アウトソーシングとコンサルティング

コンサルティングは、一種のアウトソーシング(外注)企業とも捉えられる。しかし、アウトソーシング企業とすると、一般事務などの業務派遣、業務委託関係の部分も含まれた広い範囲をカバーするイメージとなるため、そして、名前が格好よいため、コンサルティングとして別の枠で見たほうがよいとする考え方もある。

実際、人材派遣や業務委託系のアウトソーシングと、一部のコンサルティング企業の業務とが非常に似通って、ほとんどオーバーラップする場合もあるが、コンサルティング企業とするほうが、割合に優秀な社員を集めることができるし、コンサルタントという肩書きにプライドを満足させることによって、よりモチベートされるという効果もある。

コンサルティングのアウトソーシング色というのは、以下のようなレベルがある。

「知恵」のアウトソーシング

企業が、重要な意思決定や戦略の決定などに必要な知恵を、そういった思考に特化して活動しているために、情報もあって慣れている人々(=コンサルティング会社)に対して外注する形態。具体的な提案や代替案の提示をアウトプットとして求める。

「情報」のアウトソーシング

知恵のアウトソーシングと似ているが、もっと基礎的な情報、かつ信頼性の高い生の情報などを求めるアウトソーシング、それをどのように用いて具体的な意思決定や業務の推進に用いるかは、むしろ自社の社員やトップの方でやっていくため、必要な情報さえ、効率的かつ比較的低コストで手に入ればよい。

「プロジェクトリーダー」のアウトソーシング

多くは、短期型のプロジェクトについて、チームを引っ張り、プロジェクトの計画や進捗管理などをてきぱきとリーダーシップを発揮しながら実行していける、「プロジェクトリーダー」を、そういった能力を持ち、多くのプロジェクト経験を率いてきた人材を抱える企業に外注あるいは人材派遣してもらう。リーダーの貢献による特定プロジェクトの成功が目的

「社員教育」のアウトソーシング

社員を叱咤激励してやる気をださせたり、心を動かすメッセージや講演を行ったり、または具体的な業務のスキルなどを向上させるための「講師」的な人材を派遣してもらうかたちのアウトソーシング。「○○先生」のように権威と名声があり、スピーチやプレゼンテーションが非常にうまく、それに社員が感化されてやる気を出し、企業が活性化されると最もよい結果に結びつく。

「IT」のアウトソーシング

情報技術に絡む部分を、全体の設計から、構築に必要な業者や資源の調達、実際の構築、使いこなすためのトレーニングあるいは実際の運用まで、ITに絡むありとあらゆる業務を、丸抱え的に請け負うアウトソーシング

「IT以外の事務作業レベル」のアウトソーシング

ある程度専門性が要求される事務作業について、それを専門的に受注するかたちのアウトソーシング