予備校講師型コンサルタント

他の方はどうかはどうかわからないが、私の周りの世代は「予備校世代」といってもいいかもしれない。大学受験のための予備校通いが真っ盛りで、駿台・河合・代々木の「SKY戦争」なんていわれていた。予備校講師の授業は活気があって面白く、それに馴染んできた受験生が、大学に入ると、授業があまりにもつまらないために、出席しなくなってしまうということがよくあった。

そのような予備校世代が、企業の要職に就きはじめたからなのかどうか知らないが、最近では予備校講師型の経営コンサルタントが散見されるような気がする。

どういうことかというと、アプローチが予備校講師みたいなのだ。「ズバリ的中!」みたいなことをいうのだ。私のやった問題がどこどこの入試で出ました!みたいな感じで。「私が過去に言ったことが今の世の中で起きています!」「私の主催するセミナーを受ければ間違いなく成功します」といった感じの触れ込みで集客し、セミナーでは「ハウツー」のようなことを教える。「これさえ押さえて置けばもう大丈夫」という感じで、入試の難問を解くための「秘密の公式」を教えるかのように。

そして、決まって煽る。今取組まないと本当に駄目になりますよ!これからでもまだまだ遅くはありませんよ!そんな感じで、クライアントを獲得していきながら商売をしているようだ。

しかし、教育における予備校の是非はともかくとして、優れた予備校講師が、受験生の心を巧みに捉えた顧客志向の戦略をとっていることはまあ確かだろう。こういった業を学んでコンサルティングの営業に生かすということは、ある意味では賢いやり方なのかもしれない。