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「制服廃止」を訴えて国連に叱られた日本の甘ったれ高校生

「君たちはとても幸せだ」


国連の児童の権利委員会に3人の日本の女子高生が出席した.感きわまって泣きだした高校生の言いたいことは「制服廃止」.何事が起きたかと驚いた国連の委員たちは,その言い分にもっと驚いた.ロシア委員には制服さえ買えない貧しい子供がいると皮肉られる始末.


 これも戦後教育の成果か,ようやく「NOと言える日本人」が育ち始めたらしい.
 《平成10年》5月27日,スイス・ジュネーブの国連会議場で開かれていた国連児童の権利委員会は,昼休みに入ったばかりだった.
 いきなり登場した日本の3人の女子高生が,用意したコメントを読み上げはじめた.
「私は,制服を着なかったために中学校に通えませんでした.今まで日本が行ってきた取り組みは,私を救えませんでした・・・・・・」
 最後に発言した北海道の私立高校1年生のAさん(15)は,そこまで話すと,感きわまったように泣きだしたのである.
「高校生たちの発言は,事前の会議予定には入っていなかったので,一瞬何が始まったのかとびっくりしました」(出席していた日本政府代表の一人)
 この日開かれていた委員会は,1989年に採択された国連児童の権利に関する条約が,批准各国にきちんと守られているか,チェックするためのものである.94年に批准した日本は,ちょうど今年が審査される順番にあたり,外務省や文部省をはじめ十数名の日本政府代表が10名の国連委員(実際に出席したのは7名)を前に,日本の児童の人権状況について報告を行うことになっていた.
 その公式会議の場に,いきなり女子高生たちが現れ,涙ながらに窮状を訴えたのだかた,国連委員たちの方もびっくりしたようだ.
 もともと女子高生たちは,
「昼休み中に,10分間だけ」
という約束で,議長から,いわば飛び入り参加的に発言を認められたのだが,彼女たちの様子があまりにただごとではないので,翌日にも30分間の時間が与えられることになった.国連には,政府関係者だけでなく,民間人の意見もできるだけ聞く,という原則があるためだ.
 前出のAさんは,今度は堂々と「制服NO!」の意見を述べた.
 彼女はかつて,熊本市内の公立中学校に通っていたが,「なぜ他の人と同じ格好をしなくてはならないのか,分からなかったため」,一人だけ私服登校を続けたところ,学校からさまざまな圧力を受け,やむなく制服のない北海道の学校に転校したという.
 その経験をもとに,Aさんは,訴えた.
「力のあるものの権力の横暴による人権侵害は,中学校の中で,当然のごとくまかり通っています.この制服の問題は,その一部分でしかありません.
 日本は表向きは,戦争もなく平和な国です.しかし,その平和な国が行っている教育は,権力を持つ者が無い者をおさえつける,とても傲慢なものなのです.私たちには,一刻も早い助けが必要です.」

注 《》は九九九が補足.本文の学校名,生徒名は実名で出ていたが,生徒の自由意志による発言ではない(裏で左翼市民団体が動いている)ため,ここではあえて伏せておいた.


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