書籍 20051226

マンガ エンロン
アメリカ資本主義をゆるがす史上最大級の粉飾決算
脚本 清水昭男 作画 広岡球志
発行者 パンローリング
2005
112日初版第一刷発行

 マンガとはいえなかなか侮れない。エンロンとSPEとの関係の核心部に触れてあり、
大づかみには話の全容が分かるのではないだろうか。


使える!確率的思考
小島寛之著
ちくま新書 筑摩書房
2005
1110日第一刷発行

 実は経済学的な視点を背景においた統計の本。
 しかし、実はビジネスの視点で見た確率の見方を教えてくれる本。

世界大戦の際に、兵士の多くは戦場での爆撃の中で爆弾でできた穴に身を隠したという。これは一度落ちた場所に再度爆弾が落ちる確率は少ないだろうという確率的判断をした結果である。

ギャンブルで同じ目が出続けた際に次に同じ目が出ると思う人、出ないと思う人、同じように実は根拠がない判断である。これを「無記憶性」と呼ぶ・・・なんて話に興味のある人は是非。

個人的に面白かったのは、

(1)答えにくいことをアンケートで聞き出す方法(P68)
「不確実性の有効利用」ないし「でたらめの効能」という話

(2)使えるバス・使えないバス(P97
平均して7時10分に到着するバスで、
(バスA)前後2分ブレがあるバス
(バスB)前後10分ブレがあるバス
の2つがあるとしたら、バスAを利用するのはともかく、バスBを使うくらいなら歩くか車を常用するほうがましだとなるだろう。
ここでは「平均到着時刻」はABの区別をつけえない。問題となるのは「平均からのブレ」、つまり標準偏差なのであるという話

などである。
確率は昔勉強したといっても(だから大数の法則くらいは分かるけどね)いい加減な勉強しかしなかったので結構なるほどーであった。

(2)