タスクの複雑性と戦略

タスクが複雑になると、それを遂行するための
戦略がパフォーマンスに影響する

タスクの複雑性の類型

  • コンポーネント複雑性(タスクを構成する要素が多い、タスクを遂行するのに、いろいろなコンポーネントを操作する必要がある、タスクを遂行するのに必要な情報量が多い)
  • コーディネーション複雑性(異なるコンポーネントをコーディネートして整合性をとっていく必要がある、いろいろな要素が連続的に組み合わさっている、コーディネートするスピードが求められる)
  • ダイナミック複雑性(タスクに必要な情報、要素などが変化しやすい)
 

タスクを遂行するための戦略プランの類型

  • 蓄積された一般プラン(これまでに蓄積された、いろいろなタスクに共通する戦略プラン)
  • 蓄積されたタスク限定プラン(これまでに蓄積された、対象となるタスクに限った戦略プラン
  • 新しいタスク限定プラン(これまでにはない、新しい、タスク限定プラン)
  • タスクが単純な場合は、蓄積された一般プランで通用するが、タスクの複雑性が増すにつれた、新しいタスク限定プランの戦略を練る必要性が高まる
 

複雑なタスクと目標設定

  • 複雑なタスクになってくると、単純な目標設定の理論が効かなくなってくる、特に蓄積された一般プランしか使えない場合、目標が高くてもパフォーマンスは向上しない
  • 目標が、新しいタスク限定プランの戦略を練ることを喚起させた場合、その戦略がパフォーマンスの高低に影響する
  • 複雑なタスクの場合、グループによる参加型による目標設定は、よりタスクを遂行するための戦略を練ることに対する優位性が高まる
  • フィードバックの内容が、取組んでいる戦略についての巧拙についての情報を含み、よりタスクに適した戦略を練っていくのに役立つようであると、目標設定の有効性が高まる
  • タスクをこなすための時間が十分に与えられている場合、戦略を考える余裕がある場合は、複雑なタスクであっても目標設定の有効性が高い