組織間ネットワークがもたらす効果

組織間ネットワークの特徴次元

  • ネットワーク構造:どのようなネットワーク形態をしているか
  • メンバーシップ:どのような企業がネットワークに参加しているか
  • ネットワークの様相:関係のモード、可塑性など

ネットワークのもたらす効果

  • ジョイントベンチャーによる新規事業、新分野進出、実験的運用などがしやすくなる
  • サプライヤーとのネットワークをより戦略的に活用できる(例、サプライチェーンマネジメント)
  • 企業提携を通じて、相互の組織学習を可能にする
  • 企業間の信頼関係の醸成を通じた、効果的な業務遂行、戦略の実施
  • ネットワーク間に広がる様々な資源を相互に利用可能
  • 企業の事業構造転換、新規事業進出、異業種参入に関しては、他企業とのネットワークがどのようになっているかが影響する
  • 企業間ネットワークのどの位置に自社がおかれているかによって、利益が出せる構造が変わってくる
  • 企業間ネットワークにおける企業と企業の関係性を修正(強めたり弱めたりする操作)することにより、様々な効果が期待できる
  • 特定の産業内で、特定の企業のみでネットワークを構築することによって、他からの参入を阻止するブロックをつくることができる
  • 競争優位の源泉となる広いネットワーク資産を企業間で共同所有することにより、ネットワーク資産の持つ恩恵を複数の企業が受けることができる(企業競争力の源泉となる資産は、企業内の資産のみに限らない)
  • ネットワークを活用してアクセスできる資源は豊富(情報、資金、商品、サービス、人材など)
  • 企業間で共有するネットワーク資産は、他の企業にとって、真似のできないものであり、代替不可能のものである
  • ネットワーク資産の存在は、それぞれの企業が欲しい時だけジャストインタイムで調達し、それ以外の時は他の企業に使ってもらうといった柔軟なバッファとしての役割も持つ
  • ネットワーク間で信頼関係が育成されることにより、企業が自分勝手な行動によってネットワーク全体の不利益をもたらす可能性を低める
  • 企業の自己中心的な行動が、仲間はずれになって長期的に不利益につながるような関係を構築することができる

文献

Gulati, R., Nohria, N., & Xaheer, A. (2000). Strategic networks. Strategic Management Journal, 21, 203-215.