自ら“戦場”を・・・・


 36年間,中学教師を務め,文京区立第六中学校長でもあった野田和之氏(69)もいう.
「私も親の問題だと思っています.そもそも学級崩壊を起す子供たちは学校がどういう所か,親から教わっていない.我慢することを親から教えられず,家にいるのと同じ感覚で学校にやって来て,教師に対して“お前”“バカ”などと平気で言う.そんな善悪さえ教えられていないんです.親は子供を仲の良い友達か猫可愛がりのペットのように扱い,子供の自由を尊重するのがいいことだと本気で思っている.しかし,そう思い込んでしまったのはある意味では当然です.それこそ,まさに日教組が教えてきた戦後教育の“成果”なんですから」
『なぜキレる 子どもたちの心のナイフ』の著書もある宮川俊彦・国語作文教育研究所所長はこう語る.
「確かに日教組は自らの責任を自己総括しなければならないと思います.戦後教育が権利意識だけで頭のない親を作り,その子供がまた権利意識だけを教えられるという悪循環をどこかで断ち切らなければなりません.しかし,日教組は教育の荒廃を自分たちの責任とは認めず,いまだに文部省や社会に責任転嫁し続けています.日教組はかつて,“教え子を戦場に送るな”といいました.しかし,いま戦場になっているのは学校なのです.教え子を戦場に送るなと言った連中が自ら戦場を作ってしまったのですから,これ以上の皮肉はありませんよ」
 まさに“世紀の笑い話”である.


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