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第10回 仕訳データ集計結果の使い方 その1

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はい、第10回です。

さて、仕訳の基本的な考え方の説明がほぼ終わりましたので、
今度は仕訳というデータを集計した結果の使い方のお話に入りまし
ょう。

仕訳というのは、原因系データと結果系データでした。
で、結果系データというのは、財産の増加(減少)を直接的に金額
で表現していました。

とすると、それを集計した結果というのは、ある期間の財産全体の
増加・減少の結果を、財産種類別に金額で把握できる、ということ
になります。

実は、ここで、仮に、最初財産ゼロの状態からスタートしたとすれ
ば、この集計結果は、ある期間の末(期末と言います)における財
産の残高そのものを意味することになります。

例えば、

1月1日から12月31日までのデータを集計するとして、
財産ゼロからスタートしたとすれば、

5/31 商品仕入高 800円 / 買掛金 800円

6/10 現金 1000円    /商品売上高 1000円

7/15 買掛金 800円    /現金 800円

とすると、結果系データは現金と買掛金ですが、
買掛金はプラスマイナスで消えてしまうので、
現金が200円残ります。

他に仕訳がないので、これが12月末の財産残高であり、現金残高が
200円ということになります。

(注:実務では、あるはずの現金がなかったり(^^;なんてこともあ
るのでこの仕訳の集積=残高には必ずしもなりませんが、「あるべ
き残高」を算定するためにはやはり大事な視点です。)

では、次の年度はどうなるか?

次回はそこから考えていきましょう。

では、また。


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