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「制服廃止」を訴えて国連に叱られた日本の甘ったれ高校生

「君たちはとても幸せだ」


人身売買防止のための条約


 国連人権小委員会で,学習院大学教授(国際法)の,波多野里望氏も首を傾げる.
「そもそも児童の権利条約は,主として児童労働や,人身売買や児童売春で,生存権すらおびやかかされている発展途上国の子供たちを守るために制定されたものです.
 日本では一部に,この条約が,子供に大人と同じ権利を保障しているものであるかのようなとらえ方がありますが,それは誤解というより,曲解というべきでしょう.もちろん,学校が規律維持のために,制服着用を義務づけたり,髪型に一定の制限を加えたりすることを妨げるものではありません.
 仮に,行き過ぎた校則があったとしても,まず文部省や地域の教育委員会に訴えるべきで,外圧を頼みにいきなり国連の場に持ち出すようなやり方は,筋ちがいです」
 ちなみに,複雑な人種問題を抱えるアメリカは,児童の権利条約に未加盟だが,
「麻薬や暴力や不登校に対処するために,最近では制服導入の動きが強まった.その結果,生徒に誇りが生まれ,犯罪率も減少するようになったといいます」(波多野氏)
 ところで,北海道の私立高校のAさんはこんな発言もしている.
 「今日,日本ではナイフによる少年犯罪が立て続けに起こり,問題になっていますが,中学校でのナイフの所持検査は,中学校のプライバシーよりも優先されてしまいます」
 しかし,ナイフを隠し持つ生徒のプライバシーより,他の生徒や教師の生命を優先させるのが,そんなにおかしなことだろうか.彼女が頼みにする国連は,北朝鮮に対して,核査察という名の「持ち物検査」を行っているが,これも北朝鮮のプライバシーを侵害するから,いけないというのだろうか.


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