですからそれらのことは常に意識するように努めています。現時点でアップしているオプションに絡む戦術は大きな動きを直前に察知する事が出来ないのなら(ましてその方向まで)頻繁に出動し小幅利食い小幅損切りを繰り返し大きな流れに乗りかかった展開に持ち込めれば、しっかり頂くという考え方に基づいています。個人的にはもっとリスクを軽減させる事が出来るのではないかと思いもっと良いものにしていくつもりです。(しかしリスク軽減とリターンの期待値の増大はなかなか簡単にはいきません)

3 オプションについて No.3

色々な本を読んでいるとオプションの組み合わせについて各種手法がでてきます。ストラドル、ストラングル、ブルコール、レシオコール、バタフライなどなど。単純なものならともかく複雑なものは個人にはお勧めできません。紙に損益線を書き込んで、にらめっこしている人やパソコンに打ち込んでいる人を多々知っていますが勉強のためなら良いのですがそれらをもとに理論めいた事を言うのは得意だが全然儲かってない人を何人も知っています。例えばデルタに注目しCとPを売りたてて限りなくデルタを0に近くポジションを持てたとします。しかし0に近いというのは極論ではその一瞬の事であり、その後大きく動きの有った日や翌日かなり大きな窓が開いた日など0に近くするためにはC、Pともに大きくポジションを膨らましてしまう事になるでしょう。そうする事について異論は有りませんが個人でどこまでついていけるのか、どこまでリアルでタイムロスの無い相場が見る事が出来るのかは疑問です。ですから複雑な事は知っておいて損はないですから勉強に留めてそれらは機関投資家やディーラーに任せて各々は自分自身の投資法を確立する事が先決で大切です。

2 オプションについて No.2

では相場観にてピンポイントで転換点を当てる事が出来ないとなると買い方はどうやって勝かですが、まず時間的価値の減少を極力押さえる必要が有ります。買い方はポジションを持ったその瞬間から時間的価値の減少と戦う事となります。それからボラの変化にも注意が必要となります。つまり日計りを前提に直近連続して一日の変動が大きい時はその状況が続くと予測される時、変動が無い時は大きく動くと予測される時にポジションを持つのです。オプションで日計り?と思われる事かもしれません。各種システムの組合わせにより売買サインを頻繁に出す事によってポジションを持つ機会が格段に増えます。パターンにより期待利益はまちまちですが、ロスカットが近いため最大ドローダウンは小さく勝率が良いですからいかに出動できるかにかかっています。手数料部分についても規制緩和の追い風が吹いています。手数料部分についても規制緩和で下げてくる所が出てきたと言ってもなにせ今までがべらぼうに高かった訳で「もっと考えんかい」と言いたい。しかも追随して下げる所は先陣と同じ割引率。「こういう時だけ下値抵抗線でもみあうな・/FONT>vこの場におよんでも長年規制で守られてきた横並び体質はぬけっきっていないようだ。話を元に戻して本を色々読んで知識が増えたから勝つというものではありませんがやはりオプションひいては株式先物の理論の最低限は勉強しておかねばなりません。

1 オプションについて No.1

一般的に現在の投資家のオプションについての考え方や投資目的の位置づけは大別して持ち株のヘッジと投機であり圧倒的に後者が多数を占めている状況です。しかも大半の投資家はオプションについて不利が明らかな買い方です。ここでは敢えて買い方が不利な理由を割愛しますが、買い方オンリーになってしまっている理由に見せ金の(開始基準と委託証拠金)高さと「売り方は損失無限・/FONT>、買い方は投下額のみのリスク」という誰もが使う共通語です。この「損失無限大」という相手を萎縮させる事に十分な言葉が雑誌などで踊り、証券マンから真顔でその言葉を聞かされるととても恐ろしいもので1回のミスで財産が吹っ飛んでしまう幻想に取り付かれてしまいます。基本的に「空売り」も言ってみれば「損失無限大」であるにもかかわらずこの差は何でしょう。おそらく仕組み等を理解しているか否かの差と思われます。では買い方は圧倒的不利を踏まえた上で勝つ事は出来ないのでしょうか?よく本では年に2,3回ドンピシャのタイミングを当てる事が出来れば大勝できるような論調が目立ちますが年2,3回ドンピシャを当て続けている本の著者を私は知らない。自分の相場観は非常に大切なファクターですが(センスという意味で)相場観を持つと言う事は何がしかの情報(チャートを含む)を基にこうなるだろうと予想する事で予測とは違います、なぜなら市場に影響をあたえるすべての情報を個人が持っているわけでなくその1部分を自分の思うような解釈で思い込んでしまうからです。相場観が強ければ強いほど知っている情報は自分の都合の良い様に変えられてしまい良い方向に展開している時は良いのですが悪い展開になると損切りなど出来なくなってしまいます。時間との戦いである買い方にとってこの相場観は非常に曲者です。

 

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