リクルーターと応募者との関係

就職活動をしていると、特定のリクルーターとの関係が深まっていくことがある。例えば、そのリクルーターはたまたまの巡りあわせであったが、面接などでお互いに意気投合してしまうようなケースである。

このような出来事は、2つの影響をもたらす。まず、応募者としては、より企業への魅力度が高まることである。リクルーターは、応募者から見れば、企業のカルチャーやその他の性質を代表する人物でもあり、彼の印象がそのまま企業全体の印象へと発展する可能性もある。もちろん、別の人との面接を重ねていくうちに、より現実的な企業イメージにたどりつくことになるだろうが、やはりリクルーターへの特別な感情が芽生えれば、それが企業全体への好感度に大きく影響しよう。

次に、リクルーター側としても、その応募者へのバイアスがかかり、彼を入社させたいという方向に彼の行動をしむけるだろう。それは社内における彼の評判につながったり、上司や採用意思決定者に対する彼の売り込みなどの行動につながり、より彼が内定を得る確立が高まっていくのである。

そして、その結果、応募者が内定をもらったならば、別に行きたい会社があっても、断るのが難しくなることが考えられる。またリクルーター側にしても、もし彼が選考から外れたことになった場合に、その結果を報告しずらくなるであろう。

このように、リクルーターと応募者との関係性が、より感情的なものに発展することによって、何らかの影響が生じることを念頭においておくとよいだろう。それを戦略的に活用するのもよし、逆に双方にとって不幸なことにならないように避けるのもよし、である。