パワーマネジメント

リーダーにとって、物事を成し遂げるためには、パワーという要素を考慮にいれたマネジメントが必要となる。実行プロセスの概略は以下のとおり。

組織の中では、例えリーダーや管理者であっても、自分の思い描いている目標を自分一人で達成することはできない。必ず誰かになんらかの協力を要請したり、社内の別の資源を利用しなければならない。したがって、まず目標と実行する内容を明確にしたならば、組織の中の誰がその実行にとってキーパーソンとなるかをまず把握する必要がある。

次に、自分および自分を取り巻く重要人物の依存関係および持っているパワーの状況を把握することが求められる。組織の人々は一人一人考えや目標が異なっていることを忘れてはならない。そして最も重要なのは、自分と考えが違う人物をいかにしてに自分の考えのとおりに動かすかである。

物事を成し遂げるためにはパワーが必要だということを覚えておく必要がある。パワーは、自分に反対する人物やグループを自分の考え通りに動かすために必要となる。そして、パワーはどこからくるか、どうやって自分の持つパワーを大きくするかということについてよく理解しなければならない。例えば、重要な情報を握っていることがパワーの増大につながるのならば、そういった情報を押さえることが重要となってくる。

パワーを行使する戦術の開発、タイミング、コンビネーションなど、効果的にパワーを使う知識や技術を身につけておかなければならない。たくさん知っておれば、どういった状況にどういった戦略・戦術を用いればよいかといった選択肢の幅が広がり、かつ最も効果的な戦略・戦術を選ぶ能力がつく

参考

Pfeffer, J. (1992). Managing with Power: Politics and influence in organizations. Harvard Business School Press.