数字に弱いあなたの驚くほど危険な生活
ゲルト・ギーゲレンツァー
早川書房
2003年9月30日初版発行

最近乳がん検査は結構話題になっているような気がする。
だが、もし、実際に被験者が乳がんである確率が世間で思われている理解とは少し異なるようだということがわかったとしたらどうだろうか?

この本では確率を「自然頻度」に置き換えて伝達することで本当の意味が一般人に理解できることを主張している。
そして、その中で主として医師の数字オンチとその対策を示している。

そこで印象的なのは、

「インフォームド・コンセントが望ましいというなら、それは単に同意書に署名するかどうかという問題ではないことを認識すべきである。これはリスクのコミュニケーションの問題なのだ。」(P141)

のくだりである。
これは医師に限らず、あらゆる人に通じる話ではないかと思う。
その他いろいろと、示唆に富む本だと思う。

ただ、冒頭のフランクリンの言葉だという、
「死と税金のほかには、確実なものなど何もない」
ってのだけはそうかなと思ってしまった(苦笑)。
(だって、本当にそうなら「見解の相違」なんてないもんなぁって思っちゃったんだよね。)
(2004/01/06UP)