国旗国歌、一部で不適切掲揚


文科省、実態把握へ

 文部科学省は31日、今春の公立小中高校の卒業式、入学式の国旗掲揚と国歌斉唱の実施率について調査結果をまとめた。実施率は国旗国歌ともに99−100%と完全達成に近い結果だが、一部の学校現場では校長室や式場とは別の場所に掲揚するなど不適切なケースもあり、広島県では処分も相次いだ。同省では「国旗国歌が全く無視されてきた時期に比べると理解は得られつつある」としながらも「学校現場の不適切な掲揚例も見極める必要がある」として今後は調査方法を見直し、現場の実態にまで踏み込んで行う方針だ。

 今春の卒業、入学式のうち、国旗掲揚の実施率をみると小中学校が99.9%で高校は100%だった。完全実施が達成できなかったのは表のように、卒業式では北海道と兵庫県、奈良県、入学式ではこの三道県に神奈川県、高知県を加えた計五道県が未達成だった。

 残る都道府県と十二政令都市は100%となったが、一部の学校では式場に国旗を掲揚せず、校長室や式場入り口の一角に掲揚したり、式典前に会場に国旗をいったん掲揚したものの、式典直前になると片づけてしまう例もあり、「不適切な掲揚でも実施したものと見なされているのが実情」文科省という。

 一方、国歌斉唱は小中高校ともに99%台だった。兵庫県では高校が97.9%だったが、中学校が83.8%、小学校は83.9%にとどまり=いずれも卒業式、全国最低の実施率となった。小中高校ともに完全実施が達成できなかったのは北海道と京都府で、大阪府、奈良県、高知県、大阪市は小中学で未達成。神戸市と川崎市も小学校で完全実施には至らなかった。

 広島県では県内の中学校5校と県立高校など19校で、式場の国歌斉唱時に起立しなかった教職員が相次ぎ26人が戒告、16が文書訓告処分を受けた。

 同省では「法の制定で国旗国歌に対する理解は徐々に進んでおり、依然として実施しない学校は特定の学校に絞られつつある」としながらも、実施率の低い自治体が今も残ることから近く通知を出し、指導に努める方針だ。

【完全実施に至らなかった都道府県・政令市の状況】

▽卒業式

     小学校   中学校   高 校

    国旗 国歌 国旗 国歌 国旗 国歌

北海道 99.4 97.7 99.1 97.5 100  99.2

京都府 100  98.1 100  96  100  95.8

大阪府 100  99.7 100  99.4 100  100

兵庫県 99.8 83.9 99.6 83.8 100  97.9

奈良県 99.6 93.5 100  92.6 100  100

高知県 100  98.9 100  99.2 100  100

大阪市 100  98  100  93.8 100  100

神戸市 100  99.4 100  100  100  100

国平均 99.9 99.3 99.9 99.2 100  99.8

▽入学式

     小学校   中学校   高 校

    国旗 国歌 国旗 国歌 国旗 国歌

北海道 99.4 97.5 99.2 97.9 100  99.6

神奈川県99.8 100  100  100  100  100

京都府 100  98.1 100  96  100  95.8

大阪府 100  99.7 100  99.4 100  100

兵庫県 99.8 83  100  84.5 100  98

奈良県 99.6 93.2 100  92.6 100  100

高知県 100  99.6 99.2 98.4 100  100

川崎市 100  99.1 100  100  100  100

大阪市 100  99.3 100  100  100  100

神戸市 100  99.4 100  100  100  100

国平均 99.9 99.2 99.9 99.3 100  99.8

九九九より:関連記事はこちら.兵庫県の実施率の低さ=日教組がはびこっている=凶悪犯罪が多いというのは,考えすぎでしょうか.


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