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![]() 序章 殺されてありがとうございます 愛する人を病院に殺された人々へ/ルソーが見た医者 断章1 解剖学教室より --- ある人物の物語 1 医者に殺されるな! あなたはどうやって医者を選びましたか?/口封じ あなたの薬/家族にも危険が!/詐欺師の顔色を見る要領で 報告しない医者/糖尿病で殺されるな/何も教えてくれない先生 インフォームド・コンセントの現実/説明されたかな? 盲腸で殺されるな/盲腸炎は国民病?/殺人病院からの脱走 私たちを取り囲むもの/五体不満足という免罪符 名医に殺されるな/経営の苦しい病院を見抜く セカンド・オピニオン/保険のおばちゃんは事情通/金を借りる医者たち 患者の情報が借金のカタに/苦しくなったら病気を作る 断章2 恭 子 2 危険な病院から脱走せよ! いつまでも治せない病院に通わない 神様のような”名医“がいる病院には行くな!/「指導料」はお小遣い 患者は医者の奴隷/こうすればあなたも病院の人気者 病気の作り方/拝啓 筑紫哲也様/メディカル・リテラシー 利権は患者の体/古代の医師・キリスト/マインドコントロールする医師 麻酔医がいない病院には行くな/投資回収に協力させられる患者 医者が疲れて患者を殺す/大病院の危険性 開業医たちが作り出すデメリット/医師の過酷な勤務実態 地域医療と開業医/マテリアル(材料)/大学病院は研究施設である 多国籍軍みたいな大病院/医師は医局に仕えるもの/某有名大学病院 医師免許更新制度が必要/そこが変だよ!テリー伊藤さん! 変態は医者になろう/恥知らず/うわべの言葉/ヒポクラテスの誓い 魂のない医療の始まり/アメリカ医療への鞍替え 3 医者に復讐せよ! 法で裁かれる医師たち/医師を裁くのはあなたです 殺されるべきか、生きるべきか/利権はあなたの体 まるで医療テロリズム/シミュレーション 医者を眠らせるな! 断章3 儲からなければ殺してしまえ! 終章 医師への手紙 医師への手紙/患者への手紙 |
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![]() ■ 医者に復讐せよ本誌よりの抜粋 書中に三部ある掌編小説のうちの一部「恭子」より 意識が戻るとそこは病院だった。受信状態の悪いテレビのように粗い粒子で全てのものができた世界。 「助かった・・・」「ここは命を救う場所」全身の痛みが激しい、自分でもどこがいたいのかわからないほどに痛い。息苦しい。もし痛みだけで出来た池というものがあるのならば恭子はそこでおぼれているようなものだった。「だれか・・だれか」助けを呼ぼうと思い声を振り絞ろうとしても声にならない。自分の自由になるのは粗い粒子でできた世界が見える目だけだった。「助けて、助けて、助けて・・・」恭子は自分の自由になる視線を使ってなんとか助けを求めようと必死になって視線を泳がした。 「誰かがいる。・・・看護婦だ。こちらに背を向けている・・・」しかし恭子はこちらの視線に気づいている女がその看護婦の後ろにいるのを見た。それは三十時間ほど前の恭子自身だった。 体のどこが痛いのかが一つ一つはっきりとし、その痛みの一つ一つが死へと変わり彼女を食い尽くそうとしているのが恭子にはわかった。「いやだ!いやだ!死にたくない。誰でも良いから助けて!」恭子は自分の視線に気づいている三十時間前の恭子に視線を送った。だが、三十時間前の恭子は看護婦の肩に手を回すと自分の方へ背中を向け数歩だけ歩き頭だけをこちらに振り向けた。振り向けられた顔はもう恭子の顔ではなかった。子供のころにみた「ひひひ」と笑うあの曲がった顔のあの鬼女だ。 鬼女は笑いながらこう言った。 「ひひひ・・生と死を決めるのはお医者様なのよ」 |
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