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「ゴルディアスの結び目」というのをご存知だろうか?
例のアーサー王登場まで誰もとくことのできなかった、複雑な結び目である。
(アーサー王の場合、えいやとこれをぶったぎってしまったのではあるが。)一見すると「ゴルディアスの結び目」のような厄介な事態も、実際には単純な事態、されどそれを
「どうしようもない」
と思いこんでいることが幾つか重なっているだけに過ぎないということは決して少なくない。
ただし、これは、一つずつ片付けることが可能な場合もあれば、幾つかの要素を同時に処理しないといけないという相互依存的状況になっている場合もある(「複雑系」っていうのの典型例でよく語られているのは後者ではないかと思うんだけどね)。
そういう意味では、確かに最近は、同時並行処理しないとダメなものも少なくない。
ただ、そうではあっても、結局は一つ一つを見据えて処理していくことが「手戻り」しないという意味で、正道だと思う。
頭だけで考えると、一度にやろうとして近道のつもりが結局は遠回りになる。
逆に思考を放棄して惰性でやると、いつまでたっても同じ場所をグルグル回るだけになってしまう。
「錯覚いけない。よく見るよろし。(升田幸三)」
短気を出さずに、じっくり一つ一つを見ること。
当たり前のようだが、とても大事なことじゃないかと思う。
(2003/06/09 アーサー王はアレキサンダー大王の誤りです。腐乱す猿の狂授さん、プリュギアさん、ご指摘ありがとうございました。)