フィールドリサーチの方法

データ収集

  1. 観察(起こっていることを観察し、フィールドノートに、見たこと、聞いたこと、感じたこと、考えたことなどを記述する)対象に対してあまり介入をしない受動的な方法であるため、対象の自然の姿を捉えることができる
  2. アーカイブ(様々な情報や過去のイベントなどの記録を参照する)必要な情報が記録されていなかったり、情報が正確でない可能性もある
  3. インタビュー(積極的に研究対象や関連する人物に働きかけ、情報を得る)対象に積極的に働きかけるので、対象も研究されていることを意識せざるを得ない
  4. 質問票やアンケート(対象に対して質問を直接的に聞く方法)

データ処理

  • データ量の削減(フィールドで収集したデータは膨大である。その中から必要かつ意味のあるデータを抽出したり、まとめたりしていく)
  • 関連するデータ、似たようなデータをまとめて、意味のあるカテゴリーを作っていく
  • テーマ設定(収集された情報をまとめながら、ある意味のあるテーマをデータに見出していく。複数の研究者がお互いに合意しながらテーマを見出していく)
  • 異なるカテゴリーのデータや異なる視点からのデータから、共通点を見つけ出す
  • 研究の進展や理論の構築に重要だと思われるデータを見つけ出す

調査中の意思決定

  • フィールドリサーチの終了(いつリサーチを終了するかは、データ収集およびデータ処理を繰り返すうちに、もうこれ以上研究者が新しく学ぶことがなくなったと判断したとき、また研究成果としての理論やそれを裏付けるデータに新たに付加するべき価値がなくなったと判断した場合)
  • 対象への働きかけ(対象が、自分が研究対象であることを意識していると、自然な姿を捉えることができない。しかし、インタビューや質問票などを用いることによって、単なる観察では得ることができない貴重なデータや洞察を得ることが出来る可能性がある。したがって、どの程度、対象に対してアクティブに働きかけるかの判断が必要)
  • インタビューの構造(インタビューの手続きや質問内容を標準化、構造化することによって、収集する情報の信頼性が高まる、一方、インタビューを会話型にすることによって、予想外のデータを手に入れることができたり、新たな発見をする機会も増える。したがって、インタビューをどの程度構造化するべきかの判断が必要)