フィードバックシステム

フィードバックの仕組みは意外と複雑である

フィードバックの機能

  • 結果の情報を与える(目標よりも悪い、目標よりもよい、など)
  • 報酬としての情報(ポジティブフィードバック)、罰としての情報(ネガティブフィードバック)
  • 注意を喚起する(自分の行動や結果に注意を向けさせる)
 

フィードバックの種類

  • 漠然とした結果の情報のみ
  • 具体的な情報、目標との乖離などの情報
  • 結果の情報とその結果に関する評価(良かった、悪かった)
  • 次回への助言、期待(こうするべき、こうしたほうがよい)
 

ネガティブフィードバック(目標以下の結果)への対応

  • 目標と結果との差異を縮小しようとする動機付けが働く
  • より目標に近づくよう、努力量を増やす
  • 目標そのものをあきらめて放棄する
  • 目標の水準を下げる
  • フィードバックそのものを疑う、否定する
 

ポジティブフィードバックへの対応

  • 目標のレベルを上げて、さらに努力する
  • 目標に到達したため、努力するのをやめる

 

フィードバックの注意喚起機能

  • フィードバックは、注意をタスクの遂行に向けさせる場合もあるが、注意を自分自身に向けさせる場合もある(自分の能力はどうかなど)
  • タスクに注意が向く場合、タスクの戦略を練ったり、能力を高めたりして目標との乖離を減らそうとする動機付けが働く
  • 自分に注意が向く場合、自分自身の能力が適しているかどうかの判断がなされる
  • 自信がある場合は、能力の向上を図るが、自信がない場合は自己防衛機能が働き、目標を放棄したりする
  • 自分への注意の喚起は、タスクに必要な認知資源を消費するため、タスクの遂行に影響する
  • タスクが多くの集中力や認知資源を必要とする場合、フィードバックがタスク遂行の効率を低める場合がある