企業提携の理論的メカニズム

企業提携の理論的根拠

外部資源のコントロール

企業は内部資源だけで活動しているわけでなく、外部の資源を必要とする。外部の資源の利用に関するコントロールを可能にし、不確実性を低減するために企業提携を模索する

企業提携の制度化

環境の不確実性が増加すると、個々の企業にとっては何かベストな策かが確信できなくなる。したがって、他社の様子を見て真似をすることによって環境に適応しようとする。企業提携も、他社が真似することによって流行する

取引きコストの低減

企業が個々に独立していれば、取引きをする際に、常に交渉ごとをしなければならないため、取引きの時間とコストがかかる。企業提携することによって、企業間の取り決めを増やすことにより、取引きをはじめとする物事の流れがスムーズになっていく

企業提携の促進要因

相互補完性

異なる企業が異なる強みと弱みを持っている場合、企業提携することによって、お互いの強みを利用し合い、お互いの弱みを打ち消し合うことができるため、提携に関する相性が良いといえる

地位の類似性

産業や社会における企業の地位や評判が等しい企業同士の場合、提携したときの力関係も均衡するため、良好な関係が築けやすい。逆に地位が高い企業と低い企業の場合、力関係のアンバランスが生じやすい

人的つながり

提携候補先の企業と自社の企業において、インフォーマルな形で人材同士の交流があったり、なんらかの関係がある場合は、信頼関係も築きやすく、企業提携がうまくいく可能性も高まる

企業提携が起こりやすい条件

新技術集積

イノベーションが活発に起こり、新技術を持った企業が集積している場合には、お互いの技術を生かそうとして企業提携に踏み切る動きが起こりやすく、また企業提携がブームかしやすい

ハイステイタス企業

産業内や社会でステイタスが高い企業の場合、様々な企業から注目され、情報が入り、提携の提案もされやすいため、より企業提携に踏み切る確率が高くなる

過去の経験

企業提携の経験が蓄積されると、各企業が成功体験や失敗体験を通じて、効果的な企業提携を実行するための知恵を蓄積することになる、したがって、より成功の可能性の高い企業提携が起こりやすくなる