「学級崩壊」はお前のせいじゃないか「日教組」

 これこそ世紀の笑い話である.日教組の教研修会で「学級崩壊」が最大議題となり,その対策が真剣に話し合われたというのだ.戦後,教育現場を歪め,学級崩壊を招いたのは,あなたたち自身じゃないのか.


 さる平成11年1月21日から4日間,岡山で開かれた第48次教研修会は,久しぶりに“全国ニュース”となった.
 毎度,右翼による妨害行為ぐらいしかニュースにならない教研修会が,今年は切実な学級崩壊の実態が中心議題になったために,久しぶりにマスコミの注目を集めたのだ.
 たしかに全国から集まった日教組の先生方が報告する実態は凄まじかった.
 立ち歩き,喧嘩,ざわめきなどで授業ができないのは大人しい方.
「なんだよ,センコー」
「おっさん,うるせえな」
 教師を教師とも思わない生徒たちの奇声が教室に飛び交ったり,反抗する生徒が授業をボイコットしたり,まさに驚くべき学級崩壊の実態が報告された.ために,ノイローゼになる先生やら,転勤を希望する先生がアトを絶たないやら,とにかくわが日本の教育現場は何とも悲惨な現状になっているのだそうだ.
 だがこれ,必然的帰結ではなかったか.
 戦後,自らを“労働者”と位置づけて生徒と対等の関係に下(お)り,「反権力」「自由」「人権」ばかりを教え,それに伴う「義務」「責任」をないがしろにし,人間社会のルールや規律を教えるはずの教育現場をズタズタにしてきたのは,まさに日教組そのものではなかったのか.
「日教組はいったい何を言っているのか,と怒りさえ感じますね」
 というのは,自らも30年にわたって教壇に立った教育評論家の岡田春生氏だ.
 「日教組は生徒と教師を平等にするため,一段高い教壇をはずして一緒に勉強しよう,と盛んに奨励しました.日本には昔から親と教師は尊敬するもの,という考え方があったのに,日教組が目指したのはそれを壊すことだったんです.そして労働者としての権利を主張し,給料だけを受け取り,生徒には偏った思想を教え続けた.私から見れば,彼らは柱を食い荒らす白アリのような存在で,その結果が学級崩壊なのです.そんな教師に教育された生徒が今,親になっているのだから問題が出るのは当然のことです」


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