鑑定人の選び方

最近はネット上でも私以外に交通事故鑑定関係のページを見かける様になりました。

私自身も鑑定をするなかで既存の鑑定書を鑑定する仕事や、自分の鑑定を他の鑑定人が反論したりする機会が度々あり他の鑑定人の仕事を見てきました。

その中で気が付いた鑑定人の傾向を鑑定人を選ぶ際の参考にして下さい。

要注意人物

ニュースなどで見た方がいると思いますが、交通事故被害者に交通事故鑑定をすると近付き数百万単位の金をだまし取った者がいました。

まともな鑑定人であれば事前に費用を明示します。100万単位の金を何度も請求する事はありません。

特殊な調査を要する場合は依頼者に相談して費用の明細を提示します。

やたらとうまいことを言う人物には注意した方が良いことは世間の常識なのですが、事故の被害で悩む気持ちに付け入られたらたまりません。


保険会社専属の鑑定人

保険会社と契約している鑑定人や保険会社の調査員

個人で鑑定を依頼する事は無いと思いますが、裁判になった時など相手の保険会社から鑑定書や調査報告書が出てくる事があります。

基本的には保険会社の所属なので自社に不利な結果は絶対出しません。

会社の為にはそこまでやるか!と言った強引な事をして墓穴を掘った鑑定書を出して来る場合もあるのですが、他の専門家も見る事があるということを忘れずにいて欲しいと思います。


科捜研(警察の科学捜査研究所)などのOBの鑑定人

警察の鑑識や科捜研を定年退職して鑑定人として仕事をされている方がいます。

これらの全ての方がそうだとは思いたくないのですが、警察OBの方は警察の資料(実況見分調書など)を疑う事をしない傾向があります。

調書に「加害者の供述を記入したものである」と書いてあるにも関わらず調書に書かれているから全て正しいとまで言い切る鑑定人がいたのには唖然としてしまいました。

色々事情はあると思いますが既に退職されているのですから別に警察に遠慮しなくても良いと思うんですけどね。

事故の被害者で警察の実況見分調書の内容に不審を持って鑑定を依頼される方がいますが、そうい場合は警察OBの方は止めた方が良いと思います。

ちなみに現職の科捜研の方の鑑定書を見る機会もありましたが、これも何故か地方の警察署の捜査結果を追認するものばかりでした。(問題が有るから争いになって自分に廻ってくるのでしょうけど)

地方の警察が何故か首を傾げる様な捜査結果を出して被害者が苦しんでいる場合があるのですが、そんな場合でもウルトラC的に妙な論理を使って追認する結果を出してきます。

組織として同じ警察のした事の軌道修正が出来ないなら存在意義が無いと思うんですけど、どうなんでしょうか?


殆どの鑑定人は鑑定書を出す以上どこに出しても恥ずかしくない鑑定をやっていると信じています。

私自身の鑑定書が他の鑑定人に笑われる事が無いよう自戒を込めてこんなページを作りました。

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