
9月14日:世界中でダム開発が終えんの時を迎えている
目次
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会場の様子
写真は順不同です
今回の国際ダムサミット(9月14, 15の両日)の基調をなす講演。以下は配布された資料より転載。
講演の内容もこれに沿ったものであった。
- ダム建設は持続可能な水資源開発にとって代わられる
- 変化したアメリカの水資源政策
- 増加した水需要
- 減少した政府の出資金
- 重要性を増す環境
- 政策決定への市民参加
- アメリカの世論はなぜ変化したのか?
- アメリカ人が支持しているのは、コストが低く、環境に配慮され、開かれ
たプロセスを通じて作られた問題解決の方法である
- アメリカの水資源政策が変化したその理由は
- かつて、ダム開発から利益を得る者たちは政治的影響力を利用してダムのコストを
納税者に押しつけていた。
- かつて、アメリカの水計画は一部の者の要求にのみ応じ、批判者を無視し
ていた。
- アメリカ人は大型ダムが環境に与える影響をよりはっきりと理解するよう
になった。
- アメリカでは過去の負の遺産の影響を是正するために何十億ドルもの大金
を費やしている。
- アメリカは水資源問題の解決のために、ダムに代わる構造物によらない手
段をとり始めている。それはダムよりもコストが低く、環境への影響も少ない。
- 変化する政府機関
- アメリカの政府機関の規模や予算の縮小はダムの「ダムの時代が終った」
ことの現れである。
- アメリカの水政策の変化は一過性のものではない
- 将来の水問題
- 将来の水に関する議論はダムを作るか否ではなく、増大する人口に見合っ
た水が手にはいるか否かである。
- 経済的先進国における水政策
- ダム建設は、もはや実現不可能
- 急速に上昇する水問題解決のコスト
- 供給の制限となる健康・安全上の要求
- 第三世界における水問題
- 水不足に悩む 10 億の人々
- 世界銀行によれば、現在のダムによる水政策は大失敗でなんの解決にもなっ
ていない
- 人口の増大と都市化のつきつける難題
- 「水倫理」に向けて
- 我々と、我々を取り囲む世界の生存に「水が果たす役割」を理解する必要
ある。
- 「ソフトな解決」への移行
- 小規模事業、水資源保護、リサイクル、水の利用効率の改善、現実的
な水の価格設定、構造物(ダム・堰・堤防)による解決方法を推進する。
- 情報化時代の新技術を水問題の解決に応用する。
- Nagara Challenge −長良川の挑戦
- 過去の問題でなく、今日の問題を解決すること
- データと情報の入手が自由にできるようにすること
- 複雑な問題は独創的な手段をもって解決すること
- 水利用者すべての利害を調整すること
- 環境に配慮した解決手段を進めること
- 過去の環境破壊を是正すること
- 水管理の方法を改革すること
- 構造物によらない解決方法を重視すること
- 水資源の保護と水の利用効率の改善を促進すること
- リサイクルを促進すること
- 水−この不思議なるもの
- 「水は H 2O すなわち二つの水素原子と一つの酸素原子から
成るが、また、それを水たらしめている第三の何かが存在する。そして、それ
はなにか誰も知らない。」D.H.ロレンス
スライドを使ったアメリカのダムや河川改修の弊害の実態と、新しい洪
水コントロール法に関する報告
- 「科学(技術)は無謬である」これはかつての神話である
- 近代的なダムや河川改修は洪水の危険を小さくするどころかむしろ大きく
してしまった。
- 狭い水路に集中して早く水を流すようにしてしまったために、洪水時はか
えって大きな被害がでるようになってしまった。
- 洪水が起きることを仮定し、流域全体を考え、総体的なコストが小さくなるような洪水コントロールが必要になっている。
世界各地のダム建設の動向
- ダム建設による河川開発は全世界的に終息に向かっている。
- 中国の三峡ダムはいろいろな面で世界最大規模のダムとなるが、その弊害
も世界最大である。
- 三峡ダムに関する情報は公開されず、反対意見は国家権力によって封殺さ
れ報道できない状況になっている。
- ダムには土砂がどんどん溜っていきいずれ使いものにならなくなるのは目
に見えている。
- しかし、建設省は堆砂率(貯水容量中土砂で埋まっている率)を発表しない。
- また、土砂を排出するめどは全然たっていない。
- いずれ使えなくなるダムを建設するのは全く無駄である。
- 世界のハイドロマフィアたち(ダム建設などをする土建業者たち)は海外にシフト
している。
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