マネージャーの信頼行動

行動の一貫性

  • 行動が一貫していれば、部下は上司の行動をある程度予測できる
  • 部下は、上司が予想に反した行動をすることは少ないだろうという視点から、上司を信頼するようになる
  • マネージャーの行動に一貫性がなければ、部下は上司を信頼できない

誠実な行動

  • 言動が一致している行動のことを指す
  • ウソをつかない、約束を守る、といった行動が、部下にとっては行動の予測性を高める
  • 上司の行動が予測できるから、信頼する。いっていることとやっていることが違えば、信頼できない

権限委譲

  • メンバーは自分が意思決定に参加できると満足度が増し、マネージャーへの信頼が高まる
  • 部下が自分の行動の自由度が高まると、物事の予測度合いが高まる(自分がある程度物事をコントロールできるようになるから)。したがって、上司の予想外の行動、自分を不利にする行動の可能性が少なくなることにより信頼が増す
  • 上司による部下への権限委譲は一種の報酬である。部下はその報酬(好意)に答えたくなる。その返報性の繰り返しが進めばお互いの信頼が増す

積極的コミュニケーション

  • コミュニケーションが増えれば、情報交換の正確性が増すため、お互いの行動の予測度が高まる
  • 同様に、お互いの意思決定の根拠がコミュニケートされることにより、何故ある種の行動がなされるのかが理解できるため、信頼が高まる
  • 上司が、オープンに部下とコミュニケーションをとれば、部下が上司の本音がわかるため、行動の予測度が増し、信頼につながる

部下への気遣い

  • 部下のニーズや思いを気遣う行動は、部下にとっての状況が好転する予測度を高めるため、信頼が増す
  • 部下にとって不利になるような行動を上司がしないという予測度が高まることにより信頼がます
文献

Whetener, EM, Brodt, SE, Korsgaard, MA & Werner JM (1998). Managers as initiators of trust: An exchange relationship framework for understanding managerial trustworthy behavior. Academy of Management Review, 23 (3), 513-530.