認知資源とセルフレギュレーション

認知資源の割り当てが、目標の有効性を左右する

認知資源を必要とするタスク

  • 注意を要するタスク、集中力が必要なタスク
  • 複雑なタスク(コンポーネント、コーディネーション、ダイナミックな複雑性を有するタスク)
  • 学習初期のタスク(まだスムーズにこなせないタスク、慣れないので注意して行わなければならない)
 

認知資源の軽減

  • 学習が進み、知識のみの段階から、定着、オートマチック化まで至ると、作業が自動的になされるようになるため、集中力や注意を過度に必要とすることがなくなる
  • 熟練化、頭の中で、パターンやカテゴリが多く発達するため、それを用いればよい
 

目標への到達に必要なセルフレギュレーション

  • 目標と現状を見比べながら、ギャップを認識し、それを小さくしていくように行動の修正を図ったり新たなスキルを身につけたりしていこうとするプロセス
  • 自己モニタリング、自己評価、自己リアクションというプロセスを含む
  • 以上のような過程を含む為、目標到達のためのセルフレギュレーションは多くの認知資源を必要とする
 

認知資源を要するタスクの目標設定

  • 多くの認知資源を必要とするタスクへの目標設定はしばしばネガティブな効果を生む
  • 目標到達に必要なセルフレギュレーションが、タスクを遂行するのに必要な認知資源を奪う
  • 目標設定過程によって、タスクに使うべき認知資源が減る
  • 認知資源が豊富な人でなければ、目標管理を用いない方がよい場合もある