会計 統合化アプローチへの試論

〜キャッシュフロー計算書を基本財務諸表と考える私なりの理由


キャッシュフロー計算書が騒がれ出してからもう数年で、
新制度自体も開始し、地方の書店でも本屋にキャッシュフロー
計算書のコーナーを設けているケースすらも珍しくもなくなった。

だが、どうしてこんなにキャッシュフロー計算書は叫ばれる割に
いくつもいくつも「解説書」が次から次へと出るのだろう?
(税効果会計もいい勝負だが)
それは、
「なんかわかったようなわかんないような・・・」
という、はっきりした概念を説明せずに、日本公認会計士協会の
実務指針を下書きにしただけの本か、
従来の資金繰りの本をリライトしただけの本が大半で、

「どうしてキャッシュフロー計算書が基本財務諸表なのか?」

という根源の問いに正面から回答していないものばかりだから
ではないだろうか?

ごくわずかに良心的な実務書もあるが、残念ながら、上記の
根源の問いには答えていない。

「経営に役立つから」
「グローバルスタンダードだから」
「金融機関が融資の際に使うから」
どれも嘘じゃないし大事なことだと思う。
しかし、それらは付随的な話である。

キャッシュフロー計算書が、会計の基本構造の中で果たす役割や
位置付けを明示しなければ、経営上の有用性はぼやけてしまう。

たとえば、今のままでは「資金繰実績表じゃどうしてだめなのか?」
のような問いには殆ど無力ないしトートロジーの回答しか出せない
のではないか?

いずれ、真摯な研究者の方々が道を作っていってくれるとは思う。

しかし、会計を役立てんとするまさに経営の現場にいる自分が
今自分なりの回答を出しておくことはそれなりに意味がある
のではないかと思う。


第1章 基本的姿勢と目的(2000年5月31日UP)

第2章 仕訳というデータ配列(2000年6月30日UP)

第3章 損益計算書の役割(2000年7月31日UP)

第4章 キャッシュフロー計算書の役割(2000年12月31日UP)

第5章 貸借対照表の役割(2002年中UP予定・・・すみません。年内UPは無理でした・・・。)

以下続く(予定)

補論

その1 結果フローの一次性 (2001/05/31UP)

番外編

その1 貸借対照表の多分(^^;一番簡単な考え方(2001/04/11UP)