インタビューのテクニック

インタビューの基本デザイン

  • テーマの設定・紹介(このインタビューが何の目的で、どのような問題意識を基に、どのような情報を得るために行なわるのかについて説明することによって、インタビューの意義を明確する
  • インタビューは、新しい理論や考え方を生み出すために行うのか、既存の考え方や理論を確めるために行うのか、非常に形式的なものなのか、非常にラフなものなのか、研究の主たるデータとして用いるのか、研究の補助的データをして用いるのか、などをクリアにする
  • インタビュー調査の全体構造(どれだけの数のインタビューを行うのか、事実を中心にした情報収集を行うのか、人々の意見や解釈を中心とするデータを収集するのか、インタビュー結果はどのように用いられるのか、インタビュー結果自身が何らかのレポートになるのか、などをクリアにする

インタビュー実施時の流れ

  1. インタビューの目的の説明
  2. 今回のインタビューで欲しい情報などの全体的な説明
  3. インタビューの最後に、成果をしっかりと伝えることを約束する
  4. インタビューの内容を記録したり、テープに録音したりしてよいかの許可をとる

インタビュー時の質問テクニック

  • 導入質問(まず、○○について教えてもらえませんか・・・など)
  • フォローアップ質問(あいずち、相手の回答に対する質問・・・など)
  • 新展開導入質問(では○○についてもう少し詳しく話してくれませんか・・・など)
  • 質問の特定(○○にしぼって少しお聞きしたいのですが・・・など)
  • 直接的な質問(あなたは○○をしますか・・・など)
  • 間接的な質問(例えばどんな人が○○をするのでしょう・・・など)
  • 構造化質問(あらかじめ決められた質問)
  • 解釈質問(もし私の解釈が間違っていなければ・・・ということですか・・・など)
  • 沈黙(沈黙を上手につかって、インタビューの流れをコントロールする)

成功するインタビューの条件

  • インタビューの内容が、即興的でかつ具体的・特定的で示唆に富むものであること
  • 質問の回答が、質問内容とつながっていること(質問内容とずれた回答でないこと)
  • インタビュアーの質問は短く、回答者の話す時間が長いインタビュー
  • インタビュアーが、回答者の回答を聞き返したりしてきちんと確めること
  • インタビュアーが、回答者の回答を解釈してみたりすること
  • インタビュアーが、解釈したものをうまくインタビュー全体の流れに乗せること
  • インタビュー自体がコミュニケーションとしてうまく行っていること(ぎこちない様子ではないこと)
  • インタビューは、プライベートな空間を確保して行うこと

望ましいインタビュアーの条件

  • インタビュアーが、インタビューのテーマについて熟知していること
  • インタビュアーは専門家であり、回答者に、専門家であるために信頼できる人物であると思わせること
  • 回答者について事前によく調べ、どんな人物かをよく知っておくこと
  • インタビュアーが自分自身をよく知っていること
  • 堅すぎもなく、やらわかすぎもない、適切なインタビューの流れを創り出す能力
  • 質問は、具体的で明確でかつ簡潔であること
  • インタビュアーが礼儀正しいこと
  • インタビュアーが、秘密を厳守し、中立な立場であること
  • よい聞き手であること
  • クリティカルな視点を持ちあわせていること、表面的なことだけで理解を終わらせず、さらに深いところまで突き詰めようとする態度
  • インタビュアーが会話の内容をよく記憶していて、流れをうまくコントロールできること